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Spring '26 で認定 B2C Commerce デベロッパー資格を更新する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Data 360 への B2C Commerce データ取り込みによって、ほぼリアルタイムのセグメンテーションとパーソナライズされたストアフロントエクスペリエンスが可能になることを説明する。
  • ガイド付きショッピングエージェントテンプレートの機能と設定について説明し、ガイド付き質問によって商品ディスカバリーが向上するしくみについて説明する。
  • 店舗ショッピング機能によって B2C Commerce で店舗に対応した商品ディスカバリーが可能になることを説明する。
  • アウトバウンド接続許可リストによってセキュリティコンプライアンスが適用されるしくみを説明する。
  • B2C Commerce のハイブリッド認証によって、サードパーティ IdP が統合され、二重ログインが排除され、更新トークン TTL の上書きを使用してセッションの永続性が管理されることを説明する。

認定資格を最新の状態に維持する

Salesforce 認定資格は、最新の状態に維持することで最大限の価値が発揮されます。B2C Commerce デベロッパー資格を最新の状態に維持するために、このモジュールを期限までに修了してください。

認定資格にご興味がございましたら、 B2C Commerce デベロッパー資格を参照してください。

Note

このバッジは誰でも取得できますが、このモジュールは認定 B2C Commerce デベロッパーの有資格者を対象としています。

Salesforce 認定資格プログラムに参加する場合は、「Salesforce 認定資格プログラム同意書」に同意いただく必要があります。先に進む前に、同意書の受験ポリシーと、「Salesforce 認定資格プログラム同意書および行動規範」記事を確認してください。

認定 B2C Commerce デベロッパー資格の概要

B2C Commerce デベロッパーは次のことを実行する方法を知っています。

  • Salesforce Data 360 を使用して買い物客、商品、エンゲージメントデータを統合し、リアルタイムでのインサイトやパーソナライズに活用する。
  • ほぼリアルタイムのセグメンテーションと AI によるガイド付きディスカバリーを使用して、買い物客の行動に適応する反応型ストアフロントエクスペリエンスを作成する。
  • カスタムインテグレーションではなくネイティブプラットフォーム機能を使用してコマースアーキテクチャを簡略化する。
  • ハイブリッドで構成可能なストアフロントで認証、セッション、インテグレーションを保護し、最新化する。

このバッジでは、認定資格を最新の状態に維持し、各自のスキルを高めるために知っておくべき Spring '26 の主な更新内容を取り上げます。

Note

2025 年 10 月 14 日付で、Data Cloud は Data 360 に名称が変更されました。移行期間中は、アプリケーションやドキュメント内で Data Cloud という名称が引き続き使用される場合があります。名称は新しくなりましたが、機能や内容に変更はありません。

コマースデータを Data 360 に取り込んでリアルタイムのパーソナライズに活用する

B2C Commerce には 3 つの主要なデータ種別を取り込むネイティブの Data 360 コネクタが含まれています。

  • 買い物客プロファイル
  • 商品属性
  • エンゲージメントイベント

結果として、各顧客の統合ビューが作成され、継続的に更新されます。

登録された買い物客プロファイル (名前、メール、買い物客 ID など) はスケジュールに従って自動的にエクスポートされて取り込まれ、信頼できる統合顧客レコードが確立されます。商品データの取り込みには標準項目とカスタム属性 (サステナビリティ評価や素材種別など) が含まれるようになり、より充実したマーチャンダイジングインサイトとより正確なセグメンテーションが可能になりました。同時に、大規模エンゲージメントイベント (商品表示、カートへの追加アクション、チェックアウト活動など) がほぼリアルタイムに Data 360 にストリーミングされ、買い物客のインテントを発生直後に取得できます。

このデータは取り込まれた後に Data 360 のデータモデルにハーモナイズされ、ID 解決によってプロファイル、行動、商品インタラクションが関連付けられます。この統合データセットは、買い物客の最新の活動を反映した動的なセグメンテーションに活用されます。

B2C Commerce ストアフロントはほぼリアルタイムでこれらのセグメントを照会でき、一括処理による遅延を排除できます。その結果、エクスペリエンスを即座に適応させることができます。プロモーションの更新、コンテンツのパーソナライズ、セッション内の行動に基づくオファーのトリガーなどが行われ、ストアフロント全体にわたってタイムリーで関連性の高いインタラクションを実現できます。

