AppExchange パッケージをインストールする
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- 管理パッケージと未管理パッケージの違いを説明する。
- パッケージをインストールする前に確認すべき主要な質問を挙げる。
- 組織にパッケージをインストールする。
一緒にトレイルを進みましょう
エキスパートの説明を見ながらこのステップを実行したい場合は、次の動画をご覧ください。これは「Trail Together」(一緒にトレイル) シリーズの一部です。
(この動画は 17:32 の時点から始まります。戻して手順の最初から見直す場合はご注意ください。)
インストールの準備をする
あなたのニーズを満たすソリューションが見つかりました。このソリューションを組織にインストールする前に、AppExchange からインストール可能なパッケージの種別について学習しておきましょう。
管理パッケージと未管理パッケージ
AppExchange ソリューションは、アプリケーション、タブ、オブジェクトのコンテナであるパッケージとして組織にインストールされます。パッケージには、管理と未管理という 2 つの種別があります。ソリューションプロバイダーがソリューションの配布に使用するパッケージ種別を決定し、その種別が組織でのソリューションの動作に影響を与えます。パッケージ種別間の最も重要な違いを確認しましょう。
属性 | 管理パッケージ | 未管理パッケージ |
---|---|---|
カスタマイズ |
ソリューションのコードとメタデータの参照や変更はできません。 |
必要に応じて、コードとメタデータをカスタマイズできます。 |
アップグレード |
プロバイダーは製品を自動的にアップグレードできます。 |
アップグレードを受信するには、組織からパッケージをアンインストールして AppExchange から新バージョンを再インストールする必要があります。 |
組織の制限 |
パッケージのコンテンツは、組織のアプリケーション、タブ、オブジェクトの制限にカウントされません。 |
パッケージのコンテンツは、組織のアプリケーション、タブ、オブジェクトの制限にカウントされます。 |
ソリューションの内部を操作することに関心があるなら、未管理パッケージを探してください。そうでない場合は、管理パッケージがニーズに適しています。管理パッケージであれば、製品が組織のアプリケーション、タブ、オブジェクトの各制限に与える影響を心配せずにインストールできるからです。さらに、アップグレードもシームレスに行われます。パッケージ種別間の違いを確認できたので、インストールプロセスにどうアプローチするかを見てみましょう。
ソリューションのインストール方法
「AppExchange 入門」単元で、時間をかけて戦略を定義すれば、極めて効率的に検索できることを説明しました。同様に、インストール前にいくつかの質問に答えておけば、このプロセスが飛躍的にスピードアップします。ということで、インストール前に次の点を自問してみてください。
- パッケージのインストール先は適切な組織か? AppExchange エキスパートは必ず最初に Developer Edition 組織または Sandbox でテストしてから本番組織にインストールします。パッケージのインストール先を決めたら、その組織で使用できるログイン情報を用意します。そのログイン情報は AppExchange との接続を確立するために必要です。
- ドキュメントを確認したか? 多くのプロバイダーは、インストール、設定、およびトラブルシューティングに役立つドキュメントを提供しています。ドキュメントを入手可能な場合は、アプリケーションの [概要] タブに表示されています。
- ソリューションにアクセスする必要があるのは誰か? パッケージをインストールするとき、その機能にアクセスできるユーザーを決定します。たとえば、システム管理者のみ、すべてのユーザー、特定のプロファイルなどの選択肢があります。はっきりしない場合は、システム管理者にのみアクセス権を付与してください。他のユーザーには後でいつでもアクセス権を付与できます。
Trailhead Playground のユーザー名とパスワードを取得する
この単元では、Trailhead Playground へのパッケージのインストールを練習します。インストールにはログイン情報が必要であるため、最初のステップはユーザー名とパスワードを取得することです。このセクションでは、Playground ユーザー名を調べてパスワードをリセットする方法を説明します。すでに Playground のログイン情報がわかっている場合 (または Developer Edition 組織を使用していて、DE ログイン情報がわかっている場合)、このセクションはスキップできます。
Trailhead Playground を開くところから始めましょう。このページの一番下までスクロールして、[起動] をクリックします。組織に [ログイン情報を取得する] というタブが表示されている場合は、以下の手順に従います。
表示されていない場合は、アプリケーションランチャー () で、[Playground Starter] をクリックして手順に従います。Playground Starter アプリケーションが表示されない場合は、Trailhead ヘルプの「Trailhead Playground のユーザー名とパスワードの調べ方」を参照してください。
- [Get Your Login Credentials (ログイン情報の表示)] タブをクリックし、ユーザー名をメモします。
- [パスワードのリセット] をクリックします。これにより、ユーザー名に関連付けられているアドレスにメールが送信されます。
- メールに記載されたリンクをクリックします。
新しいパスワードを入力し、確認して、[パスワードの変更] をクリックします。
Trailblazer プロファイルに Trailhead Playground アカウントを接続する
次のステップは、Trailhead Playground アカウントを Trailblazer アカウントに接続して、Playground にパッケージをインストールできるようにすることです。Trailblazer を使用すると、AppExchange と Salesforce のその他の関連サイトにログインする 1 つの ID が付与されます。Playground アカウントを Trailblazer に接続したままにしたくない場合は、この単元の最後にある Challenge を完了した後に切断できます。
- 新しいブラウザータブで AppExchange を開きます。
- 自分のアバターをクリックして Trailblazer アカウントメニューを開き、[設定] をクリックします。
- [接続済みのアカウント] セクションで、[Salesforce アカウント] ヘッダーの下にある [接続] をクリックします。
- [Choose a Username (ユーザー名を選択)] ページが表示された場合は、[Log In with a Different Username (別のユーザー名でログイン)] をクリックします。ログインページが表示された場合は、次のステップにスキップします。
- Trailhead Playground ユーザー名とパスワードを入力し、[ログイン] をクリックします。
- [アカウントのリンク] をクリックします。
この手順に従って、本番組織、Developer Edition 組織、Trailhead Playground を Trailblazer プロファイルに接続します。
どの組織を選択するか?
