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請求機能とロールについて学ぶ

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 請求書発行、支払、報告を支える請求機能について説明する。
  • 請求業務の管理と維持に関与する主なロールを特定する。

高度な機能

Agentforce Revenue Management の Billing は複雑に見えるかもしれませんが、その舞台裏では、いくつかの基本機能が基盤となっています。そのような機能によって、請求書がいつどのように生成され、税金と支払がどのように適用され、金融レコードが報告のためにどのように追跡されるかが制御されます。この単元では、これらの機能について学習し、それが請求書発行、支払、報告とどのように直接つながっているかを見ていきましょう。

請求書発行条件

請求書発行条件では、商品の請求書がいつどのように発行されるかのルールを定義します。カタログ内の各商品には請求ポリシーがあり、このポリシーで請求の対象となるか除外されるかを決定します。請求の対象となる場合は、前払いか後払いかを指定し、請求書発行中に請求内容をどのように処理するかを指示します。

請求処理では、毎月請求するかプロジェクトのマイルストーンに基づいて請求するかなど、全体的な請求スケジュールの概要を指定します。請求処理には 1 つ以上の請求処理品目が含まれており、これによって各請求イベントの具体的なタイミングと金額を設定します。デフォルトでは、請求は取引金額の 100% に設定されています。マイルストーンベースの請求の場合、請求処理品目は個別に定義され、請求イベントがいつ発生するかを決定する特定のマイルストーンにリンクされます。

たとえば、トレーニングサービスに 2 つの処理品目を設定して、前払いで 50% を請求し、実施後に 50% を請求することができます。

請求ポリシー、請求処理、請求処理品目を組み合わせることで、各商品の請求方法を柔軟に制御でき、ビジネスモデルやお客様との契約に沿って請求書発行を実行できます。

課税ポリシー

税金処理では外部の税金エンジンと連携して、リアルタイムでお客様の場所や税務管轄に基づいて税率を取得したり、ロジックを適用したりできます。この構造によって、企業はさまざまな地域や商品種別に対して税金処理をカスタマイズできます。

課税ポリシーは税金処理と連携して、請求書の税金がどのように計算されるかを決定します。ある商品が 1 つの地域では 18% 課税され、別の地域では免税になるといったことがあります。注文商品に課税ポリシーを割り当てると、後続の請求スケジュールにもそのポリシーが引き継がれます。各課税ポリシーには 1 つ以上の税金処理が必要です。税金処理では、固定税率を適用するか外部税金エンジンから税率を取得するかなど、具体的なルールを指定します。

適切な課税ポリシーを各注文に割り当てることで、企業はこのようなバリエーションを自動的に処理できます。この方法により、正確で場所に対応した税金計算がサポートされ、手動での調整に頼ることなく地域の税規制へのコンプライアンスを確保できます。

請求プロファイル

請求プロファイルには住所、請求先取引先責任者、支払条件などのお客様固有の設定が保存されます。この詳細は請求書が生成されるときに自動的に取得されます。

たとえば、請求書をシンガポール本社にいる特定の取引先責任者に送付することを希望するお客様の場合、この希望に関する情報を請求プロファイルに保存すれば、すべての請求書に正しい詳細が反映されます。

請求書のプレビュー

請求書のプレビューを使用することで、チームは請求書を確定する前に今後の請求内容を確認できます。これにより、請求エラーを避けることができ、財務チームが金額、割引、日付を確認できます。

たとえば、年次更新の請求書を送信する前に、10% のロイヤルティ割引を適用する場合などがあります。詳細は「請求書のプレビュー」を参照してください。

請求スケジュールと請求スケジュールグループ

請求スケジュールでは商品が時間の経過に伴ってどのように請求されるかを定義します。請求スケジュールグループは 1 つの注文商品について複数のスケジュールを管理しやすいように組み合わせたものです。毎月のサービス料金と年間のサポート料金が含まれるサブスクリプション商品の場合、それぞれに個別の請求スケジュールを使用し、それをまとめてグループにすることで、追跡と請求書発行を簡略化できます。

請求を一時停止して再開する

支払の問題やお客様からの要求による保留が発生した場合に、取引先レベルまたは取引レベルで請求を一時的に停止できます。再開すると、中断したところから請求が開始されます。

そのため、お客様がサブスクリプションを 2 か月停止した場合、その間は請求が一時停止され、再開時には自動的に請求スケジュールが調整されます。

Payment Terms (支払い条件)

