商品セット、バンドル、オプションを構成する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- 商品セットやバンドルの使用アプローチを挙げる。
- バンドルと商品セットの違いを説明する。
- 商品セットで検索可能属性やオンライン属性がどのように機能するか説明する。
- Salesforce Agentforce Commerce for B2C でバンドルがどのように機能するか説明する。
- Agentforce Commerce for B2C でオプションがどのように機能するか説明する。
販売する商品をどのようにパッケージ化するかによって、買い物客のエンゲージメントや平均注文金額が変わります。商品を効果的にグループ化できれば、買い物客は補完的な商品を簡単に見つけて購入することができます。この単元では、商品セット、バンドル、オプションを構成する方法を学習します。また、お客様向けのシームレスなワンストップショッピングエクスペリエンスを作成するために、関連商品を魅力的なセットにグループ化したり、価値主導のバンドルを作成したり、パーソナライズされたサービスオプションを提供したりするアプローチについても学習します。
セット、バンドル、オプションを作成する
この単元では、商品を組み合わせてセット、バンドル、オプションを作成する方法を学習します。
数種の商品をパッケージにまとめて割引価格を設定すれば、お値打ち感を抱いた買い物客が商品に対して新たな受け止め方をするようになり、うまくいけばまとめて購入してくれます。Commerce for B2C で商品セット、バンドル、オプションを構成することで、そのような新たな視点を提示します。
-
商品セット: 商品セットは関連商品のグループですが、必ずしも一緒に販売されるわけではありません。商品セットは、カテゴリページに関連商品のコレクションを表示するなど、マーチャンダイジングの目的で使用します。
-
バンドル: 商品バンドルは 1 つのユニットとして一緒に販売する個別商品のコレクションです。買い物客はバンドル内の各商品を個別に購入することもできますが、バンドルには組み合わせに対する価格が設定されます。
-
オプション: 省略可能なアクセサリ、アップグレード、追加サービスです。買い物客は商品と一緒にオプションを購入できます。個別に販売されることはありません。オプションには独自の価格と表示名が設定されますが、独自のサムネイル画像はありません。
お客様にとって魅力的なセットや理に適ったバンドルを作成するには、次のようなアプローチについて検討します。
- 買い物客が同時に購入することが多かった商品を組み合わせる。抱き合わせ商品に割引価格を設定してお客様にアピールします。
- 商品を賢明な方法で組み合わせる。買い物客の視点で考えてください。商品をセットで購入するメリットを買い物客に伝えます。
- 単品でも販売できるようにする場合はセットを使用する。買い物客はセット価格と単品価格を比較します。
- セットやバンドルは極力シンプルにする。複数の商品を単品で販売してもあまり意味のない場合はバンドルを使用します。
商品タイプ
例
商品セット
ショートパンツとスウェットシャツの上下セット
商品バンドル
テニスのネットを初心者向けのテニスラケット 2 本と一緒に販売するパッケージ
オプション
スケート靴の研磨
商品セットを作成する
商品セットは互いを補完する商品を整理して表示する場合に有用です。たとえば、「サマーコレクション」商品セットには、一緒に紹介したいさまざまな衣料品、アクセサリ、シューズを含めます。商品セットを使用することで、商品の選択肢が広がります。次の業務を行っています。
- 独自の表示属性 (名前、画像など) を指定します。
- 1 つ以上のカテゴリに割り当てることができます。
- 推奨項目を設定できます。
- 0 個、1 個、複数の商品や、ほかの商品セットが含まれます。
商品セットは特定のカタログに属し、 複数のカテゴリ (主要カテゴリ、分類カテゴリ) に割り当てることができます。また、ほかの商品セットや標準商品と共にカテゴリ内に配置できます。
検索可能とオンライン
商品セットでは、検索可能設定とオンライン設定が連動します。商品セットは検索可能でオンラインと設定されている場合に検索結果に表示されます。商品セットがオンラインで、そのうちの少なくとも 1 つの商品がオンラインの場合に、オンラインとみなされます。オンライン/オフライン設定は検索可能設定に優先します。
構成する商品の検索可能設定に関係なく、検索結果には商品セットが返されます。判断の対象となるのは商品セットの検索可能設定です。商品セットの検索可能設定がオフの場合は、その商品セットを検索できません。
この例では、ベーシックなショートパンツとスウェットシャツを組み合わせて商品セットを作成します。商品セットを作成する前に、plain-blue shorts というベース商品を作成し、small、medium、large というバリエーション商品を設定します。ベース商品を作成後、商品セットを作成する手順は次のとおりです。
- Business Manager で [App Launcher (アプリケーションランチャー)] を選択し、[Merchant Tools (マーチャントツール)] | [Site (サイト)] | [Products and Catalogs (商品とカタログ)] | [Product Sets (商品セット)] を選択します。
-
[新規] を選択します。
- [General (全般)] タブで、次のように指定します。
-
outfit-01という ID を作成します。 -
[cloud-kicks-usa-prod] カタログを選択します。
- [オンライン] で [はい] を選択します。
- [検索可能] で [はい] を選択します。
-
Running Outfit(ランニング上下セット) という名前を入力します。
-
[Apply (適用)] を選択します。
-
[Categories (カテゴリ)] タブを選択します。
-
[Edit Categories (カテゴリの編集)] を選択します。
- 商品カタログとして [cloud-kicks-usa-prod] を選択します。
- カタログと [cloud-kicks ] カテゴリを展開し、[Sportswear (スポーツウェア)] と [Sales (セール)] カテゴリを選択します。
-
[Apply (適用)] を選択します。
- 主要カテゴリを [Sportswear (スポーツウェア)] に設定します。
-
[Product (商品)] タブをクリックします。商品セットにベース商品を追加して、買い物客が各商品の色やサイズを選べるようにします。
-
[Add (追加)] を選択します。
-
[healthfit] を見つけて [OK] をクリックし、[オンライン] と [検索可能] に設定します。
-
[Add (追加)] を選択します。
-
[plain-blue-shorts] を見つけて [OK] をクリックし、[オンライン] と [検索可能] に設定します。

