Salesforce Commerce データモデルの詳細を知る
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Salesforce Commerce データモデル内でのストアオブジェクトの機能を説明する。
- データモデルでストアオブジェクトが他の標準オブジェクトとどのように関連するのか説明する。
- 商品、価格表、バイヤーグループの関係を説明する。
コマースデータモデル
コマースデータモデルは、B2B のビジネス機能をサポートするように設計された一連の Salesforce Platform オブジェクトです。この単元では、データモデルの構成と基本オブジェクト間の機能的なリレーションについて学習します。
コマースストアテンプレートは、事前設定済みのデータモデル上に構築されています。このデータモデルでは、幅広いビジネスリレーションや、B2B Commerce、Salesforce 注文管理、Service Cloud との相互運用性を管理するために、標準オブジェクトとカスタマイズ可能なビジネスオブジェクトがサポートされています。
コマースデータモデルは B2B ストアのオブジェクトを結び付け、デフォルトのオブジェクトリレーションによって、充実した機能を備えた B2B ストアのエクスペリエンスをサポートします。
B2B ストアを作成すると、共通の標準オブジェクトセットが組織に追加されます。
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WebStore: B2B ストアです。
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カタログ: ストアで提供される商品の完全なコレクション。
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カテゴリ: 商品の論理グループ。ナビゲート可能な階層の複数のカテゴリを作成します。
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エンタイトルメントポリシー: 商品と価格へのアクセスを管理する B2B 顧客のゲートキーパー。
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商品: 顧客が購入できる商品。
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価格表: バイヤー向けの交渉済みの価格設定。
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バイヤーアカウント: 特定のバイヤーを表す B2B データ。
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バイヤーグループ: 共通の特性を持つ B2B バイヤーのグループ。
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WebCart: ストア向けのオンラインショッピングカートで、商品、送料・手数料、および税金の合計金額を管理します。
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プロモーション: B2B ストア向けのプロモーション。
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注文: 契約または取引先に関連付けられた注文。
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OrderSummary: 元の注文オブジェクトと、それに適用される変更オブジェクトで構成される、注文の現在のプロパティと状態。
ストアオブジェクト
ストアオブジェクトは Web サイトを表します。さまざまなトランザクション要素がスポークのように放射状に配置されたコマーストランザクションハブと考えることができます。このフレームワークにはビジネス要件を満たすための最大限の柔軟性があります。
デフォルトで、次のデータがストアオブジェクトに関連付けられています。
- デフォルトのストアエクスペリエンス
- サポートされる言語セット
- サポートされる通貨セット
B2B Commerce ストアでは、テンプレートとコンポーネントベースのアプローチを使用してフロントエンドの購入エクスペリエンスを構築します。コマースマーチャンダイザーは、テンプレートと Lightning Web Runtime (LWR) コンポーネントを使用して、商品を紹介したり、バイヤー向けの情報を配置したり、ストアの注文を処理したりします。
B2B ストアを設定すると、カタログ、カテゴリ、価格表、商品、バイヤー、バイヤーグループ、エンタイトルメントポリシーの各オブジェクトに保持されるコマースデータのコンテナになります。顧客エンゲージメント、マーチャンダイジング、注文処理の計画に応じて、これらのオブジェクトをどのように設定するかが決まります。ストアオブジェクトは、ストアフロント全体でカタログ、注文、バイヤーデータをつなぐ中心的なハブとして機能します。以下で、ストアオブジェクトがカタログ、注文、バイヤーデータをつなぐ中心的なハブとしてどのように機能するかを確認してください。

では、1 つずつ見ていきましょう。
カタログ
カタログは、ストアで販売する商品を整理するオブジェクトです。各 B2B ストアに、特定の商品カタログがあります。各カタログは最大 300 万件の商品をサポートし、1 回のアップロードセッションで商品レコードごとに最大 9 枚の画像をアップロードできます。
カテゴリ
カテゴリは、商品を整理して顧客に提示する上で重要な役割を果たします。コマースアプリケーションデータモデルでは、カテゴリオブジェクトはカテゴリとサブカテゴリを表します。このオブジェクトによってお客様が商品をどのように検索するかを制御します。
カテゴリには、通常、親-子リレーションを表す階層構造があります。1 つのカタログに、最大 5 レベルのカテゴリとサブカテゴリを設定できます。ツリー状の構造を使用して商品グループを作成し、顧客がナビゲートして類似商品や特定のカテゴリに属する商品を見つけやすくします。
カテゴリを設定するには、カテゴリをインポートするか、[Product Workspace (商品ワークスペース)] で設定するか、[Categories (カテゴリ)] オブジェクトから直接作成します。
カテゴリは、カタログ内の商品を論理的なグループに整理します。以下のカタログ階層の図を参照して、カタログ、カテゴリ、商品がどのように連携しているかを確認してください。

