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AppExchange リスティングを確認する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • AppExchange リスティングの要素を挙げる。
  • コミュニティメンバーによるレビューにアクセスする方法を説明する。
  • AppExchange ソリューションを試してみる方法を挙げる。

エキスパートが AppExchange リスティングの詳細を確認する方法

Ursa Major に役立ちそうなリスティングが見つかりました! その詳細を見てみましょう。

Salesforce Adoption Dashboard を示すコンピューターを見ている Ursa Major 従業員の画像。

AppExchange リスティングでは、ソリューションまたはコンサルタントに関する詳細情報を確認できます。リスティングは、ソリューションまたはコンサルタントが各自の戦略に適合していることを確認する場所でもあります。AppExchange エキスパートはリスティングを表示する際、ソリューションまたはコンサルタントが各自の要件を満たしていることを具体的にどこで確認すべきか正確に把握しています。

では、最初にソリューションリスティング、続いてコンサルタントリスティングの順に説明していきます。

ソリューションリスティング

ソリューションリスティングで知っておくべき要素は次のとおりです。

概要 (1) と [Overview (概要)] タブ (2) が強調表示されている Salesforce Adoption Dashboard のリスティング。

  • リスティングの概要 (1): ソリューションの重要な詳細と、画像や動画が提供されています。ソリューションの概要は、ソリューションのインストールや試用の開始など、ソリューションに対してアクションを実行する場所でもあります。
  • [Overview (概要)] タブ (2): ソリューションまたはサービスを提供する会社の詳細が表示されます。ソリューションの場合、ソリューションの料金に関する情報も表示されます。

[Reviews (レビュー)] タブ (3) が強調表示されている Salesforce Adoption Dashboard のリスティング。

  • [Reviews (レビュー)] タブ (3): Salesforce コミュニティメンバーの評価やフィードバックが表示されます。レビューについては、後で説明します。

[More Details (詳細)] タブ (4) が強調表示されている Salesforce Adoption Dashboard のリスティング。

  • [More Details (詳細)] タブ (4): ソリューションに関する技術的な詳細と、ケーススタディなどのドキュメントへのリンクが表示されます。パッケージソリューションの場合は、パッケージ種別、内容、セキュリティレビューの合格日も表示されます。パッケージ種別については、次の単元で取り上げます。

コンサルタントリスティング

AppExchange のコンサルタントリスティングもソリューションリスティングと同様です。ただし、コンサルタントの [Overview (概要)] には、完了したプロジェクト数、会社の創立年、コンサルタントの下で働く認定エキスパートの人数などの詳細も表示されます。

コンサルタントの [Overview (概要)] タブの特別な機能は、[Geographic Focus (地理的フォーカス)] マップです。このマップから、コンサルタントが事業を行っている地域やエキスパートが所在する拠点を把握することができます。

世界地図にピンが配置され、米国、カナダ、全世界の拠点数が示されている、コンサルタントの地理的フォーカスの例。

コンサルタントリスティングには [Expertise (専門知識)] という 3 つ目のタブがあります。コンサルティング会社が専門とする製品や業界、これらの分野での専門知識のレベル、取得済みの Salesforce 認定資格などが表示されます。このセクションの情報をもとに、プロジェクトのニーズに適合する資格を持ったコンサルタントを選定します。

Salesforce Adoption Dashboards リスティングを検討する

では、先ほど見つけた Salesforce Adoption Dashboards のアプリケーションリスティングをもう一度見てみましょう。あなたの AppExchange 戦略の要件にどのくらい適合しているでしょうか?

Salesforce Adoption Dashboard リスティングの [Free (無料)] (1)、リスティングの概要 (2)、ダッシュボード画像 (3)、[More Details (詳細)] タブ (4) にそれぞれ番号が付いています。

要件

求めること:

ソリューションの要件適合度

予算 (1)

無料であること

リスティングの概要を見ると、無料になっています。1 つ目の要件をクリアしました。

関係者のニーズ (2)

視覚データを Ursa Major のマネージャーと共有できること

リスティングの概要セクションには、グラフや視覚化を紹介するスクリーンショットがあります。この点もクリアしました!

