AppExchange パッケージのインストール (再びスーパーヒーローのように)
学習の目的
- 管理パッケージと未管理パッケージの違いを説明する。
- パッケージをインストールする前に確認すべき主要な質問を挙げる。
- 組織にパッケージをインストールする。
- 他のスーパーヒーローや AppExchange とつながる方法を説明する。
スーパーヒーローへの道もあと少し
前の単元では、的確な AppExchange 戦略を取って Salesforce Adoption Dashboards アプリケーションを検出するという、スーパーヒーローらしいアプローチで Ursa Major のソリューションを見つけました。これで終わりでしょうか? 一人前の AppExchange スーパーヒーローになれましたか? まだです! マントとタイツを脱ぎ捨てる前にまだ習得すべきスキルがいくつかあります。この単元では、パッケージ種別とインストールのベストプラクティスを含む、インストールプロセスに焦点を当てます。その後、組織に Adoption Dashboards アプリケーションをインストールして実際に操作します。
管理パッケージと未管理パッケージ
属性 | 管理パッケージ | 未管理パッケージ |
---|---|---|
カスタマイズ | ソリューションのコードとメタデータの参照や変更はできません。 | 必要に応じて、コードとメタデータをカスタマイズできます。 |
アップグレード | プロバイダは製品を自動的にアップグレードできます。 | アップグレードを受信するには、組織からパッケージをアンインストールして AppExchange から新バージョンを再インストールする必要があります。 |
組織の制限 | パッケージのコンテンツは、組織のアプリケーション、タブ、オブジェクトの制限にカウントされません。 | パッケージのコンテンツは、組織のアプリケーション、タブ、オブジェクトの制限にカウントされます。 |
ソリューションの内部を操作することに関心がある場合は、未管理パッケージを探します。そうでない場合は、おそらく管理パッケージが組織のニーズに合うでしょう。管理パッケージであれば、製品が組織のアプリケーション、タブ、オブジェクトの各制限に与える影響を心配せずにインストールできるからです。さらに、アップグレードはシームレスに行われます。パッケージ種別間の違いを確認できたので、インストールプロセスにどうアプローチするかを見てみましょう。
スーパーヒーローのソリューションのインストール方法
- パッケージのインストール先は適切な組織か? AppExchange スーパーヒーローは、必ず最初に Developer Edition 組織または Sandbox でテストしてから本番組織にインストールします。パッケージのインストール先を決めたら、その組織で使用できるログイン情報を用意します。そのログイン情報は AppExchange との接続を確立するために必要です。
- ドキュメントを確認したか? 多くのプロバイダは、インストール、設定、およびトラブルシューティングに役立つドキュメントを提供しています。ドキュメントが入手可能であれば、[概要] タブに表示されます。
- ソリューションにアクセスする必要があるのは誰か? パッケージをインストールするとき、その機能にアクセスできるユーザを決定します。たとえば、システム管理者のみ、すべてのユーザ、特定のプロファイルなどの選択肢があります。はっきりしない場合は、システム管理者にのみアクセス権を付与してください。他のユーザには後でいつでもアクセス権を付与できます。
上記の質問を検討したら、パッケージをインストールできます。
Trailhead Playground のログイン情報の取得
この単元では、Trailhead Playground へのパッケージのインストールを練習します。インストールにはログイン情報が必要であるため、最初のステップはユーザ名とパスワードを取得することです。このセクションでは、Playground ユーザ名を調べてパスワードをリセットする方法を説明します。すでに Playground のログイン情報がわかっている場合 (または Developer Edition 組織を使用していて、DE ログイン情報がわかっている場合)、このセクションはスキップできます。
- Playground を起動するために、このページの一番下までスクロールして [起動] をクリックします。
- [Get Your Login Credentials (ログイン情報の表示)] というタブが表示されている場合は、ステップ 3 に進みます。表示されていない場合は、アプリケーションランチャーで [Playground Starter] を見つけて開きます。(Playground Starter が見つからない場合は、Trailhead ヘルプの「Find the Username and Password for Your Trailhead Playground (Trailhead Playground のユーザ名とパスワードの調べ方)」を参照してください。)
-
[Get Your Login Credentials (ログイン情報の表示)] タブをクリックします。ページに表示されたユーザ名をメモします。
- [パスワードのリセット] をクリックします。これにより、ユーザ名に関連付けられているアドレスにメールが送信されます。
- メール内のリンクをクリックします。メールにも Trailhead Playground のユーザ名が記載されています。
- 新しいパスワードを入力し、確認して、[パスワードの変更] をクリックします。
Trailhead Playground アカウントと Trailblazer.me プロファイルの接続
次のステップは、Playground にパッケージをインストールできるように Trailhead Playground アカウントを Trailblazer.me プロファイルに接続することです。Trailblazer.me では、AppExchange やその他の Salesforce 関連サイトにログインするために使用できる 1 つの ID が付与されます。Playground アカウントを Trailblazer.me に接続したままにしたくない場合は、この単元の最後にある Challenge を完了した後に切断できます。
- 新しいブラウザタブで AppExchange を開きます。
- 自分のアバターをクリックして Trailblazer.me アカウントをメニューを開き、[設定] をクリックします。
- [Salesforce アカウント] セクションで [接続] をクリックします。
