AppExchange の利用法を認識する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

ソリューションを検索して絞り込む。
パーソナライズされたおすすめに影響を及ぼす要因を挙げる。

一緒にトレイルを進みましょう

エキスパートの説明を見ながらこのステップを実行したい場合は、次の動画をご覧ください。これは「Trail Together」(一緒にトレイル) シリーズの一部です。

(この動画は 11:06 の時点から始まります。戻して手順の最初から見直す場合はご注意ください。)

はじめに

AppExchange は活気あるマーケットプレイスで、何万件ものリスティングが公開され、新しいリスティングが度々追加されています。豊富な選択肢があるのは素晴らしいことですが、どれを選べばよいのかわからなくなることがあります。

Maria Jimenez は、太陽光発電の設備やシステムのサプライヤーである Ursa Major Solar, Inc. のシステム管理者で、AppExchange の利用法を心得ています。Maria からのアドバイスは、「最適なソリューションを見つけるためには、何が必要なのか明確にしておく」というものです。

ソリューションを検索する

Ursa Major チームは、注文履行を合理化することを望んでいます。履行ベンダーには満足していますが、Salesforce 内から注文品の発送や発送品の追跡が可能になる日が来ることを夢見ています。こうしたビジネス課題は珍しいことではないため、Maria は AppExchange でソリューションを見つけることができると確信しています。

何を求めているのかが明確なお客様は、AppExchange でまず検索を実行します。

AppExchange の検索項目とプライマリナビゲーションメニュー

Maria は Web ブラウザーを開いて AppExchange にログインし、検索項目にカーソルを置きます。すると、AppExchange が気を利かせて最近アクセスしたページのリストを表示してくれます。リストから項目を選択すれば、詳細を確認できます。

Maria は今までとは異なるソリューションを探しているため、最近の項目にニーズを満たすものはありません。検索語を送信したところ、関連性の高い結果のリストが表示されました。

検索結果のページにソリューションタイプがアルファベット順に表示され (アプリケーション、Bolt ソリューション...)、タイプごとにソリューションがまとめられています。

検索結果を絞り込む

Maria の簡単な検索で、数千件のソリューションが数百件に絞り込まれました。それでも、まだまだ結果が多すぎます。この中から適切なソリューションを見つけるのは、干し草の山から針を探し出すようなものです。そのため、検索条件を適用して干し草を払い除ける必要があります。検索条件は検索エンジンに、何を表示し、何を表示しないか指示するものです。

次の基準で結果を絞り込むことができます。

ソリューションタイプ
価格
Salesforce エディション
カスタマーの評価
言語

デフォルトでは、すべての検索条件がオンになっています。Maria の検索で大量の結果が返されたのはこのためです。そこで、不要な検索条件はオフにして、「アプリケーション」「エンタープライズ」「英語」のみをオンのままにします。[条件の適用] をクリックすると検索結果のページが更新され、Enterprise Edition で使用できる英語のアプリケーションに絞り込まれた端的なリストが示されます。

Maria はすぐに良さそうなアプリケーションをいくつか見つけ、チームに詳細を知らせます。

AppExchange ホームページを確認する

Maria はミーティングの合間にまた AppExchange にアクセスします。ホームページをスクロールして、Ursa Major が使用している製品に基づくシステム管理者向けのおすすめを見つけます。

詳細を見ていきましょう。

AppExchange ホームページのビューの例

中断した場所から再開する

必要なものが見つかるまで AppExchange に何度もアクセスしないとならない場合があります。Maria のように、ログインした状態でソリューションやコンサルタントを探しているがなかなか見つからない場合は、[中断した場所から再開する] を確認します。

3 つのソリューションタイルが表示されている [中断した場所から再開する] セクションの例

Maria は最近参照したリストの概要を確認します。このセクションは、自身が何を探し、ビジネス上のどのような問題を解決しようとしているのかを思い出させてくれる付箋のような役割を果たします。

ロール、業種、Salesforce 製品でよく使用されるソリューション…

システム管理者である Maria は、自身の日常業務を容易にしてくれるデータやツールに関心を抱いています。そのため、自身のロールに特化したアプリケーションのおすすめが表示されたセクションを見て感激します。

Maria は同僚にもこのセクションのことを教えたいと思い、メモします。Ursa Major の開発者、営業担当、ビジネスマネージャーにも各自のロールに応じたコンテンツが表示されます。こうしたおすすめをすべて Salesforce の実装に組み込めば、どれほど効率的で、素晴らしいものになるかと想像します。

Maria がスクロールを続けると、Ursa Major の業種や製品に基づく提案など、異なる方法でパーソナライズされたおすすめがさらに表示されます。

最新トレンド

[トレンド] には、現時点で人気の高いソリューションが示されます。テクノロジーの現在のトレンドは、ウェアラブルテクノロジーとチャットボットです。AppExchange のトレンドソリューションは、大半のお客様がインストールしているものです。

Maria はこのセクションを確認し、インストールの頻度が最多のソリューションが表示されるようにパーソナライズされたリストを見つけました。

Salesforce 製品を拡張する

もしも私たちがサンフランシスコのアパートで Salesforce を設立した時代に戻ることができたなら、企業のビジネス手法を刷新する CRM プラットフォームの構築に関するグループインテントを確認したものと思われます。このプラットフォームは、Sales Cloud、Service Cloud、Marketing Cloud、CRM Analytics などその上で実行される他の製品の基盤になっています。

AppExchange ソリューションはこのプラットフォームを拡張するだけでなく、Salesforce 製品も拡張します。現在使用している特定の製品と連動するソリューションが必要な場合は、[製品別コレクション] タブを確認します。このタブで、ビジネスニーズを満たすおすすめのソリューションを見つけることができます。

AppExchange の [製品別コレクション] サブメニュー

業種のニーズを満たす

どの業種にも独自のニーズがあります。医療機関が果たす機能は、報道機関が果たす機能とは異なります。あなたの業種向けにその業種のエキスパートが設計したソリューションを見つける場合は、[業種別コレクション] タブにアクセスします。

次の業種のソリューションが用意されています。

通信
教育
金融サービス
政府機関
ヘルスケアおよびライフサイエンス
製造業
マスコミ
非営利団体
専門サービス
不動産業
小売業
旅行、輸送、接客業

業種別コレクションのページに移動して、該当する業種のソリューションを表示します。

AppExchange の [業種別コレクション] ナビゲーションメニュー

次は、さまざまなソリューションタイプをビジネス課題に適用する方法について解説します。