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ストアを作成してストアフロントデータを追加する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 買い物客ユーザーの設定で実行する必要がある手順を挙げる。
  • Salesforce CMS を使用して D2C Commerce ストアを構築する方法を説明する。
  • ストアの設定で実行する必要がある手順を挙げる。
  • 商品データを追加する 2 通りの方法について説明する。
  • 商品データの追加で実行する必要がある手順を挙げる。

買い物客ユーザーを作成する

Maria と Taylor は最初のストアを作成したくてうずうずしています。以下は、買い物客ユーザーを作成するための Maria のリストです。


タスク

1

買い物客のプロファイルをコピーして設定する。

2

買い物客の権限セットをコピーする。

3

買い物客の権限セットグループを作成する。

買い物客のプロファイルをコピーして設定する

ストアを作成するということは、一定のビジネスデータを買い物客、つまり、会社の業務の従事者以外に公開するということを Maria は認識しています。そのため、買い物客のプロファイル、権限セット、権限セットグループを使用して、どの情報を共有するかを慎重かつ綿密に判断します。Maria がコマースアプリケーションで実行する手順は次のとおりです。

  1. External Apps Login User プロファイルをコピーします。
    1. [設定] | [ユーザー] | [プロファイル] に移動します。
    2. External Apps Login User プロファイルをコピーします。
    3. [プロファイル名] に Shopper Profile (買い物客プロファイル) と入力します。
    4. [Save (保存)] をクリックします。
  2. コピーした「Shopper Profile (買い物客プロファイル)」を設定します。
    1. [編集] をクリックします。
    2. [管理者権限] までスクロールダウンします。
    3. [API の有効化] を有効にします。(この手順は省略可能で、API アクセスの場合にのみ必要です。)
    4. [Save (保存)] をクリックします。
  3. 「買い物客」権限セットをコピーします。
    1. [設定] | [権限セット] に移動します。
    2. [買い物客] の権限セットをコピーします。
    3. Shopper Clone (買い物客コピー) という新しい権限セット名を入力します。
    4. [Save (保存)] をクリックします。
  4. 買い物客権限セットグループを作成します。
    1. [設定] | [権限セットグループ] に移動します。
    2. [新規権限セットグループ] をクリックします。
    3. Shopper PSG (買い物客 PSG) という表示ラベルを入力します。
    4. [ユーザー] | [権限セットグループ] をクリックします。
    5. [Shopper_PSG] という新しい権限セットグループをクリックします。
    6. [権限セット] セクションで、[グループ内の権限セット] をクリックします。
    7. [権限セットを追加] をクリックします。
    8. 前のステップで作成した [Shopper Clone (買い物客コピー)] 権限セットを選択します。
    9. [追加][完了] の順にクリックします。

ストアを作成する

Maria は次のサンプルチェックリストを使用して Ursa Major Solar のストアを作成します。


タスク

1

新しいストアを作成する。

2

コミュニティメンバーを割り当てる。

ストアを作成する手順は次のとおりです。

  1. Lightning アプリケーションランチャーを使用してコマースアプリケーションを開きます。
  2. [ストア] タブをクリックします。
  3. [ストアを作成] をクリックします。
  4. [B2C Commerce] タイルをクリックします。
    B2C Commerce ストアを作成。
  5. [使用開始] をクリックします。
  6. ストア名に Ursa Major Solar と入力します。
  7. ストアの URL に www.ursamajorsolar.com と入力します。
  8. [作成] を選択します。

Maria がコミュニティメンバーをストアの作成者に割り当てる手順は次のとおりです。

  1. [設定] | [機能設定] | [デジタルエクスペリエンス] | [すべてのサイト] に移動します。
  2. 新しいストアの [ワークスペース] をクリックします。
    Ursa Major Solar ストアの [私のワークスペース] ビュー
  3. [管理] をクリックします。
  4. [メンバー] をクリックします。
  5. [検索] ドロップダウンから [すべて] を選択します。
    コマースアプリケーションとシステム管理者がすでにリストに記載されているはずです。
  6. External Apps Login User プロファイルをコピーした [Shopper Profile (買い物客プロファイル)] を [選択済みプロファイル] に追加します。
  7. [Save (保存)] をクリックします。
メモ

このページに移動するもう 1 つの方法として、ストアの [管理] タブをクリックしてから、[一般設定] タブの [エクスペリエンスワークスペース] | [管理] リンクをクリックすることもできます。

ストアデータを追加する

Taylor がストアデータを追加する準備が整いました。新しい商品インポートツールを使用すると、カタログ、バイヤーグループ、エンタイトルメントポリシーなどのデフォルトオブジェクトが作成されるため、最初にこのツールを使用することをお勧めします。また、画像データを追加するために Salesforce CMS ワークスペースを設定する必要があります。コマースアプリケーションでは、商品データをインポートすることも、手動で作成することも可能です。

