AWS サービスカテゴリを把握する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- さまざまな AWS サービスカテゴリについて説明する。
- さまざまな AWS サービスカテゴリに含まれるサービスの例を挙げる。
グローバルなクラウドベースのオプション
AWS では、コンピューティング、ストレージ、ネットワーキング、データベースから Game Tech、ロボット工学に至るまで、クラウド環境を構築または拡張するためのサービスを数多く提供しています。これらのサービスは、ユーザーのすばやい行動、IT コストの削減、スケーラビリティを促進するように設計されています。サービスはスタンドアロンで使用することも、組み合わせてニーズを満たすカスタムソリューションを作成することもできます。
165 以上の AWS サービスがサービスカテゴリ別に整理されています。簡単に紹介します。
主要な AWS サービスカテゴリ
サービスカテゴリ |
説明 |
サービスの例 |
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コンピューティング |
コンピューティングサービスは、アプリケーションを実行するのに必要な処理能力です。AWS のコンピューティングポートフォリオでは、AWS クラウドでアプリケーションを開発、デプロイ、実行、スケーリングするためのツールを提供しています。 |
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ストレージ |
ストレージは AWS のコアビルディングブロックの 1 つです。これらのサービスは、アプリケーションで使用される情報を保持します。データを保存、送信、バックアップするための信頼できるスケーラブルかつセキュアなオプションを提供します。 |
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ネットワーキングとコンテンツ配信 |
ネットワークはインフラストラクチャの基盤です。AWS のネットワーキングとコンテンツ配信サービスは、仮想プライベートクラウド、直接接続、負荷分散ニーズなど、コンテンツ配信ネットワークのサポートに使用されます。 |
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データベース |
データベースサービスは、設定や運用が簡単なリレーショナルデータベースから、より高い需要および低レイテンシーのために構築された NoSQL データベースまで広範囲に渡ります。AWS はすべてのデータベースニーズにソリューションを提供します。 |
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分析 |
分析サービスで、未加工データを意味のある情報に変えることができます。データを収集、視覚化、分析して、ビジネスの運営に必要な答えを得ることができます。 |
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AWS コスト管理 |
これらのサービスを使用して、コストと使用状況に関する情報へのアクセス、コストの事業区分による整理、コストドライバーと使用傾向の把握、予算の設定、AWS 使用の最適化が可能です。 |
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マネジメントとガバナンス |
このカテゴリには、エンドツーエンドの IT ライフサイクル管理、つまり、環境の制御と保護、コストの削減、コンプライアンスの簡略化、運用効率の強化などが含まれます。 |
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移行と転送 |
AWS は、ワークロードを AWS に移行するためのサービスを提供します。アプリケーション、Web サイト、データベース、ストレージ、物理または仮想サーバーを移行できます (データセンター全体でも可能)。 |
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セキュリティ、アイデンティティ、コンプライアンス |
これらのサービスは、コンプライアンスを達成し、インフラストラクチャとデータを内部および外部の脅威と漏洩から保護するためのツールを提供します。 |
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詳細に関心がある場合は、下記の「リソース」セクションから AWS サービスを探索してください。次の単元では、AWS グローバルインフラストラクチャを構成するコンポーネントについて学習します。