支払条件によって、請求書の期日が設定されます。これによってチームは回収の管理やキャッシュフローの予測をより正確に行うことができます。

たとえば、お客様に 60 日間の支払期間を設定するとします。その条件を設定することで、手動で更新しなくても各請求書に正しい期日が反映されます。

法人

法人は、納税登録の詳細、通貨、報告要件を定義するビジネスユニットまたは事業管轄を表します。これによって税金を適用するための規制コンテキストが明確になり、地域のルールへのコンプライアンスを確保できます。法人と課税ポリシーを組み合わせることで、どのルールが適用され、どのように報告するかが決まります。

たとえば、米国と英国の両方で事業を行っている会社は各地域に異なる法人を定義することで、現地の税金を正しく適用でき、各取引の財務報告を処理できます。

財務会計

Agentforce Revenue Management には会計機能が含まれており、一般的に公正妥当と認められた会計原則 (GAAP) や国際財務報告基準 (IFRS) によって定められた基準を満たすように記帳を行うことができます。この機能によって請求データが整理されるため、売掛金のレビュー、報告、照合が行いやすくなります。売掛金補助台帳への記録は、財務会計機能を使用している場合のみサポートされます。財務会計に関する用語には次のようなものがあります。

  • 会計期間とは、会社が財務活動を記録し、報告する対象として定義された期間 (1 か月、1 四半期、1 年など) のことです。これは収益と経費を記録する期間を定める重要な会計概念です。
  • 勘定科目表 (COA) は、組織が使用するすべての金融勘定の体系的なリストです。金融取引を分類して追跡するための包括的なディレクトリとして機能します。ファイリングシステムのように、各取引には、収益、税金、割引など、種別によってラベルが付けられ、財務レポートが解釈しやすいものになります。
  • 取引記録にはすべての請求エントリが複式簿記を使用して記録されるため、財務イベントの両面 (獲得した収益と受け取った現金など) が表示されます。

Salesforce の高度な通貨管理を使用すれば、請求取引において、取引通貨と共にマスター通貨での相当額を確認できます。たとえば、ある企業の本社が米国にあり、法人がドイツにあるとします。ドイツにいるお客様に EUR で €10,000 の請求書を作成すると、システムではこの取引が EUR で記録され、2 月の会計期間の取引記録に EUR で取引記録エントリが作成されます。

それと同時に、マスター通貨での相当額が USD でレコードに記録されます。この金額は、後で為替損益額 (この換算レートと USD での金額を使用した、請求書決済中の実現金額と、会計期末の未実現金額) を計算するために使用されます。

チームの概要

請求業務を円滑に行うには、担当者がシステムの適切な部分にアクセスする必要があります。各ロールは、請求データと判断の設定、管理、実行の異なる部分を担当します。このようなロールは Agentforce Revenue Management の事前作成済み権限セットによってサポートされます。権限セットはコピーしてニーズに合わせてカスタマイズできます。

誰が何を行うかを確認し、各自の作業が Agentforce Revenue Management の Billing のビルディングブロックにどのように関連しているかを見ていきましょう。

主要な役割

責務

Billing Admin (請求管理者)

新しい商品やサービスの請求ポリシー、法人、スケジュールロジックを設定します。請求管理者は請求設定のアーキテクトだと考えることができます。

請求スペシャリスト

請求書発行をスケジュールし、請求書発行業務を監督して、適切なタイミングで正確な請求が行われるようにします。

請求カスタマーサービス担当者

請求と支払に関するお客様からの問い合わせに対応します。問題をすばやくプロフェッショナルに解決することで、お客様との良好な関係を保ちます。

Credit Memo Operations User (クレジットメモ業務担当ユーザー)

キャンセルまたは修正された請求書のクレジットを発行します。これにより、請求レコードが更新され、取引記録の入力がトリガーされます。

Tax Admin (税金管理者)

地域、商品、法人ごとの課税ポリシーと税金処理を設定します。

売掛金勘定管理者

会計期間、取引記録エントリ、財務報告を管理します。

請求回収スペシャリスト

延滞請求書を管理し、改修計画を開始し、未払い金を回収するためのフォローアップ活動を追跡します。

支払管理者

安全で柔軟な支払処理をサポートするために、新しい支払方法やゲートウェイを追加して設定します。

支払業務担当ユーザー

請求書に支払を適用し、返金を管理し、支払調整を処理して、正確な支払レコードを維持します。

次の単元

これで、主要な関係者とビルディングブロックを特定したため、請求ライフサイクル全体ですべてがどのようにつながっているかを学習する準備ができました。

次の単元では、マイルストーンシナリオへの対応、請求書の送信、請求書発行後のライフサイクルの管理、パフォーマンスの追跡の方法について学習します。

リソース

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