以下は 2 人のチェックリストです。


タスク

1

CMS ワークスペースを設定する。

2

価格表を作成する。

3

商品データをインポートする。

4

商品を手動で作成する。

5

価格を設定する。

6

画像を設定する。

7

カタログとカテゴリを作成する。

8

バイヤーグループを設定する。

9

エンタイトルメントポリシーを設定する。

10

検索インデックスを構築する。

CMS ワークスペースを設定する

Maria は次の手順に従って CMS ワークスペースを設定し、Taylor が画像やコンテンツなどを配置したストアページをデザインできるようにします。

  1. Lightning アプリケーションランチャーに移動して、[Salesforce CMS] を選択します。
  2. [Salesforce CMS] の横にあるドロップダウンリストから [CMS ワークスペース] を選択します。
  3. [ワークスペースを追加] を選択します。
    1. 名前に ursa-major-solar-cms と入力します。
    2. [次へ] をクリックします。
    3. [Ursa Major Solar] というチャネルを追加します。
    4. 寄稿者に [Taylor Givens, Merchandiser] (Taylor Givens、マーチャンダイザー) を追加します。
    5. [次へ] をクリックします。
    6. 2 人を [コンテンツ管理者] ロールに割り当てます。
    7. 言語を追加して、[英語] をデフォルト言語に割り当てます。
    8. [完了] をクリックします。
  4. [CMS ワークスペース] で、画像、ドキュメント、その他のメディア品目をアップロードするか、それぞれの URL を参照するという方法で追加します。
メモ

画像やリソースが Salesforce 組織外に保存されている場合、対応する URL を許可リストに登録する必要があります。[Setup (設定)] | [Trusted URLs (信頼済み URL)] に移動して、対象の URL のコンテンツセキュリティポリシー (CSP) ディレクティブを設定します。

価格表を作成する

Taylor は、買い物客が支払う最終価格を示す「リスト価格」価格表を作成します。

  1. ストアの [ストア] | [ホーム] に移動します。
  2. [価格設定] タイルをクリックします。
  3. [新規] をクリックします。
  4. List Price (リスト価格) という名前を入力します。
  5. [有効] を選択します。
  6. [Save (保存)] を選択します。
    List Price (リスト価格) 価格表を作成。
  7. この新しい価格表の [関連] タブをクリックして、価格表をストアに割り当てます。
    • [割り当て] ボタンをクリックすると、価格表がストアに割り当てられます。
    • [有効] が選択されていることを確認します。

Taylor は、商品の詳細ページにセール前の価格を表示する「元の価格」価格表を作成します。

  1. ストアの [ストア] | [ホーム] に移動します。
  2. [価格設定] タイルを選択します。
  3. [新規] を選択します。
  4. Original Price (元の価格) という名前を入力します。
  5. [有効] を選択します。
  6. [Save (保存)] を選択します。
  7. ストアの [ストア] | [ホーム] に移動します。
  8. [管理] タイル、[一般設定] の順に選択します。
  9. [Original Price (元の価格)] 価格表を [元の価格の価格表] 項目に割り当てます。
    [元の価格の価格表] を [Original Price (元の価格)] 価格表に設定。
  10. [Save (保存)] をクリックします。

商品データを追加する

Taylor は通常、商品データをインポートしていますが、手動で取り込む方法も知っておきたいと考えます。

商品をインポートする手順は次のとおりです。

  1. 新しいストアの [ストア] | [ホーム] に移動します。
  2. [Import [BETA] (インポート [ベータ])] タイルを選択します。
  3. [ファイルの選択] をクリックします。
  4. 商品データを選択します。このデータは ursa-major-solar-product-data.csv というインポート形式要件を満たしている必要があります。
  5. [インポート] をクリックします。インポートプロセスが完了するまで待機します。

商品を手動で作成する手順は次のとおりです。

  1. ストアの [ストア] | [ホーム] に移動します。
  2. [商品] タイルを選択します。
  3. 右上のドロップダウンをクリックして、[新規] を選択します。
  4. 商品の名前、ファミリー、SKU、コード、説明を入力します。
  5. [有効] を選択して、[Save (保存)] をクリックします。
    新たに作成された商品

価格を設定する

価格を設定する手順は次のとおりです。

  1. 新規商品レコードで、[関連] タブを選択します。
  2. [標準価格を追加] をクリックし、標準価格に「100」と入力します。
  3. [Save (保存)] をクリックします。
  4. もう一度 [関連] タブに移動します。
  5. [価格表に追加] をクリックします。商品と関連付けられた価格を [List Price (リスト価格)] 価格表に割り当てます。

