Winter '24 の認定 B2C ソリューションアーキテクト資格を更新する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

代理注文のチェックアウト中に在庫予約を作成する。
Data Cloud の項目をコピーして、取引先責任者やリードを強化する。
Salesforce でプライバシーセンターポリシーを作成する。
ヘッドレス ID の新機能や改善された機能を活用する。
Distributed Marketing レポートで送信アクティビティをトラッキングする。

Salesforce 認定資格

認定 B2C ソリューションアーキテクト資格を保有している場合、その認定資格を維持するためには期日までにこのモジュールを修了する必要があります。この認定資格取得には他にも必須モジュールがある場合があります。こちらの表で必須要件をチェックして、認定資格の維持に必要な条件を満たしていることを確認してください。

資格を維持するためのもう 1 つ重要な点は、Trailhead アカウントと Webassessor アカウントをリンクさせておくことです。

この資格の取得を検討している方は、Salesforce 認定 B2C ソリューションアーキテクト資格を参照してください。

このバッジは誰でも取得できますが、このモジュールは認定 B2C ソリューションアーキテクトの有資格者を対象としています。

認定資格の機密を守る

Salesforce は、質の高い認定試験と価値ある資格を提供することを最優先事項としています。業界随一と広く認められている認定資格制度を維持するためには、試験のセキュリティを確保し、その機密を保持することが不可欠です。

Salesforce 認定資格プログラムに参加する場合は、Salesforce Credential and Certification Program Agreement (Salesforce 認定資格プログラム規約) に同意いただく必要があります。詳細は、Salesforce ヘルプ記事「Salesforce 認定資格プログラム同意書および行動規範」に記載の Salesforce 認定資格試験の受験ポリシーを確認してください。

この 1 年間に多数の機能が強化されています。ここでは、特に重要なものについて説明します。

代理注文のチェックアウト中に在庫予約を作成する

代理注文 (OOBO) のチェックアウトプロセス中に予約を作成して、在庫切れエラーを軽減します。この更新は、Order Management ライセンスが必要な OOBO と、Order Management ライセンスが不要な注文エントリの両方に適用されます。予約を有効にするには、Web ストア在庫ソースを設定します。

対象: この変更は、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Developer Edition の Lightning Experience に適用されます。Developer Edition については、接続済みコマースを有効にし、Web ストア在庫ソースを適切に設定する必要があります。D2C Commerce の OOBO には OMS Growth ライセンスが必要です。注文エントリには接続済みコマースバンドルが必要です。

顧客の代理で注文を実行するときに予約を使用するには、Web ストア在庫ソースを追加します。注文エントリと Order Management の OOBO のどちらであっても、予約を使用するには Web ストア在庫ソースが必要です。

アプリケーションランチャーで、[Web Store Inventory Sources (Web ストア在庫ソース)] を見つけて選択します。
[New (新規)] をクリックします。
ロケーションまたはロケーショングループを選択します。
Web ストアを選択します。
予約の保持期間を設定します。
キャッシュの保持期間を設定するには、在庫キャッシュ TTL を入力します。
在庫ディメンションを選択します。
変更内容を保存します。

Data Cloud の項目をコピーして取引先責任者やリードを拡充する

Data Cloud の DMO (データモデルオブジェクト) または CIO (計算済みインサイトオブジェクト) 項目のデータを、取引先責任者やリードの標準またはカスタム項目にコピーします。顧客生涯価値などのインサイトや、Data Cloud によって他の組織やシステムから集計または取得されたデータを使用して、取引先責任者やリードを拡充できます。

対象: この変更は、Enterprise Edition および Unlimited Edition の Lightning Experience に適用されます。

対象ユーザー:「すべて表示」(強化) と「すべて変更」(強化) 権限を持ち、Salesforce システム管理者を兼務する Data Cloud 管理者または Data Cloud for Marketing 管理者

方法: 取引先責任者またはリードのオブジェクト管理設定で、[Data Cloud Copy Fields (Data Cloud コピー項目)] を選択します。

コアでプライバシーセンターポリシーを作成する

新しいプライバシーセンターアプリケーションで直接、データ管理ポリシーと忘れられる権利ポリシーを作成します。管理パッケージ (従来のプライバシーセンター) のポリシーが改善され、Salesforce に移されました。

対象: この変更は、Enterprise Edition、Performance Edition、および Unlimited Edition の Lightning Experience と Salesforce Classic に適用されます。

対象ユーザー: この変更は、プライバシーセンターアドオンサブスクリプションを持つユーザーが使用できます。保持ストレージが不要な場合、または Heroku を使用しない場合は、プライバシーセンターアプリケーションを使用します。それ以外の場合は、すでに使用している従来のプライバシーセンター管理パッケージをそのまま使用します。

方法: アプリケーションランチャーで、[Privacy Policies (プライバシーポリシー)] を見つけて選択します。[Privacy Policies (プライバシーポリシー)] ページで、[New (新規)] をクリックします。

作成するポリシーの種別を選択し、プロンプトに従ってデータ管理ポリシーまたは忘れられる権利ポリシーを作成します。データ管理ポリシーの機能強化には、クロスオブジェクトクエリ、マスクと削除機能、ファイルや添付ファイルの処理が含まれます。

プライバシーセンターで使用可能なポリシーの種別

ヘッドレス ID の新機能や改善された機能を活用する

ヘッドレス ID の実装の仕上げに、ゲストユーザー向けの新しいパスワードなしのログインフローを作成します。すべてのヘッドレス ID フローに reCAPTCHA Enterprise を使用するオプションを設定して、セキュリティを強化します。ヘッドレス登録ハンドラー用の Apex クラステンプレートを生成して、設定プロセスを簡素化します。更に、ヘッドレス登録用の新しいメールテンプレートを使用して、ブランド設定を微調整します。

ヘッドレス ID API は Experience Cloud によって公開されるため、ユーザーが直接 Experience Cloud サイトを操作しない場合でも、そのサイトを使用してオフプラットフォームアプリケーションに接続します。

対象: この変更は、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Developer Edition の Lightning Experience および Salesforce Classic でアクセスする LWR サイト、Aura サイト、Visualforce サイトに適用されます。

Distributed Marketing レポートで送信アクティビティをトラッキングする

トラッキングを Distributed Marketing の全種の送信フローに拡張すると、アクティビティを可視化して、連絡先やリードに対するすべてのコミュニケーション履歴をレポートで簡単に確認できます。トラッキングはストレージの消費制限に加算されるため、古い追跡オブジェクトは不要になった時点で削除します。

管理者は Distributed Marketing 送信のトラッキングを有効にして、Distributed Marketing でどのアクティビティが最も頻繁に使用されているかを確認できます。

Distributed Marketing オブジェクトログ

ヘルプをお探しですか?

もっと探す