新しい SDR エージェントを立ち上げる
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Agentforce SDR を有効化して、エージェントのユーザーレコードを作成する。
- エージェントにアクセス権を付与して、エージェントを設定する。
Trailcast
このモジュールの音声録音をお聞きになりたい場合は、下記のプレーヤーを使用してください。この録音を聞き終わったら、必ず各単元に戻り、リソースを確認して関連付けられている評価を完了してください。
Agentforce SDR のサポート機能を有効化する
SDR エージェントを問題なく起動して稼働させるには、他のサービスもいくつか有効にする必要があります。手順を確認していきましょう。
- 歯車アイコン (
) をクリックして、[Salesforce Go] をクリックします。これにより、[Setup (設定)] に Salesforce Go のホームページが開きます。または、すでに [Setup (設定)] を開いている場合は、[Quick Find (クイック検索)] で [Salesforce Go] を検索して選択します。
- [Get Started with Agentforce (Agentforce の使用を開始)] セクションまでスクロールダウンし、[Agentforce for Sales (セールス向け Agentforce)] カード上の [Set Up (設定)] をクリックします。
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[Turn On (有効化)] をクリックして、組織で Agentforce を有効にします。
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[Confirm (確認)] をクリックします。Agentforce が有効になるまで多少時間がかかる場合があります。有効にすると、自動的にセールス関連エージェントが設定可能になります。たとえば、セールス向け Agentforce には現在セールスコーチと SDR エージェントという 2 つのエージェントが含まれています。有効化後、このエージェントがこのページからアクセスできるようになります。
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[SDR Agent | Inbound Nurturing (SDR エージェント | インバウンド育成)] をオンに切り替えます。
- ダイアログボックスで [Confirm (確認)] をクリックします。エージェントが有効になるまで多少時間がかかる場合があります。有効になると、完了する必要のある設定ステップが使用可能になります。以下の画像のように、4 つの必須ステップの 1 つ (エージェントの有効化) が完了しています。エージェントが有効化され、設定の準備が整いました。
Salesforce Go のガイド付き設定を使用すれば、必要なサポート機能を 1 つずつ個別に有効化する代わりに、まとめて簡単に有効化できます。これらの機能を有効にすることで、エージェントが動作するための土台が整います。すでに有効になっている機能にはチェックマークが表示されます。
お疲れさまでした。Agentforce SDR を有効化しましたので、エージェントのユーザーレコードを作成し、権限を割り当てて、Agentforce Builder でエージェントを設定できるようになりました。
エージェントへのアクセス権をユーザーに付与する
リードをエージェントに割り当てたり、エージェントの活動を確認したりするには、営業チームのメンバーに特定の権限を付与する必要があります。以下の手順で対応しましょう。
- Salesforce Go の [SDR Agent | Inbound Nurturing (SDR エージェント | インバウンド育成)] 設定領域で、[Manage User Access (ユーザーアクセスを管理)] の横にある [Manage (管理)] をクリックします。
- [Manage SDR Agent | Inbound Nurturing User Access (SDR エージェント | インバウンド育成のユーザーアクセスを管理)] ページが開きます。現在、[Configure Agentforce SDR Agent (Agentforce SDR エージェントの設定)] タブが選択されています。[Recently Viewed (最近参照したデータ)] ドロップダウンをクリックし、[All Users (すべてのユーザー)] を選択します。
- リストであなたの名前の横にあるチェックボックスをオンにします。
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[Assign (割り当て)] をクリックします。これで、エージェントを設定する権限が自分に付与されました。
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[Use Agentforce SDR Agent (Agentforce SDR エージェントの使用)] タブをクリックします。
- [Recently Viewed (最近参照したデータ)] ドロップダウンをクリックし、[All Users (すべてのユーザー)] を選択します。
- リストであなたの名前の横にあるチェックボックスをオンにします。
-
[Assign (割り当て)] をクリックします。これで、エージェントを使用する権限が自分に付与されました。すでに「Data Cloud 管理者」権限セットは割り当てて済みですので、ここでその権限を自分に割り当てる必要はありません。
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[Done (完了)] をクリックします。
SDR エージェントユーザーを作成する
エージェントは組織内でユーザーとして動作するため、ユーザーレコードを作成する必要があります。
- [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに
Users
(ユーザー) と入力します。