- [Choose a Username (ユーザ名を選択)] ページが表示された場合は、[Log In with a Different Username (別のユーザ名でログイン)] をクリックします。ログインページが表示された場合は、次のステップにスキップします。
- Trailhead Playground ユーザ名とパスワードを入力し、[ログイン] をクリックします。
- [アカウントのリンク] をクリックします。
Adoption Dashboards アプリケーションのインストール
- 組織 — アプリケーションは、新機能のテストと Trailhead の Challenge を行うために使用している Trailhead Playground (または DE 組織) にインストールします。そうすることで、予期しない問題が発生しても Ursa Major のユーザは影響を受けません。
- ドキュメント — リストの [概要] タブに、Salesforce の標準インストール手順に従うことを推奨するデータシートがあります。
- アクセス権 — アプリケーションを使用する必要があるのはあなただけです。システム管理者のみのためにインストールします。
- AppExchange で Salesforce Adoption Dashboards リストを検索して開きます。
-
[今すぐ入手] をクリックします。
- [Connected Salesforce Accounts (接続済みの Salesforce アカウント)] ドロップで、Trailhead Playground のユーザ名を選択し、[本番環境にインストール] をクリックします。
- Trailhead Playground にパッケージをインストールすることを確認するインストールの確認画面でユーザ名を確認し、契約条件に同意するボックスを選択します。
- [確認してインストール] をクリックします。
- Trailhead Playground のユーザ名とパスワードを使用してログインします。
-
[管理者のみのインストール] を選択します。他のオプションはそのままにします。
- [インストール] をクリックします。パッケージのインストールには数分かかる場合があります。
- [完了] をクリックすると、組織のパッケージが表示されます。
パッケージのインストールが完了すると、組織の [設定] に [インストール済みパッケージ] ページが表示されます。ここから、個々のパッケージの詳細を表示したり、アンインストールなどの管理作業を実行したりすることができます。ここではまず、Adoption Dashboards の機能を実際に確認します。次はその操作を学習しましょう。
User Adoption (ユーザ採用) ダッシュボードの表示
このアプリケーションには 2 つのダッシュボードが含まれています。1 つは、地域別またはロール別のログイン数など、ユーザの行動に焦点を当てたもので、もう 1 つは、取引先レコードの新規作成数など、主要なオブジェクトの使用状況に焦点を当てます。ユーザ採用データは、要件リストの最優先事項であるため、最初のダッシュボードにドリルインしてみましょう。
- アプリケーションランチャー (
) から [ダッシュボード] を見つけて選択します。
- Lightning Experience では、[すべてのフォルダ] をクリックし、[Salesforce Adoption Dashboards] をクリックします。Salesforce Classic では、[Salesforce Adoption Dashboards] をクリックします。
-
[1 - User Adoption (Logins) (ユーザ採用 (ログイン数))] をクリックして User Adoption ダッシュボードを開きます。
本番データがなくても、このダッシュボードは AppExchange 戦略で探している機能すべて (ログイン数が最も多いユーザ (1) や最も少ないユーザ (2) など) を提供することがわかります。総ログイン数 (3) やロール別ログイン数 (4) など、今後役に立ちそうなデータもあります。AppExchange スーパーヒーローのようにインストールを完了したので、ダッシュボードに対して自分で開発や設定をする必要はありません。代わりに、その時間を Ursa Major 営業チームの採用率 100% 達成にかけることができます。次は、それを実際にどう行うのかを確認しましょう。
Ursa Major での効果
テスト組織に Adoption Dashboards アプリケーションをインストールしてから 1 週間が経ちました。その間に、アプリケーションのテストと機能の試用を続けました。デフォルト設定でニーズを満たすことがわかったので、本番環境にアプリケーションをインストールしました。本番データを使用した User Adoption ダッシュボードは次のように表示されます。

左側 (1) では、誰が Salesforce に定期的にログインしているかを明確に把握できます。右側 (2) に表示されるのは、少し背中を押してあげればこれから左側に移れる可能性がある人たちです。そこで、この人たちに連絡してハンズオントレーニングをスケジュールすることにしました。また、Trailhead を紹介してサインアップするのをサポートし、学習を開始できるようにしようと考えました。Ursa Major では四半期ごとに営業チームが増員されているので、このままダッシュボードを使用して、継続的に採用状況を監視することにします。
コミュニティとつながる
最初の単元で、AppExchange はツールベルトに付けた単なる 1 ツールではなく、コミュニティであると学習しました。そしてあなたは、新しく生まれた AppExchange スーパーヒーローとしてコミュニティの重要なメンバーとなりました。コミュニティでのあなたの最大の武器は何でしょうか? ソリューションを見つけてきてインストールする能力ではありませんよ。それはフィードバックです! 製品の試用または購入後、またはコンサルタントと協力した後、必ずレビューで体験を共有してください。レビューを書くことで、仲間のスーパーヒーローはそれを参考にしてソリューションやコンサルタントが適切かどうかを判断することができます。ソリューションプロバイダやコンサルタントも、何がうまく行って何が問題があるかを把握できます。これにより、将来のバージョンの改善を促すことができます。レビューを書くには、リストの [レビュー] タブに移動し、[レビューを書く] をクリックします。

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