コミュニティを使用した同窓生のエンゲージメント

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • コミュニティ機能とニーズを評価する。
  • コミュニティのユースケースを挙げる。
  • 同窓生用のコミュニティをカスタマイズする。

日常業務で何度も実証されているように、同窓生エンゲージメントは一方通行ではありません。Salesforce で賛助者とのコミュニケーションがどう促進されるかを説明しましたが、同様に重要なのは、Salesforce ではフィードバックの共有、キャンパス内のイベントやイニチアチブへの参加、Salesforce Experience Cloud (旧称 Salesforce Community Cloud) を利用して人脈を築くなど、同窓生に相互的なつながりを持つ機会を提供することです。
同窓生と学校の間で交わされるコミュニケーションを表す二方向交通

コミュニティとは

基本的に Salesforce コミュニティとは、共通の目標やミッションを共有するグループのためのポータルです。コミュニティは、対象グループのニーズに合わせてカスタマイズできます。同窓生とのつながりという観点では、同窓生が学校のエンゲージメントチームと相互に連絡を取れる合理的な方法を提供します。では、Cloudy College がコミュニティをどのように活用しているのかを見てみましょう。

Virginia Cook と向かい合って話をしながらタブレットの画面を見ている Ann Marie Garcia


Virginia Cook は Cloudy College の支援開拓担当副学長です。同窓生エンゲージメントディレクターと相談した後に Virginia は Cloudy の Salesforce システム管理者である Nina Brown に連絡して、同窓生がお互いや学校と交流できる新しいコミュニティが欲しいと伝えました。Virginia は賛助者同士がつながり、キャンパスイニチアチブについて知り、Cloudy College のボランティアにサインアップすることができる場所を提供すれば、支援開拓チーム全体の活動に良い影響をもたらすだろうと考えています。この同窓生コミュニティの目標は、Cloudy 同窓会メンバー同士のより強固な関係を促進し、同窓生と母校の連帯感を強めることです。

同窓生向けのユニークなコミュニティの作成

Salesforce コミュニティは、ほぼどのようなグループのニーズにも対応することができ、アイデア次第で実にさまざまな活用法があります。同窓生エンゲージメントチームによる同窓生と学校向けのコミュニティの活用方法をいくつかご紹介します。

Salesforce コミュニティでは、在学生が同窓生に、入学希望者が同窓生に、同窓生が他の同窓生や学校に、同窓生がキャンパスにつながることができます。


ここで重要なのは、コミュニティの外観は他の人のコミュニティと同じであるとは限らないことと、コミュニティは単なる同窓生ポータル以上のものであることの 2 点です。具体的な目標がある場合は、その目標を達成するためのコミュニティを構築すれば、同窓生コミュニティメンバーの満足度とエンゲージメントが高くなることで恩恵を得られることにつながります。

コミュニティのヒントとコツ

コミュニティの目的を特定したら、実践すればかなり良いコミュニティを最高のコミュニティにできるベストプラクティスがあります。中でも実践すると影響力が強いのは、このデジタル交流の場を現実世界の地域社会のように扱うことです。

強いつながりを持つ地域社会では、人々は絶えず交流し、アイデアを交換しています。関連性の高い継続的な会話を促すことで、これを Salesforce コミュニティで再現します。このような会話を助長するには、コミュニティに投稿された質問が未回答のまま放置されないよう注意することです。質問にはチームが回答することもあれば、他のコミュニティメンバーから回答が寄せられることもあります。いずれの場合でも、できるだけ間をおかずに会話を続けると、貴重なリソースとしてのコミュニティの信頼が高まります。また、地理的な場所に関係なくメンバーが参加して体験を共有できる Q&A やチームチャレンジなどの仮想交流会を主催して、現実のコミュニティ集会のような友好的な雰囲気を作り出すこともできます。

Erica Student の Chatter 投稿と Keely Battle からの返信を表示するスクリーンショット


コミュニティを人気スポットにするもう 1 つの方法は、メンバーのフィードバックを求めるために使用し、さらに (ここが肝心です) 妥当であればそのフィードバックを実際に取り入れることです。アンケートリンクを投稿し、Chatter のアンケート機能 (コミュニティでは Chatter を使用できます) を使用し、ディスカッションを開始します。また一方的なフィードバックの投稿をモニタリングすることもできます。このような対話を奨励し、メンバーによる提案の直接的な結果として行われた変更や決定に関する最新情報を共有して信頼を築き、コミュニティメンバーの意見は重要であり、学校にとって欠くことのできない存在であることを示します。

関連情報やドキュメントのホームベースとしてコミュニティを確立すると、コミュニティに対するメンバーのつながりも深まります。コミュニティメンバーが自分で調べることができれば、チームの時間も節約されます。特定のイベントやトピックのグループを作成し、メンバーが重要な日付、キャンパスニュース、その他の詳細を調べることができるようにします。ファイルリポジトリを作成し、よく使用されるフォームやドキュメントに簡単にアクセスしてダウンロードできるようにします。また、Salesforce ナレッジを使用して、よくある質問に回答する記事のデータベースを作成したり、メンバーが複雑なプロセスを完了できるようにステップバイステップの手順を紹介したりすることもできます。Salesforce ナレッジでトピックを作成すると、ヘルプコンテンツを検索しやすいようにトピックやキーワードで記事をグループ化でき、スクロールやクリックを延々と繰り返さずに済みます。

コミュニティの目標の設定と測定

前述のとおり、コミュニティのユースケースは無限にあります。学校でどのようにコミュニティを実装するかを考えた後に非常に重要なことは、新しいメンバーをコミュニティに招待することによって何を達成し、どのようにして成功を測定するかを明確にすることです。

目標は重要ですが、それらの目標を評価するために常に監視する実際の詳細な情報が総計値です。適切な総計値を特定するのは難しい場合があり、始めたばかりであれば見当もつかないかもしれません。次の 3 つの一般的な総計値は扱いやすく、最初に使用するのに適しています。

  • 1 つ目はコンテンツです。これは、コミュニティで共有するあらゆる情報です。1 つの非常に基本的な総計値は、コンテンツが使用または消費されているかどうかを監視することです。これは、ダウンロード数、高く評価された数、共有数、コメント数によって測定できます。
  • 別の一般的な総計値として、コミュニティエンゲージメントがあります。これは、全体的なメンバーシップの拡大や、投稿、コメント、活動全般によるユーザ参加の追跡によって測定できます。
  • 最後に、コミュニティによって価値が生み出されているかどうかを測定する必要があります。この総計値は、目標が何であるかや、価値をどのように定義するかによって大きく異なります。コミュニティを作成したことによって価値が向上する例として、ボランティア活動への同窓生の参加の増加が挙げられます。

目標を特定し、追跡する総計値を関連付けた後に、レポート作成スケジュールを設定すると役立ちます。もちろんニーズは学校によって異なる場合がありますが、コミュニティ総計値のレポート作成頻度について次の一般的なガイドラインに従うことをお勧めします。

コミュニティの影響を測定するための総計値とレポート作成頻度の推奨。


Salesforce には、アドバンスメントチームが情報豊富で使いやすく楽しいコミュニティを作成するのに必要なツールがすべて揃っています。驚くほど短期間で賛助者のエンゲージメントが向上するでしょう。

リソース