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Agentforce SDR について知る

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Agentforce SDR がビジネスにもたらす価値を説明する。
  • Agentforce SDR の標準機能を特定する。

Agentforce SDR の登場

あなたが 1 日の予定がぎっしり詰まった営業担当であると想像してください。コーヒーを手にデスクに座り、1 日の計画を立て始めます。限られた時間の中で、やるべきことは山ほどあります。つい先日はイベントがあり、マーケティングチームからは膨大な数のリードが詰まったリストが届いています。新規のリードから効率よく選び出して、ミーティングにつなげられたら便利だと思いませんか? そのツールこそが Agentforce です。あなた自身がリードを延々と精査するのではなく、Agentforce がリードのリストを調べ、ミーティングの予定を立てて、取引開始の可能性が高いリードが詰まったパイプラインを準備してくれるのです。

Agentforce SDR (SDR エージェント) は、365 日 24 時間体制でリードの育成を支援します。SDR エージェントは積極的かつ自律的に、パーソナライズされたアプローチを送り、お客様からの質問に正確に回答するだけでなく、さらにはあなたの代わりにミーティングまで予約してくれます。営業チームにとっては画期的なツールであり、カスタマーリレーションの構築やパイプラインの拡張に集中できるようになります。では、このエージェントについて詳しく学びましょう。

セールスディプロップメントエージェントのしくみ

Agentforce SDR には、トピック、指示、アクション、プロンプトテンプレートが事前に用意されています。ここで、これらの機能をおさらいしましょう。

用語

定義

トピック

アクションをまとめて、機能的ジョブとしてグループ化する手段です。これにより、そのトピックに関連するアクションのみを使用するようにエージェントを制限できます。

アクション

各トピックには、エージェントが実行できるアクションのセットが含まれています。アクションは、自然言語の指示を使用してカスタマイズできます。これらの指示により、どのアクションを実行するか、または確認のためにどの質問をするべきかについてエージェントをガイドします。

指示

アクションが何を行うのか、また会話の中でいつアクションを使用すべきかをエージェントに伝えるために使用します。

プロンプト

実行したい内容を大規模言語モデル (LLM) に伝えるための自然言語クエリです。プロンプトの例としては、質問、発言、応答、または詳細な指示セットなどがあります。

プロンプトテンプレート

再利用可能なプロンプトです。

プロンプトビルダー

生成 AI を (特に CRM システムの) ワークフローに統合するためのプロンプトの作成や管理に使用するツールです。

成果を引き出すための準備

Agentforce Builder を使用すれば、ほとんどコーディングせずに SDR エージェントを簡単にカスタマイズできます。まず、Agentforce Builder でエージェントを設定する手順を確認しましょう。

  • エージェントタイプを選択する: あらかじめ作成されたエージェントを選ぶことも、会社のニーズに合わせて標準機能を調整してカスタムエージェントを作成することもできます。
  • ロールとデータを定義する: フォーム項目を使用してエージェントのロールを定義します。Agentforce は、選択したスキルに応じて実行できるアクションを提案します。エージェントが実行するアクションを選択して、自然な言葉でエージェントへの指示をカスタマイズできます。
  • ガードレールを設定する: ガードレールは、コンプライアンスと顧客データの安全な利用を保証します。自然な言葉でエージェントにルールを伝えることができます。ガードレールは、社内向けにも重要ですが、お客様やプロスペクトとどのようにやり取りするかをエージェントに伝えるのにも役立ちます。
  • ソース資料を追加する: エージェントのアクションを選択したら、エージェントが質問に正確に答えるために必要な情報を得るための関連データを提供します。たとえば、製品ドキュメント、FAQ、業界向けホワイトペーパーなどです。
  • 本番公開する: すべての設定が正しいことを確認したら、エージェントをテストして、出力が正確で、想定どおりに動作することを確認します。

自律型セールスエージェント独自のメリットの 1 つは、エージェントにやってほしいことを自然な言葉で伝えられるという点です。そのため、ほとんどあらゆるユースケースに対応したエージェントを誰でも作成できます。

SDR エージェントについて理解できましたので、次は実際に設定してみましょう。

リソース

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