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[Users (ユーザー)] をクリックしてから [New User (新規ユーザー)] をクリックし、エージェントの新しいユーザーレコードを作成します。これは SDR エージェント専用のユーザーであり、管理者や営業担当、マネージャーのユーザーではありません。
- 新しいタブが開き、新しいユーザーを作成できます。会社の要件に応じて新規ユーザーの項目に情報を入力します。[User License (ユーザーライセンス)] と [Profile (プロファイル)] には次のように入力してください。
- User License (ユーザーライセンス): Einstein Agent (ユーザーが使用できるプロファイルを決定します。)
- Profile (プロファイル): Einstein Agent User (ユーザーの最小限権限およびアクセス権の設定を指定します。)
- User License (ユーザーライセンス): Einstein Agent (ユーザーが使用できるプロファイルを決定します。)
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[Save (保存)] をクリックします。エージェントのユーザーレコードが作成されました。
SDR エージェントユーザーに権限を割り当てる
エージェントが組織で機能するためには、適切な権限を割り当てる必要があります。この権限は、先ほど作成したユーザーに割り当てます。
- [Quick Find (クイック検索)] ボックスに、
Permission Sets
(権限セット) と入力します。メモ: 以前にユーザーを検索したときにすでに [Permission Sets (権限セット)] が表示されている場合は、この手順を省略できます。
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[Permission Sets (権限セット)] をクリックし、リストから [Agentforce SDR agent (Agentforce SDR エージェント)] を見つけてクリックします。
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[Manage Assignments (割り当ての管理)] をクリックします。
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[Add Assignments (割り当てを追加)] をクリックします。
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[SDR Agent (SDR エージェント)] の横にあるチェックボックスをオンにし (自分には割り当てないでください)、[Next (次へ)] をクリックし、[Assign (割り当て)] をクリックして、[Done (完了)] をクリックします。
SDR エージェントを Einstein 活動キャプチャに追加する
次に、SDR エージェントを Einstein 活動キャプチャ (EAC) に追加します。EAC を使用すると、エージェントがメールアプリケーションを使用して受信トレイにアクセスでき、メールが Salesforce で取得されるようになります。これにより、エージェントのすべての活動を直接把握できるようになります。エージェントは、EAC を使用してアウトリーチや返信メールを生成します。
- [Quick Find (クイック検索)] ボックスに、
Einstein Activity Capture
(Einstein 活動キャプチャ) と入力します。
- [Einstein Activity Capture (Einstein 活動キャプチャ)] の見出しの下にある [Settings (設定)] をクリックします。
- Einstein 活動キャプチャのタブが開き、営業担当のメールとカレンダーを Salesforce と同期するように設定できます。[Add Contact and Event Sync (取引先責任者と行動の同期を追加)] をクリックします。
- メールサービスとカレンダーサービスを選択して [Next (次へ)] をクリックします。
- ユーザー接続設定を選択して [Next (次へ)] をクリックします。
- この新しい EAC 設定の名前と必要に応じて説明を入力し、[Next (次へ)] をクリックします。
- 同期設定がすべて会社の仕様に合わせてカスタマイズされていることを確認します。メール同期は Agentforce SDR で必須です。[Next (次へ)] をクリックします。
- 高度な設定をすべて確認し、会社の要件に合わせてカスタマイズします。
- EAC の [Add Users and Profile (ユーザーとプロファイルを追加)] 画面で、作成した SDR エージェントユーザーを [Available (使用可能)] リストから [Selected (選択済み)] リストへ移動し、[Next (次へ)] をクリックします。
-
[Finish (完了)] をクリックします。
これで、Einstein 活動キャプチャと選択したメールおよびカレンダーサービスを連携させるための設定が完了しました。メールの設定が正常に完了したことを通知する確認ボックスが表示されます。
営業ユーザーのメールアカウントを Einstein 活動キャプチャに接続する
各営業担当は、リードの活動タイムラインで SDR エージェントのメールを表示、編集、再スケジュール、キャンセルできるように、自分の Salesforce ユーザープロファイルでメールアカウントを接続しておく必要があります。
- 営業担当は、自分の [Personal Settings (個人設定)] で [Email and Calendar Accounts (メールとカレンダーアカウント)] をクリックします。
-
[New Account (新規アカウント)] をクリックします。
-
[Connect Account (アカウントを接続)] をクリックします。
- 利用規約を読み、[Next (次へ)] をクリックします。
- 会社で使用しているメールおよびカレンダーサービスを選択します。
- [Email (メール)] と [Calendar (カレンダー)] のチェックボックスをオンにします。
-
[Finish (完了)] をクリックします。
お疲れさまでした。これで Agentforce SDR が完全に有効化されました。次の単元では、SDR エージェントの設定、有効化、カスタマイズについて学習します。