画像を設定する

商品画像を設定する手順は次のとおりです。

  1. 商品を開いたまま、[メディア] タブをクリックします。
  2. [画像を追加] をクリックします。
    メディアコンテンツを選択、または Salesforce CMS から追加。
  3. メディアコンテンツを選択、または Salesforce CMS から追加。

カタログとカテゴリを作成する

Taylor がカタログを作成する手順は次のとおりです。

  1. ストアの [ストア] | [ホーム] に移動します。
  2. [カタログ] タイルを選択します。
  3. [カタログを割り当て] をクリックします。
    新しいストアで新しいカタログを作成。
  4. [新規カタログ] をクリックします。
  5. カタログ名に Retail Solar Equipment (小売用ソーラー機器) と入力します。
  6. [Save (保存)] をクリックします。
  7. [ストア] 項目内をクリックして、[Ursa Major Solar] ストアを割り当てます。
  8. [Save (保存)] をクリックします。

カテゴリを作成する手順は次のとおりです。

  1. 新しいカタログで、[カテゴリ] タブを選択します。
  2. [カテゴリを作成] をクリックします。
    新しいカタログで新しいカテゴリを作成。
  3. カテゴリ名に Components (部品) と入力します。
  4. [Save (保存)] をクリックします。
  5. 新しいカテゴリで、[商品] ドロップダウンをクリックし、[商品の割り当て] を選択します。
  6. [Component (部品)] を選択します。
  7. [次へ][Save (保存)] の順にクリックします。

バイヤーグループを設定する

B2B commerce においてバイヤーは主要なペルソナですが、D2C や直接販売の場合は事情が異なります。D2C Commerce ではバイヤーグループを 1 つのみ使用します。Taylor がバイヤーグループを設定する手順は次のとおりです。

  1. ストアの [ストア] | [ホーム] に移動します。
  2. [コマース] ドロップダウンから [バイヤーグループ] を選択します。
  3. [新規] をクリックします。
    ストアに新しいバイヤーグループを作成。
  4. 名前に Shoppers (買い物客) と入力します。
  5. [Save (保存)] をクリックします。
  6. 新しいバイヤーグループで、[関連] タブをクリックします。
  7. [バイヤーグループメンバー] の横にある [割り当て] をクリックします。
    • 既存の取引先を選択して、もう一度 [割り当て] をクリックします。
  8. [価格表] の横にある [割り当て] をクリックします。
    • [Original Price (元の価格)] 価格表を選択します。
    • [有効] を選択して、[Save (保存)] をクリックします。
  9. [ストア] の横にある [割り当て] をクリックします。
    • [Ursa Major Solar] を選択して、[Save (保存)] をクリックします。
      Ursa Major Solar の [Shoppers (買い物客)] バイヤーグループ

取引先をバイヤーグループに追加するには、最初に [バイヤーとして有効化] ドロップダウンを使用して、取引先をバイヤーとして有効にする必要があります。

エンタイトルメントポリシーを設定する

Taylor には D2C Commerce のエンタイトルメントポリシーが 1 つだけ必要です。この作成手順は次のとおりです。

  1. ストアを開いたまま、[コマース] の横にあるドロップダウンから [エンタイトルメントポリシー] を選択します。
  2. [新規] をクリックします。
  3. ポリシー名に Shoppers and Guests (買い物客とゲスト) と入力します。
  4. 説明に D2C Commerce と入力します。
  5. [有効] とマークし、[商品を表示] を選択して、[カタログで価格を表示] を選択します。
  6. [Save (保存)] をクリックします。
  7. 新しいエンタイトルメントポリシーで、[関連] タブをクリックします。
  8. [商品] の横にある [割り当て] をクリックします。
    • [Components (部品)] 商品を選択して、[割り当て] をクリックします。
  9. [バイヤーグループ] の横にある [割り当て] をクリックします。
    • [Shoppers (買い物客) (+)] を選択して、[割り当て] をクリックします。

検索インデックスを構築する

検索インデックスには、検索可能なインデックスファイルに Taylor がインポートまたは作成したすべての商品が収集されます。インデックスを再構築する手順は次のとおりです。

  1. ストアの [ストア] | [ホーム] に移動します。
  2. [検索] タイルをクリックします。
  3. [インデックスを再構築] をクリックします。
  4. [再構築] をクリックします。

次のステップ

この単元では、買い物客ユーザーとストアを作成する方法を学習しました。さらに、ストアフロントデータを追加して、検索インデックスを構築する方法も習得しました。次は、ストアフロントの設定を完了してから、ストアを有効にしてテストする方法について説明します。

リソース

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