機能 (3)

採用データ (ログイン数や機能の使用など) が示されること

リスティングの説明によると、このアプリケーションにはユーザーのログイン履歴とトレンドのほか、商談のような営業関連オブジェクトの使用状況が表示されるということです。完璧です。

技術的な考慮事項 (4)

Enterprise Edition と Lightning Experience と互換性があること 

[More Details (詳細)] タブを見ると、このアプリケーションが Lightning 対応であることがわかります。また、Enterprise Edition との互換性もあります。 

要件をすべて満たしています! 場合によっては、これほどうまく要件を満たさないことがあります。そのような場合には、各自の AppExchange 戦略を見直し、柔軟に対応できる点がないか検討します。組織のエディションなど、技術的な要件は簡単に変更することができません。そのため、求める機能や予算などの領域で融通を利かせることができないか検討します。

コミュニティレビューを信頼する

理論上 (画面上)、このアプリケーションはすべての条件を満たしています。他方、実際のユーザーが何と言っているかも気になります。

Ursa Major のお客様も同様に、各社のソーラーパネルを比較検討したうえでどこの商品を購入するか決定しているものと思われます。おそらく、Ursa Major の商品と競合他社の商品のオンラインレビューを確認しているはずです。他のお客様が素晴らしいエクスペリエンスを得ていることを知れば安心ですよね?

AppExchange でも同様に、[レビュー] タブをクリックすればレビューを確認できます。AppExchange リスティングのレビューはすべてコミュニティメンバーが投稿したもので、Salesforce がふるいにかけるようなことはしていません。好意的なレビューもそうでないレビューもすべて表示されます。(ほとんどが好意的なレビューであることを願っています!)

評価の概要 (1)、フィルター (2)、[いいね!] ボタンと [Comment (コメント)] ボタン (3)、[Write Review (レビューを書く)] ボタン (4) が強調表示されている [Reviews (レビュー)] タブの例。

  • 評価の概要 (1): ソリューションに対するコミュニティの全体的なセンチメントを知りたいですか? 評価の概要を確認して、平均評価とレビューの総数を確認してください。
  • 評価とレビューアーのバッジで絞り込む (2): フィルターを適用して関心のあるレビューに絞り込みます。評価で絞り込むと、肯定的または建設的なフィードバックの詳細を確認できます。Trailhead Ranger や Salesforce MVP など、バッジで絞り込むと、AppExchange で最も活動的で豊富な知識を持つ信頼できるレビューアーによるフィードバックが表示されます。
  • いいね! とコメント (3): 意思決定においてレビューが参考になった場合は、いいね! を付けたり、コメントを追加したりします。あなたの投稿は、コミュニティで特に影響力があると考えられているレビューを特定するのに役立ちます。
  • レビューを書く (4): ソリューションを試したり、コンサルタントと提携したりした場合には、レビューの投稿や既存のレビューへの返信といった方法であなた自身の感想を書き加えてください。Trailhead Ranger、Salesforce MVP、トップレビューアーに該当する人がレビューを書き込むと、Trailblazer ステータスが自動的に表示されます。

購入前に試用する

リスティングを確認しても、まだそのソリューションがニーズを満たすかどうか定かでないことがあります。珍しいことではありません。

このような場合、ソリューションを試用する手段を模索します。AppExchange には、機能制限トライアル、Sandbox トライアル、Trialforce トライアルという 3 つのオプションがあります。関心のあるソリューションが見つかったら、[Try It Free (無料で試してみる)] (1) をクリックして、利用可能なトライアルオプションを確認してください。

AppExchange リスティングの [Try It Free (無料で試してみる)] ボタンのビュー。

では、各オプションで何ができるかを見てみましょう。

  • 機能制限トライアル (1): 機能制限トライアルでは、プロバイダーが設定した参照のみの Developer Edition 組織でソリューションを操作できます。ログイン情報が送付され、サンプルデータを使って組織の機能を試してみることができます。
  • Sandbox トライアル (2): エキスパートは通常、まず本番環境のコピーでソリューションを試用します。その場合は、[Try in your sandbox (Sandbox を試す)] をクリックします。
  • Trialforce トライアル (3): Trialforce トライアルの場合、有効期間中は書き込み可能な Developer Edition 組織でソリューションを操作できます。機能制限トライアルと同様、Trialforce トライアルもサンプルデータを使用して設定されますが、機能制限トライアルとは異なり、組織をカスタマイズでき、購入を決定した場合はそのまま使用を継続できます。

機能制限トライアル、Sandbox トライアル、Trialforce トライアルの各オプションにコールアウトが示されているトライアル選択ページ。

提供するトライアルはプロバイダーが決定するため、リスティングによってオプションは異なります。試用できない機能がある場合や、疑問に対する答えがリスティングに記載されていない場合は、プロバイダーに問い合わせてください。

テスト組織へ

AppExchange リスティングについて知っておくべきことをすべて習得しました。AppExchange エキスパートに限りなく近づいています。この単元では、AppExchange リスティングの使い方や、レビュー、機能制限トライアルなどへのアクセス方法を学びました。こうしたスキルを Ursa Major の課題に適用したお陰で、Salesforce Adoption Dashboards アプリケーションが見つかり、営業チームの Sales Cloud 使用状況を詳しく調べられるようになりました。次は、テスト組織を使用してあなたのようなエキスパートが AppExchange パッケージをインストールする方法を学習します。

リソース

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