AWS 管理インターフェースを使用する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- AWS リソースのアクセスと操作のオプションについて説明する。
この単元では、AWS リソースのアクセスと使用に関する便利なオプションを紹介します。
AWS 管理ツール
AWS リソースの作成と管理には 3 つのツールを使用できます。
- AWS マネジメントコンソール。
- AWS コマンドラインインターフェース (AWS CLI)。
- AWS ソフトウェア開発キット (SDK)。
各オプションは、AWS の基盤として機能する共通のインターフェースである API に基づいて構築されています。そのため、これらのツールは置き換えても同じように使用できます。
AWS マネジメントコンソール
AWS マネジメントコンソールは、AWS サービスおよび機能の操作に使用するグラフィカルインターフェースです。AWS サービスのあらゆる側面と AWS アカウントを管理できます。月間利用量の監視、セキュリティ認証情報の管理、新規ユーザーの設定などが含まれます。
コンソールでサービスを見つける
必要なサービスを見つけて開くには複数の方法があります。ホームページで、(A) 必要なサービスを検索する、(B) 最近アクセスしたサービスを選択する、または、(C) [すべてのサービス] セクションを展開してすべての AWS サービスを参照することができます。[サービス] オプション (D) は上部ナビゲーションバーに常時表示されているため、いつでも必要なサービスを検索したり、サービスをグループ別またはアルファベット順に表示したりできます。
AWS エクスペリエンスをパーソナライズする
最も頻繁にアクセスするサービスへのショートカットを作成して、コンソールのエクスペリエンスをパーソナライズできます。固定アイコン (E) を使用すると、サービスリンクをツールバーに直接ドラッグアンドドロップできます。リソースグループ (F) を使用してコンソールの使用を合理化できます。
頻繁に使用するアプリケーション、サービス、関連リソースのコレクションごとにリソースグループを作成できます。これにより、画面左上にある AWS メニューを使用して、保存された各リソースグループにすばやく移動できます。リソースグループは ID に固有であるため、アカウントの各ユーザーがそれぞれ頻繁にアクセスするリソースとよく使用するタスクについて独自のリソースグループを作成できます。URL を使用してリソースグループの定義を同じアカウントの他のユーザーと共有することもできます。
リソースグループを使用すると、共通のタグを共有するリソースのコレクションを表示できます。タグエディターを使用すると、タグをサポートするリソース種別のタグを簡単に管理でき、タグのキーと値を一度で複数のリソースに適用できます。タグエディターはグローバルタグ検索と一括編集をサポートしているため、わずか数回のクリック操作で特定のタグを含むすべてのリソースを検索したり、複数のリソースでタグを変更したりできます。
AWS について詳しく学ぶ
コンソールホームページには、AWS が提供するサービスと機能について学習し、ソリューションの構築をよりすばやく開始するのに役立つリソースも用意されています。
- [Build a solution (ソリューションの構築)] セクションには、自動ウィザードとワークフローが含まれており、ソリューションに必要なリソースを作成できます。
- [Learn to build (構築方法の学習)] セクションには、学習リソースがソリューション種別と使用事例別に整理されて表示されます。リソースとして、チュートリアル、動画、自分のペースで進められるラボ、プロジェクトガイド、コースドキュメントなどがあります。
モバイルデバイスから AWS リソースを管理する
iOS または Android プラットフォームで使用できるアプリケーションもあるため、都合に合わせて既存のリソースやアラームを表示したり、タスクを実行したりできます。
AWS CLI
AWS コマンドラインインターフェース (AWS CLI) は、多くの設定をしなくても AWS サービスを操作できるオープンソースツールです。AWS CLI では、Linux シェル、Windows コマンドライン、リモートターミナル (PuTTY、SSH など) のようなターミナルプログラムでコマンドを使用します。
AWS CLI は AWS サービスの公開 API に直接アクセスできます。AWS CLI を使用してサービスの機能を探索し、シェルスクリプトを開発してリソースを管理できます。または、知識を活かし、AWS SDK を使用して他の言語でプログラムを開発できます。
AWS SDK
AWS SDK とサポートされるインターフェースを使用すると、普及しているさまざまなプログラミング言語を使用して AWS にアクセスできます。これにより、既存のアプリケーションで簡単に AWS を使用できます。また、複雑なシステムをデプロイして監視するアプリケーションをコードだけで作成することができます。こうした言語固有の SDK に含まれる API を使用すると、より幅広い AWS クラウドサービスの接続性と機能を簡単にコードに取り込むことができます。機能自体をコーディングするという難しい作業は不要です。
AWS はこうした SDK 用に、使用開始ガイド、開発者ガイド、API リファレンスに加え、コミュニティフォーラムやブログなど、豊富なリソースを提供しています。
まとめ
このモジュールは、AWS クラウドの基礎知識修得における第一歩です。基本を理解できたので、学習を続けて AWS クラウドとサービスに関する知識を広げることをお勧めします。