商品の推奨項目の構成方法については、「Commerce Cloud Einstein Product Recommendations」を参照してください。
商品バンドルを作成する
商品バンドルを使用すると、買い物客が独自のバンドルにまとめられた複数の商品を購入する場合に割引価格や特別価格を提示できます。たとえば、テニスバンドルにはテニスのネットとラインのパッケージに 2 本のテニスラケットが含まれ、各品目を別々に購入するよりも安い価格が設定されます。複数の商品を注文可能な 1 つの商品にまとめて買い物客の利便性を高める手段として、商品バンドルを使用します。
Agentforce Commerce for B2C でバンドルは次のように機能します。
- バンドル自体が単独の商品で、独自の SKU と価格が設定されます。
- 個々の商品の価格がバンドルに影響することはありません。
- バンドルには指定した商品が指定した数だけ含まれます。
- 買い物客がバンドルに含まれる個々の商品を単品で購入することはできません。
- バンドル内にバンドルを作成できます。
たとえば、テニスバンドルを作成します。まず、pair-of-tennis-rackets-101 と tennis-net-poles-lines という個々の商品を作成し、オンラインと検索可能に設定します。次に、これらの商品で構成される商品バンドルを作成します。
- Business Manager で [App Launcher (アプリケーションランチャー)] を選択し、[Merchant Tools (マーチャントツール)] | [Site (サイト)] | [Products and Catalogs (商品とカタログ)] | [Products (商品)] を選択します。
-
[新規] をクリックします。
- [ID] に「
pair-of-tennis-rackets-101」と入力します。 -
[cloud-kicks-usa-prod] カタログを選択します。
- [オンライン] と [検索可能] で [はい] を選択します。
-
Pair of beginner tennis rackets(初心者向けのテニスラケット 2 本) という名前を入力します。 -
[Apply (適用)] を選択します。
-
[Back to List (リストに戻る)] を選択します。
-
[新規] をクリックします。
- [ID] に「
tennis-net-pole-lines」と入力します。 -
[cloud-kicks-usa-prod] カタログを選択します。
- [オンライン] と [検索可能] で [はい] を選択します。
-
Basic tennis net, poles, and lines(基本的なテニスのネット、ポール、ライン) という名前を入力します。 -
[Apply (適用)] を選択します。
-
[リストに戻る] をクリックします。
-
[新規] を選択します。
- [ID] に「
tennis-kit-101」と入力します。 -
[cloud-kicks-usa-prod] カタログを選択します。
- [オンライン] と [検索可能] で [はい] を選択します。
-
Basic tennis kit(テニスの基本セット) という名前を入力します。 -
[Apply (適用)] を選択します。
- tennis-kit-101 を開いた状態で [バンドル] タブをクリックします。
-
[新規] を選択します。
-
pair-of-tennis-rackets-101 を検索して選択し、[OK] を選択します。
-
[新規] を選択します。
-
tennis-net-pole-linesを検索して選択し、[OK] を選択します。

基本的なネット、ポール、ラインに初心者向けのテニスラケットがテニスセットとしてバンドルされました。
商品オプションを作成する
商品オプションを使用すると、お客様が自分のニーズや好みに合わせて特定の属性を選択できるため、よりパーソナライズされたショッピングエクスペリエンスを提供できます。商品オプションには独自の価格と表示名が設定されますが、独自のサムネイル画像はありません。買い物客がオプションを検索することはできないものの、商品詳細ページには表示されます。Agentforce Commerce for B2C のストアフロント検索
- オプションを定義する商品システムオブジェクト属性を作成する。
- シェア (グローバル) 商品オプションを作成する。
- 商品にグローバルオプションを割り当てる。
- 商品のローカルオプションを作成する。
この例では次の種別のスケート靴を商品に追加します。
- フィギュアスケート
- アイスホッケー
- スピードスケート
- ダブルランナー (お子様用)
スケート靴は特注品でない限り、研磨されていません。多くの店舗は初回の研磨を無料で行っています。ブレードが滑らかでないとうまく滑れないため、初回の研磨はとりわけ重要です。削る角度はスケーターの体重によって異なります。最低限の料金で研磨オプションを設定したいため、 スケート靴を出荷する前に研磨することにします。
double-runner ベース商品を作成し、以下に示すように、属性値が 9、11、13 の 3 つのバリエーション商品を追加します。

