AppExchange ソリューションをインストールする
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Salesforce Labs ソリューションについて説明する。
- AppExchange ソリューションを組織にインストールする。
- AppExchange ソリューションをプロセスフローに追加する。
一緒にトレイルを進みましょう
エキスパートの説明を見ながらこのステップを実行したい場合は、次の動画をご覧ください。これは「Trail Together」(一緒にトレイル) シリーズの一部です。
(この動画は 20:32 の時点から始まります。戻して手順の最初から見直す場合はご注意ください。)
はじめに
必要なのはマウスと冒険心です。この単元では、AppExchange ソリューションをインストールして使用する手順について説明します。その後ハンズオン Challenge で、学習した内容を実践していただきます。
ここでは次のタスクを実行します。
- Service Agent Script for Salesforce Flow コンポーネントをインストールする。
- フローを作成する。
- コンポーネントをフローに追加する。
- フローを実行する。
Salesforce Labs について知る
この演習では、Salesforce Labs ソリューションを使用します。Salesforce Labs と言っても、ペトリ皿に向かうエキセントリックな科学者が登場するわけではありません。Salesforce Labs は、Salesforce のエンジニアや他の先駆的な従業員がソリューションを開発し、AppExchange でお客様と共有できるようにするプログラムです。Salesforce Labs ソリューションはシンプルなユーティリティから完全な垂直型ソリューションまで多岐にわたり、次の特長を備えています。
- 無料である。
- すぐにインストールできる。
- 一般的なビジネス課題の解決を目的に設計されている。
- オープンソースである。コードでどのように機能するのか確認し、必要に応じてカスタマイズできます。プラットフォームがどのように機能するかに対する知識を深めることができます。
最後に重要な点として、Salesforce Labs ソリューションから、Salesforce の新機能や画期的な機能について知ることができます。Salesforce では、最新の製品や機能を駆使した Labs ソリューションを次々と発表しています。
フローコンポーネントをインストールする
最初のタスクは、Service Agent Script for Salesforce Flow コンポーネントを Trailhead Playground にインストールすることです。
まずは Trailhead Playground を開き、ユーザー名とパスワードを取得します。このページの一番下までスクロールして、[起動] をクリックします。組織に [ログイン情報を取得する] というタブが表示されている場合は、以下の手順に従います。
表示されていない場合は、 をクリックしてアプリケーションランチャーを起動してから、[Playground Starter] をクリックして手順に従います。Playground Starter アプリケーションが表示されない場合は、Trailhead ヘルプの「Trailhead Playground のユーザー名とパスワードの調べ方」を参照してください。
- [ログイン情報を取得する] タブをクリックします。
- ページに表示された Trailhead Playground のユーザー名をメモします。
- [パスワードのリセット] をクリックします。これにより、ユーザー名に関連付けられているアドレスにメールが送信されます。
- メールが届いたら、パスワードのリセットリンクをクリックします。
新しいパスワードを入力し、確認して、[パスワードの変更] をクリックします。
続いて、AppExchange にログインし、Service Agent Script for Salesforce Flow コンポーネントをインストールします。
- 新しいプライベートブラウズウィンドウを開きます。Chrome では、[File (ファイル)] | [New Incognito Window (シークレットウィンドウを開く)] をクリックします。Safari では、[File (ファイル)] | [New Private Window (新規プライベートウィンドウ)] をクリックします。
- プライベートブラウズウィンドウで、https://appexchange.salesforce.com にアクセスします。
- [ログイン] をクリックします。
- [Salesforce] をクリックします。
- 表示されたログインページで、先ほど Trailhead Playground から取得したユーザー名とパスワードを入力し、[ログイン] をクリックします。
- [Link to Trailblazer (Trailblazer にリンク)] ページが表示されたら、[リンクしてログイン] をクリックして続行します。
- 検索バーに
Service Agent Script for Salesforce Flow
と入力し、このコンポーネントのリスティングをクリックします。(見つからない場合は、この直接リンクを使用してください。表示されたログインページで、Trailhead Playground のログイン情報を使用してログインします。) - [今すぐ入手] をクリックします。