Ursa Major のソーラーパネルが太陽光をエネルギーに変換する画期的なものであると説明したことを覚えていますか? AppExchange も同様に画期的で、[今すぐ入手] をクリックしてパッケージをインストールすると、AppExchange アカウントピッカーに次に該当する Salesforce のすべての組織が表示されます。
- Trailblazer アカウントにリンクされている組織
- インストール権限がある組織
[Connected Salesforce Accounts (接続済みの Salesforce アカウント)] の矢印をクリックして、パッケージをインストールする組織を選択します。対象のアカウントが表示されない場合は、そのアカウントが Trailblazer プロファイルに接続されていることと、「請求情報の管理」権限があることを確認します。
Adoption Dashboards アプリケーションをインストールする
Salesforce Adoption Dashboards をインストールする準備が整いました! 次の 3 つの事項を念頭に、パッケージを正しい組織にインストールして、適切なユーザーにアクセス権を付与し、ドキュメントを確認しておきます。
- 組織: アプリケーションは、新機能のテストと Trailhead の Challenge に使用する Trailhead Playground (または DE 組織) にインストールします。こうすれば、予期しない問題が発生しても Ursa Major のユーザーは影響を受けません。
- ドキュメント: リストの [概要] タブに、Salesforce の標準インストール手順に従うことを推奨するデータシートがあります。
- アクセス権: アプリケーションを使用する必要があるのはあなただけですから、インストールの対象はシステム管理者のみです。
いよいよインストールします!
- AppExchange に Salesforce Adoption Dashboards リストが表示されていない場合は検索して開きます。
-
[今すぐ入手] をクリックします。
- [Connected Salesforce Accounts (接続済みの Salesforce アカウント)] ドロップダウンで、Trailhead Playground のユーザー名を選択し、[本番組織にインストール] をクリックします。
- Trailhead Playground にパッケージをインストールすることを確認するインストールの確認画面でユーザー名を確認し、契約条件に同意するボックス (A) を選択します。
- [確認してインストール] (B) をクリックします。
- Trailhead Playground のユーザー名とパスワードを使用して本番組織にログインします。
-
[管理者のみのインストール] を選択します。
- [インストール] をクリックします。パッケージのインストールには数分かかる場合があります。
- [完了] をクリックすると、組織のパッケージが表示されます。
パッケージのインストールが完了すると、組織の [設定] に [インストール済みパッケージ] ページが表示されます。ここから、個々のパッケージの詳細を表示したり、アンインストールなどの管理作業を実行したりすることができます。ここではまず、Salesforce Adoption Dashboards の機能を実際に確認します。次はその操作を学習しましょう。
Salesforce 採用ダッシュボードを表示する
このアプリケーションにはダッシュボードが 3 つあります。1 つは、地域別またはロール別のログイン数など、ユーザーの行動に焦点を当てたもので、もう 1 つは、取引先レコードの新規作成数など、主要なオブジェクトの使用状況に焦点を当てます。3 つ目は、営業データとマーケティングデータに関するものです。ユーザー採用データは、要件リストの最優先事項であるため、最初のダッシュボードにドリルインしてみましょう。
- アプリケーションランチャー (
) から [ダッシュボード] を見つけて選択します。
- [すべてのフォルダー] をクリックし、[Salesforce Adoption Dashboards] をクリックします。
- [1 - User Adoption (Logins) (ユーザー採用 (ログイン数))] をクリックして User Adoption ダッシュボードを開きます。
本番データがなくても、このダッシュボードは AppExchange 戦略で探している機能すべて (ログイン数が最も多いユーザー (1) や最も少ないユーザー (2) など) を提供することがわかります。総ログイン数 (3) やロール別ログイン数 (4) など、今後役に立ちそうなデータもあります。
Ursa Major の将来に目を向ける
AppExchange エキスパートとして手順を実行したため、Salesforce Adoption Dashboards であなたが構築や設定をする必要のあるものは何もありません。代わりに、その時間を Ursa Major 営業チームの採用率 100% 達成にかけることができます。次は、それを実際にどう行うのかを確認しましょう。