次に、sharpen オプションを作成し、複数のスケート靴に適用します。このオプションを複数の商品で共有するように構成します。また、childWeight オプションを作成して、バリエーション商品の 1 つ (サイズ 9) でテストすることにします。研磨担当者は汎用的な研磨を実施できますが、子供の体重がわかればスケート靴の性能が高まります。
商品システムオブジェクト属性を作成する
次の手順に従って sharpen 属性定義を作成します。
- Business Manager で [App Launcher (アプリケーションランチャー)] をクリックし、[Administration (管理)] | [Site Development (サイト開発)] | [System Object Types (システムオブジェクトタイプ)] を選択します。
-
[Product (商品)] オブジェクトを選択します。
-
[Attribute Definitions (属性定義)] タブを選択します。
-
[新規] を選択します。
- [ID] に「
sharpen」と入力します。 -
Sharpen(研磨) という名前を入力します。 - ヘルプテキストとして、
Pre-ship sharpening service(出荷前の研磨サービス) と入力します。 - 値のデータ型を [文字列] に設定します。
-
[Apply (適用)] を選択します。

childWeight 属性定義を構成するには、次のものを作成します。
- スケート靴研磨サービスの共有商品オプション
- オプションをベース商品に割り当てる
- childweight 属性入力のローカルオプション
シェア商品オプションを作成する
複数の商品で使用可能なシェア商品オプションを作成する手順は次のとおりです。
- Business Manager で [App Launcher (アプリケーションランチャー)] を選択し、[Merchant Tools (マーチャントツール)] | [Site (サイト)] | [Products and Catalogs (商品とカタログ)] | [Products Options (商品オプション)] を選択します。
-
[cloud-kicks-usa-prod] カタログを選択します。
-
[新規] を選択します。
- 省略記号 (...) を選択して、商品システムオブジェクトの [sharpen] 属性定義を選択します。
- 通貨に [米ドル] を選択します。
-
Pre-ship sharpening service(出荷前の研磨サービス) というカスタム名を入力します。 - [Value Sorting (値の並べ替え)] ドロップダウンから [By Option Price (オプション価格順)] を選択します。
-
[Apply (適用)] を選択して、新しいオプションを保存します。
- オプションの値を構成します。
- [ID] に「
No(いいえ)」、SKU エクステンションに「n」と入力して、[デフォルト] に設定します。
-
[Apply (適用)] を選択します。
- [ID] に「
Yes(はい)」、SKU エクステンションに「y」と入力して、オプション価格に「10」と入力します。
-
[Apply (適用)] を選択します。
-
[Back to List (リストに戻る)] を選択します。

商品にシェアオプションを割り当てる
ベース商品にシェアオプションを割り当てる手順は次のとおりです。
- Business Manager で [App Launcher (アプリケーションランチャー)] を選択し、[Merchant Tools (マーチャントツール)] | [Site (サイト)] | [Products and Catalogs (商品とカタログ)] | [Products (商品)] を選択します。
-
[double-runner] ベース商品を見つけて選択します。
-
[Options (オプション)] タブを選択します。
- 商品をロックします。
- [ID] 項目の横にある省略記号 (...) を選択します。
-
[sharpen] シェア商品オプションを検索して選択します。
-
[Add (追加)] を選択します。

ローカルオプションを作成する
ローカルオプションは 1 つの商品に適用されます。Brandon は次の手順に従って、childWeight オプションを特定の (ローカル) 商品に割り当てます。
- Business Manager で [App Launcher (アプリケーションランチャー)] を選択し、[Merchant Tools (マーチャントツール)] | [Site (サイト)] | [Products and Catalogs (商品とカタログ)] > [Products (商品)] を選択します。
-
[double-runner-9] 商品を見つけて選択します。
-
[Options (オプション)] タブを選択します。
-
[Lock (ロック)] と [New (新規)] を選択します。
-
[childWeight] シェア商品オプションを選択します。
-
[Apply (適用)] を選択します。

まとめ
この単元では、商品セット、バンドル、オプションを構成する方法を学習しました。マーチャンダイジング用の商品セット、1 つのユニットとして販売するバンドル、さらにサービスなどのアドオン用のオプションを作成しました。また、それらの構成のアプローチとプロセスについて、商品セットの検索可能属性とオンライン属性のしくみなども学習しました。
このバッジでは、カタログを作成してデプロイする方法と、戦略的なカテゴリ設計によって商品を管理する方法を学習しました。また、さまざまな商品タイプ (標準商品、バリエーション、バリエーショングループ、複合商品など) を構成する方法も学習しました。
リソース
- Trailhead: Agentforce Commerce for B2C (マーチャンダイザー向け)
- Trailhead: Salesforce B2C Commerce のインポート & エクスポート
- Trailhead: Commerce Cloud Einstein Product Recommendations
- Salesforce ヘルプ: 商品