ガイド付きショッピングエージェントテンプレートを使用して商品ディスカバリーを向上させる

B2C Commerce 向けのガイド付きショッピングエージェントテンプレートは Agentforce で使用可能で、設定優先の方法によって AI を活用した会話型ショッピングエクスペリエンスを提供できます。商品検索、FAQ、カート操作などの標準機能に加えて、商品カルーセル、商品詳細、マルチ言語サポートなどの充実した UI 要素が含まれています。これらの事前作成済みコマース対応アクションを使用することで、カスタム開発の必要性を大幅に軽減し、必要に応じて機能を拡張するための迅速な実装と明確なパスが実現します。

B2C Commerce 向けエージェントテンプレートによって、テンプレートからエージェントを作成したり、生成 AI によってエージェントを作成したりすることが可能。

開発者は Agentforce スタジオでガイド付きショッピングテンプレートを使用してエージェントを設定し、それを SLAS 認証で保護された買い物客 API (SCAPI/OCAPI) を介して B2C Commerce に接続します。エージェントは拡張チャットを通じて買い物客とやり取りし、ストアフロントまたはモバイルアプリケーションでリアルタイムの会話がサポートされます。設定では、Agentforce と Einstein 生成 AI を有効化し、SLAS ログイン情報を設定し、コンテキスト変数を定義し、ストアフロント固有の手順 (PWA キット用管理ランタイムや SFRA 用のカートリッジインストールなど) を実行します。サポートされるアクションはストアフロントによって異なり、構成可能なストアフロントではカートと注文のインタラクションなどの拡張機能が提供されます。

このテンプレートの主要機能の 1 つがガイド付き質問です。これによって商品ディスカバリーを積極的に向上させることができます。買い物客のクエリが広範またはあいまいであった場合、エージェントは関連する商品カテゴリを特定し、サイズ、色、用途などの商品属性に基づいて対象を絞り込んだフォローアップの質問をします。買い物客が応答すると、エージェントは複数ターンにわたって会話のコンテキストを構築し、クエリを実行する前に検索結果を絞り込みます。このアプローチは店舗での店員を模したもので、選択肢を絞り込むことができ、関連性や買い物客からの信頼が高まります。

ガイド付き質問には適切に構造化された商品データが必要です。ガイド付き質問は Agentforce スタジオで商品検索アシスタントトピックを設定することで有効になります。これらの機能を合わせることで、開発者は最小限のカスタム作業で、より正確でパーソナライズされた会話型の商品ディスカバリーエクスペリエンスを提供できます。

B2C ストアの商品ディスカバリーを強化する

B2C Commerce では店舗に対応した商品ディスカバリーのサポートが正式リリースされ、正式に買い物客はオンライン検索やカテゴリの結果内で直接、店舗の商品在庫を確認できるようになりました。この機能を使用すると、買い物客は希望の店舗を選択し、その場所での商品在庫を確認できるため、ショッピングエクスペリエンスの早い段階でオンライン購入・店舗受け取り (BOPIS) や類似するオムニチャネルジャーニーがサポートされます。

この機能は店舗ショッピング機能上に構築されており、幅広い使用に向けて本番対応になりました。

従来、B2C Commerce のオムニチャネルロジックはチェックアウト時に最もわかりやすく、買い物客は店舗への配送や店舗での受け取りなどの履行オプションを選択していました。このリリースでは、オムニチャネルが上流のディスカバリーに移行しました。開発者にとってこの移行は次のような意味を持ちます。

  • 店舗の在庫が履行だけではなく検索と閲覧にも影響するようになります。
  • BOPIS が最終ステップでの判断ではなくディスカバリーエクスペリエンスになります。
  • この正式リリース機能は標準であり、店舗対応の検索ロジックの方法としてサポートされています。

パイロットや回避策ではなくなり、オムニチャネルディスカバリーのための推奨される手法です。

店舗ショッピングを有効にすると、買い物客が選択した場所に関連付けられた店舗在庫リストを使用して検索とカテゴリの結果が絞り込まれます。買い物客はショッピングフロー中に、店舗を選択してその場所で入手可能な商品を閲覧したり、オンラインで検索して店舗レベルの在庫に基づいて結果を絞り込んだり、希望する店舗での受け取りを選択したりできます。

