マーケティングインテリジェンスにデータを接続する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- マーケティングデータをマーケティングインテリジェンスに接続する方法を特定する。
- TotalConnect を使用して、データを簡単にアップロードする。
- データパイプラインを使用して、ほかのシステムからデータを取り込む。
データを接続して全体像を把握する
Alex は、Acme Corp のキャンペーンが実際にビジネス成果をどのように生み出しているかを理解したいと考えています。ただ、データが複数のシステムに散在しているため、全体像を把握することが困難です。
マーケティングインテリジェンスが設定されたため、Alex の次のステップは、キャンペーンデータをシステムに取り込むことです。Alex はまず、Google 広告と Facebook、マーケティングチームから提供された複数の CSV ファイルのデータを接続します。システム管理者のサポートを受けて、Alex はデータパイプラインを設定し、クリーンで正確なデータを Acme のダッシュボードに提供する準備が整いました。
データパイプラインを理解する
Alex は、Acme Corp のマーケティングパフォーマンスを明確に把握するためには、すべてのキャンペーンデータがマーケティングインテリジェンスにスムーズに取り込まれる必要があることを理解しています。データパイプラインでは、バックグラウンドでデータフロー全体を自動化することで手動設定の必要性が大幅に削減されるため、Alex はわずか数クリックで Acme のデータを接続できます。
裏側では、パイプラインが次の処理を自動化しています。
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取り込み: データストリームが Google 広告などのソースから未加工データを取り込み、データレイクオブジェクト (DLO) を作成します。
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変換: システムが変換処理を適用して、未加工データをクリーンアップし、構造化します。
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マッピング: 変換されたデータはデータモデルオブジェクト (DMO) にマッピングされます。
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モデリング: DMO でマーケティングインテリジェンスセマンティックモデルの構造を定義し、レポート全体での一貫性と整合性を確保します。
接続が完了すると、Alex のデータはこのモデルに準拠し、会社全体のパフォーマンスを追跡する信頼性が高く、アクション可能なダッシュボードを支えます。
サードパーティマーケティングデータを接続する
Alex は、マーケティングインテリジェンスの事前作成済み API コネクタを使用して、主要な広告プラットフォームや分析ツールからデータを取り込みます。これには、Google アナリティクス、キャンペーンマネージャー 360、Facebook ページインサイトなどが含まれます。
サードパーティソースを接続する手順は次のとおりです。
- アプリケーションランチャーから、[Marketing Intelligence (マーケティングインテリジェンス)] を選択します。
- [Data Management (データ管理)] タブで、[Create New Pipeline (新規パイプラインを作成)] をクリックします。
- サードパーティコネクタ (Google アナリティクスなど) を選択し、[Next (次へ)] をクリックします。
- 接続を選択するか、[New Connection (新規接続)] をクリックして最初から作成します。
- 指定ログイン情報とアカウント ID を入力します。
- 接続を認証します。
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[Data Space (データスペース)] を選択し、必要に応じて [Extended Attributes (拡張属性)] または [Data Sets (データセット)] を確認します。
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[Deploy (リリース)] をクリックします。

リリースされると、パイプラインがテーブルに表示され、Alex はパイプラインレコードページからパフォーマンスを監視できます。
TotalConnect を使用してカスタムデータを取り込む
Alex は、エクスポートされたレポートやベンダーのスプレッドシートなどのカスタムデータソースを扱うことがよくあります。このデータをマーケティングインテリジェンスに取り込むために、Alex は TotalConnect を使用します。Alex は CSV ファイルをアップロードし、マーケティングインテリジェンスのデータモデルに自動でマッピングできます。
TotalConnect を使用してデータを取り込む手順は次のとおりです。
- マーケティングインテリジェンスで、[Data Management (データ管理)] タブを開きます。
- [Data Pipelines (データパイプライン)] で、[Create New (新規作成)] をクリックします。
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[TotalConnect] をクリックします。

- CSV ファイル (最大 10 MB) をアップロードし、[Next (次へ)] をクリックします。
- 列のデータ型 (テキスト、数値、日付) を確認します。マーケティングインテリジェンスは、データ項目を適切なデータモデルに自動マッピングします。
- マッピングを確認または更新したら、[Validate (検証)] をクリックして問題がないかチェックします。
- すべてのエラーが解決されたら [Save (保存)] をクリックします。
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[Deploy (リリース)] をクリックします。
リリース後、Alex のカスタムデータはほかのデータソースとシームレスに連携し、完全な統合ビューを提供します。
継続的な更新の取得を自動化する
Alex は毎週手動でレポートをアップロードしたくないため、S3 データフォルダーの自動化された取得を設定します。
- [Data Pipelines (データパイプライン)] テーブルで、パイプラインのドロップダウンを開き、[Automate Retrieval (取得を自動化)] を選択します。
- ベンダーと接続を選択します。
- ファイルの種類とインポートディレクトリ (該当する場合) を選択します。
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[Deploy (リリース)] をクリックします。
自動化された取得は、Amazon S3 などのサポートされるベンダーやクラウドストレージソリューションで使用できます。データソースによっては一部のパイプラインで自動化がサポートされない場合があります。
自動化が設定されると、Alex のデータは手動操作なしで定期的に同期され、ダッシュボードが常に最新の状態に保たれます。
バックグラウンド: 項目のマッピングとトラブルシューティング
自動マッピング
マーケティングインテリジェンスは、次を使用して、ファイルの項目を適切なオブジェクトに自動的にマッピングします。
- 項目名の一致: 完全、標準化、あいまい (Campaign ID と CampaignId のように似た名前を一致として認識) のいずれか
- シノニム: たとえば、Spend を Media Spend にマッピング
- テンプレート選択:
- インプレッションやクリックの配信テンプレート
- 購入やコンバージョンのコンバージョンタグテンプレ-ト
- デジタルインタラクションの Web 分析イベント/ページテンプレート
- インプレッションやクリックの配信テンプレート
必要に応じて、いつでもマッピングを手動で調整できます。
よくあるマッピングエラー
Validation (検証) |
説明 |
修正方法 |
|---|---|---|
テンプレートが見つかりません |
一致するデータモデルテンプレートがありません |
選択するか、新規作成する |
日付項目がありません |
マッピングされた日付項目がありません |
日付項目を追加する |
無効な項目マッピング |
項目がスキーマに一致しません |
想定される項目に一致するように調整する |
データ型が一致しません |
テキストが数値などにマッピングされている |
プレビューステップで修正する |
プライマリキーがマッピングされていません |
campaignId などがありません |
必須キーを追加する |
項目の長さが制限を超えています |
値が長すぎます |
値を短くする |
MediaBuyId がありません |
キャンペーンデータをリンクするために必要です |
mediaBuyId をマッピングする |
Alex は、広告アカウントから有料メディアデータを取り込み、内部データファイルで強化するパイプラインを設定しました。データを接続し、スムーズに流れるようになったところで、Alex はインサイトの精度を高めるため、次のステップであるデータのクリーンアップと強化に進む準備が整いました。
次のステップ
項目値を正規化し、分類を適用し、複数のソース間の一貫性を高めることで、マーケティングインテリジェンスのデータを強化する方法を学びます。これにより、ダッシュボード全体で正確でアクション可能なレポートを作成できるようになります。
