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B2B Marketing Analytics の使用開始 (Lightning アプリケーション)

メモ

Tableau CRM は CRM Analytics という名前に変更されました。この新しい名前は、ネイティブ Salesforce プラットフォームに基づいたイノベーションという Salesforce の使命やビジョンを反映しています。CRM Analytics では、プラットフォームを初めて使用するユーザーにもプロのユーザーにも、引き続き世界一の CRM に基づいて構築されたインテリジェントな環境が提供されます。名称の変更は段階的に進めていますが、置換が完了するまでは場所によって以前の名称が表示される場合があります。

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • B2B Marketing Analytics を説明する。
  • CRM Analytics アプリケーションのコンポーネントを識別する。
  • CRM Analytics の一般的な用語を定義する。

B2B Marketing Analytics および Pardot

B2B Marketing Analytics は、B2B マーケティング担当者向けに構築された CRM Analytics アプリケーションです。既存の Salesforce-Pardot コネクタを使用して膨大な量のデータを集約して分析するため、ユーザーが手動でこれを行う必要はありません。つまり、カスタマイズ可能なダッシュボードを作成できるため、総計値を参照してレポートを作成し、チームとインサイトを共有し、データに基づくアクションを実行して、マーケティング活動や営業活動の成果を最大限に高めることができます。 

Multi-Touch Attribution ダッシュボード

Get Cloudy Consulting のマーケティングマネージャーである Leung Chen (「Pardot Lightning アプリケーションの基本」モジュールに登場) が、B2B Marketing Analytics アプリケーションの設定を担当しています。Get Cloudy では、コンバージョンを促進して最終的に商談の迅速な成立につながるように、パフォーマンスの高いキャンペーンを見極めたいと考えています。B2B Marketing Analytics には Salesforce と Pardot の両方からのデータが取得され、Get Cloudy はそれらのデータを分析して使いやすいウィジェットで視覚化できます。 

用意されているコンポーネント

CRM Analytics アプリケーションには、データを分析し、それに基づいてアクションを実行するためのコンポーネントが搭載されています。以下のコンポーネントはすぐに使用できるようになっていますが、Leung は Get Cloudy のニーズに合わせてカスタマイズすることもできます。

  • データセット: アプリケーションテンプレート内で対話型の探索ができるように最適化された、特殊な形式のデータソースです。
  • レンズ: データセットのデータのカスタマイズされた条件設定済みのビューです。
  • ダッシュボード: 1 つ以上のレンズの絞り込まれたデータを基に選定されたグラフ、総計値、テーブルで構成されます。B2B Marketing Analytics には、マーケティングマネージャー、パイプライン、エンゲージメントの各ダッシュボードが標準装備されています。これらのダッシュボードの内容の詳細は、Salesforce ヘルプを参照してください。

B2B Marketing Analytics の一般的な用語

Leung はデータのカスタマイズを迅速に開始できるように、CRM Analytics の用語を理解することから始めます。ここでは、最も一般的な用語をいくつか紹介しますが、Salesforce ヘルプで包括的なリストを確認することもできます。

アプリケーション: フォルダーのようなもので、プロジェクトの共有や整理に使用できます。CRM Analytics では、データを分析するために作成されたダッシュボードやレンズ、データセットがアプリケーションに含まれます。 

ディメンション: ディメンションは、データのグループ化や絞り込みに役立つ定性的な値です。

検索条件: 日付範囲、商談フェーズ、Pardot タグなどの条件に基づいて、限定された結果を分離して表示する方法です。 

グループ: グループは、商品名や取引先などの特定のディメンションに基づいたデータのコレクションです。

基準: 収益や換算レートなど、定量的な値です。総収益や最小換算レートの計算など、基準に算術処理を実行できます。

視覚化: チャートやグラフなど、データを視覚的に表現したものです。 

これで、Leung は Pardot と CRM Analytics がどのようにマーケティングデータとセールスデータを 1 か所にまとめているのかを理解できました。さらに、Leung は Get Cloudy が十分な情報に基づいてデータ主導の意思決定を行えるように支援できるようにもなりました。

では始めましょう

B2B Marketing Analytics についての知識を深めた Leung は、もう少しで設定を開始できます。ただし、まだ確認すべき考慮事項がいくつかあります。 

まず彼女は、チームにさまざまなダッシュボードやデータセットへのアクセス権が必要かどうかを選択し、それぞれに対する前提条件を確認する必要があります。

省略可能な機能

説明

前提条件

Multi-Touch Attribution ダッシュボード

いくつかのモデルに基づいて属性データを表示するダッシュボード

接続済みキャンペーンとキャンペーンインフルエンスが必要

Account Based Marketing ダッシュボード

取引先ごとにグループ化された有用なエンゲージメントデータを表示するダッシュボード

前提条件なし

Einstein Behavior Scoring ダッシュボード

組織のカスタムスコアリングモデルがどのように生成されるかについてのインサイトを表示するダッシュボード

接続済みキャンペーンと Einstein 行動スコアリングが必要

Prospect and Activity データセット

カスタマイズをしやすくするために、見込み客とエンゲージメントのデータを合わせて提供する組み合わせデータセット

[マーケティング設定] でデータセットを有効にする

彼女は標準実装から始めます。後でコンサルタントが追加のアクセス権が必要だと判断した場合には、それを含めるようにアプリケーションを再設定できます。(もちろん、前提条件を満たしている必要があります。) 

B2B Marketing Analytics は Salesforce の分析アプリケーションテンプレートに基づいて構築されており、1 年に数回更新されます。Leung はシステム管理者としてこの機能を有効にしますが、ユーザーは必要に応じてアプリケーションをインストールおよびアップグレードする必要があります。さらに、データが想定どおりに流れるように、コネクタまたはインテグレーションのユーザーはエディターアクセス権を保持している必要があります。B2B Marketing Analytics を使用するのに必要な権限セットでは、すべての B2B Marketing Analytics アプリケーションユーザーにエディターアクセス権が付与されますが、共有設定を変更することでそれをいつでも変更できます。Pardot ビジネスユニットで B2B Marketing Analytics を使用するには、Einstein Analytics Platform ライセンスが必要です。最後に、使用可能なすべてのライセンスが割り当て済みである場合、Einstein Analytics Platform ライセンスでは追加の営業ユーザーやマーケティングユーザーとアクセス権を共有できます。 


その他にも、Leung が B2B Marketing Analytics アプリケーションを設定する前に、次のことを考慮する必要があります。 

  • B2B Marketing Analytics は Sandbox ではサポートされていません。ダッシュボードをテストする必要がある場合、CRM Analytics Studio で非公開アプリケーションを作成する必要があります。
  • アプリケーションテンプレートは 1 年に数回更新され、ウィジェット、ダッシュボード、設計、データフローに影響する可能性があります。Leung は変更についてユーザーに通知し、新しいバージョンが使用可能になるたびにユーザーがアプリケーションを更新するようにします。

Leung は B2B Marketing Analytics の事前作業を完了し、アプリケーションをインストールしてすべての新しいデータを使用する準備が整いました。次の単元では、Leung が新しいアプリケーションをインストールして、B2B Marketing Analytics を使用するユーザーを選択します。 

リソース

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