- 必要に応じて、[Connected Salesforce Accounts (接続済みの Salesforce アカウント)] ドロップダウンから Trailhead Playground のユーザー名を選択します。
- [本番環境にインストール] をクリックします。本番環境で間違いありません。Trailhead Playground は個人使用のための本番インスタンスです。他の環境 (この場合は本番組織) に影響を与えずに Playground でカスタマイズを行うことができます。
- Trailhead Playground にパッケージをインストールすることを確認するインストールの確認画面でユーザー名を確認し、契約条件に同意するボックスを選択します。
- [確認してインストール] をクリックします。
- 入力を促されたら、Trailhead Playground のログイン情報をもう一度入力して、[ログイン] をクリックします。
- このソリューションにアクセスする必要があるユーザーはあなただけであるため、[管理者のみのインストール] を選択して、[インストール] をクリックします。
- パッケージのインストールに数分かかることがあります。インストールが完了したことを伝えるメッセージが表示されたら、[完了] をクリックして、組織でパッケージを確認します。
組織の [設定] に [インストール済みパッケージ] が表示されます。このページで、個々のパッケージの詳細を表示したり、パッケージのアンインストールなどの管理タスクを実行することができます。
フローの Lightning ランタイムを有効にする
Service Agent Script for Salesforce Flow は Aura コンポーネントです。Aura コンポーネントを含むフローを実行するには、Playground 組織でフローの Lightning ランタイムを有効にする必要があります。
- Playground で
をクリックして [設定] を選択します。
- [クイック検索] ボックスに
プロセスの自動化
と入力し、[プロセスの自動化設定] を選択します。 -
[フローの Lightning ランタイムを有効化] がオンになっていることを確認します。オフの場合はオンにして、[保存] をクリックします。
フローを作成する
いよいよ Service Agent Script for Salesforce Flow コンポーネントを使用して、フロー内からスクリプトを表示するフローを作成します。
- Playground で
をクリックして [設定] を選択します。
- [クイック検索] ボックスに
フロー
と入力し、[フロー] を選択します。 - [新規フロー] をクリックします。
-
[画面フロー] を選択し、[作成] をクリックして Flow Builder を起動します。
画面要素をフローに追加する
Flow Builder は、フローを作成するためのポイント & クリックツールです。Flow Builder ツールボックスに使用可能な要素がリストされています。要素をキャンバスに追加するには、要素をツールボックスからキャンバスにドラッグします。フローにスクリプトなどのビジュアル要素を含める場合は、画面要素を使用します。デフォルトで、Flow Builder は自動レイアウトで開きます。
- Flow Builder で、[自動レイアウト] (1) の横にある矢印をクリックして、[自由形式] (2) を選択します。
- [画面] 要素をキャンバスにドラッグします。
- [新規画面] ウィンドウで、画面の [表示ラベル] を「Retention Offer Screen」 (リテンションオファー画面) に設定します。[API 参照名] には自動的に「Retention_Offer_Screen」と入力されます。
- agentScript コンポーネントを画面要素にドラッグします。AppExchange からインストールするフローソリューションは、コンポーネントリストの [カスタム] セクションに表示されています。
-
[agentScript] を選択し、[API 参照名] (1) に
retention_offer_script
と入力します。 - [スクリプト] (2) には、
特別オファーがあります
と入力します。 - [完了] をクリックします。
フロー要素を連結する
次は、開始要素と画面要素を結び付けて、フローの実行時にスクリプトが読み込まれるようにします。
- [開始] 要素 (1) の下部にあるコネクタノードを [Retention Offer Screen (リテンションオファー画面)] 要素 (2) にドラッグします。
フローを保存して実行する
画面要素を設定してフローに追加しました。フローを保存したら実行できます。
- [保存] をクリックします。
-
[フローの表示ラベル] に、
リテンションオファーフロー
と入力します。[フローの API 参照名] には自動的に「Retention_Offer_Flow」と入力されます。 -
[保存] をクリックします。
- [実行] をクリックします。
- 画面にスクリプトが表示されることを確認します。
これで完了です。Flow Builder を使用して、AppExchange からインストールした Salesforce フローコンポーネントを使用するフローを作成しました。