[代替テキスト: カタログ、カテゴリ、商品レコード間のリレーションを示した図]
商品
商品とは販売するものです。商品オブジェクトには、各商品がレコードとしてリストされます。各商品レコードには、お客様が情報に基づいて判断できるように、説明、仕様、商品メディアへのリンクなどのデータが含まれています。すべての商品には、識別用に独自の在庫管理単位 (SKU) 番号もあります。
価格表
価格表オブジェクトは、商品価格を管理して整理する場所です。商品またはサービスの単価を決定する際、価格表が重要な役割を果たします。価格表は、商談、見積、注文の価格を表示するために必要です。
このデータモデルでは、標準価格表と共にバイヤーグループにリンクされるカスタム価格表がサポートされています。値下げした価格を顧客に強調表示する取り消し線付き価格表を設定することもできます。
このデータモデルでは、標準価格表と共にバイヤーグループにリンクされるカスタム価格表がサポートされています。取り消し線付き価格表を設定して、割引価格を強調表示することもできます。
価格表とコマースデータモデルのほかの要素との対応関係は次のとおりです。
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カタログとストア (1:1): 各ストアは 1 つのカタログに接続されます。
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価格表とストア (1: 多): 各ストアは、標準価格表と取り消し線付き価格表をそれぞれ 1 つ、さらに複数のバイヤーグループ価格表をサポートします。
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価格表エントリと商品: 各価格表において、商品ごとに価格表エントリは 1 つだけです。

[代替テキスト: Salesforce Commerce データモデルにおける価格表のリレーションを示した図]
バイヤーとバイヤーグループ
バイヤーとは、商品やサービスを購入する企業や組織に関連付けられた個人または取引先責任者です。バイヤーには、購入プロセスに関連するロール、責任、権限が割り当てられます。バイヤーは、特定の取引先またはバイヤーグループに関連付けることができます。
バイヤーグループとは、共通の特性や属性を持つ個々のバイヤーの集合です。バイヤーグループは、多くの場合、業種、業界、購入の好みなどの要因に基づいて編成されます。バイヤーグループを使用すると、同様のニーズを持つバイヤーの管理を簡素化できます。したがって、バイヤーグループには、同じロール、エンタイトルメントポリシー、契約価格設定を持つバイヤーを集めることを検討してください。
エンタイトルメントポリシー
エンタイトルメントポリシーは、バイヤーが特定の商品や価格にアクセスするための特定の条件を適用するオブジェクトです。バイヤーグループは、エンタイトルメントポリシーにリンクされています。たとえば、エンタイトルメントポリシーでは、特定の階層またはサブスクリプションレベルのバイヤーグループがプレミアム商品またはサービスにアクセスする資格があることを指定できます。

1 つにまとめてデータを接続する
コマースデータモデルには、B2B のビジネス機能をサポートするオブジェクト、基盤となるオブジェクト、機能が含まれています。ストアをハブとして、商品をカテゴリ別に整理し、顧客のナビゲーションと商品検索を強化します。
商品オブジェクトには、説明や SKU など、各商品の詳細を示すレコードが含まれます。すべての商品は、標準価格表と取り消し線付き価格表にリンクされます。また、カスタム価格表は、B2B バイヤーグループに特定の商品と価格設定へのアクセスを提供するエンタイトルメントポリシーをサポートします。
次のステップ
この単元では、コマースデータモデルの概要と、モデルの主要オブジェクト間のリレーションによって B2B ストアの設定、運営、管理がどのように合理化されるかを学びました。次は、B2B ストアを構築するために管理者が使用するツールと機能について説明します。