検索要求では 1 つ以上の店舗在庫リストを参照でき、選択された店舗のいずれかで入手可能な場合に商品を表示することができます。

検索の並べ替えでは、引き続き非在庫属性 (価格やブランドなど) のみを使用できます。Einstein Search の提案は店舗在庫によって絞り込まれません。

オムニチャネルロジックを検索と閲覧に移行することで、お客様が実際に買い物をするやり方を反映した直感的で場所に対応したショッピングエクスペリエンスをオンラインと店舗の両方で実現できます。

アウトバウンド接続許可リストを使用してセキュリティコンプライアンスを確立する

B2C Commerce にはアウトバウンド接続許可リストが含まれています。これは設定可能なセキュリティ機能で、明示的に承認されていないコール先に対するアウトバウンドネットワークコールをブロックする前に有効にする必要があります。

すべての外部コール (カスタムコード、ジョブ、インテグレーションからのもの) は許可リストに表示されるエンドポイントをコール先とする必要があります。この機能は Business Manager の新しい [Outbound Connections (アウトバウンド接続)] 画面で管理されます。この画面には最近使用されたエンドポイントが表示され、システム管理者はコール先を承認または追加できます。

この変更により、B2C Commerce プラットフォームのセキュリティが大幅に強化されますが、事前に対処しなければ既存のインテグレーションが中断される可能性があります。

開発者にとってこれは次のような意味を持ちます。

  • エンドポイントが許可リストに登録されていない場合、既存のインテグレーションはエラーを表示することなく失敗するかブロックされる可能性があります。
  • 支払ゲートウェイ、税金エンジン、ERP、配送プロバイダー、マーケティングツールなどのサードパーティサービスは、レビューして承認する必要があります。
  • セキュリティコンプライアンスは開発者とシステム管理者の共同責任となります。

アウトバンド接続は明示的に許可されない限り拒否されます。

B2C Commerce では、すべてのアウトバウンドネットワーク要求が許可リストに対して評価されます。コール先エンドポイントが承認されていない場合、要求はブロックされます。これにより、プラットフォームからデータをどこに送信できるかをより厳密に管理できます。アウトバウンド接続許可リストは根幹的なセキュリティの変更です。この更新によって明示的な信頼の境界を適用することで、コマース環境を保護できる一方で、外部インテグレーションを慎重に計画してドキュメント化し、管理する必要性が高くなります。

ハイブリッド認証を使用してログインとセッション管理を統合する

B2C Commerce のプラットフォームネイティブなソリューションであるハイブリッド認証を使用すれば、ヘッドレスストアフロント (SCAPI ベース) と従来のストアフロント (SFRA または SiteGenesis) にわたって認証を統合できます。SLAS が発行した JWT トークンが従来のセッション ID (dwsid) と同期されるため、買い物客がエクスペリエンス間を移動してもログイン状態が保たれ、ハイブリッドストアフロントでの二重ログインの問題が発生しません。

また、ハイブリッド認証はサードパーティ ID プロバイダー (IdP) とも統合され、シームレスなセッションの継続性を保ちつつソーシャルログイン (Google や Facebook など) を使用できます。認証がどこで開始されても SLAS が統合レイヤーとして機能することで、ヘッドレス環境とレガシー環境の両方でセッションが一環したものになります。

セッション管理をさらに強化するために、ハイブリッド認証では更新トークン Cookie TTL の上書きがサポートされています。これにより、開発者はゲスト買い物客と登録済み買い物客のセッションの持続時間を制御できるため、ストアフロントアーキテクチャ全体で一貫性のあるセッションの動作を維持しつつ、セキュリティと利便性のバランスを取ることができます。

まとめ

このバッジでは、最新の B2C Commerce の更新によって、複雑さを増すことなく、よりスマートで応答性の高いストアフロントを作成しやすくなったことを学習しました。ネイティブなエンゲージメントイベントの取り込みとほぼリアルタイムの Data 360 セグメンテーションによって、サイトが買い物客の動作に対して数時間遅れではなく直ちに反応するしくみを学習しました。

また、二重ログインを排除するハイブリッド認証とソーシャルログインのサポートから、アウトバウンド接続許可リストとセッション TTL 制御などのセキュリティ強化まで、主要なプラットフォームの改善事項についても学習しました。この更新によって、カスタム作業が削減され、ショッピングエクスペリエンスが向上し、確信を持って安全かつ拡張可能でパーソナライズされたコマースソリューションを構築できます。

リソース

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