Agentforce モバイル SDK を見つける
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Agentforce モバイル SDK とは何か、および Salesforce の AI 機能をモバイルアプリケーションにどのように提供するかを説明する。
- インテリジェントで会話型のモバイル体験を作成するための SDK の主要な機能を説明する。
- 完全な UI とヘッドレスインテグレーションオプションの違いを理解し、プロジェクトに適した方式を選択する。
始める前に
このモジュールを始める前に、次の推奨コンテンツを完了することを検討してください。
アプリケーションに天才的な頭脳を
最新型の自律ロボット掃除機を使っている顧客を想像してください。掃除機用のモバイルアプリケーションでは、掃除のスケジュール設定や部屋のマップ確認ができますが、さらにトラブルが起きたときにも対応できたらどうでしょう? たとえば顧客が「掃除機がドックに戻らず、エラーコード B-53 が表示されています。 このエラーのサポートチケットを登録して、トラブルシューティング手順を表示してください」というように、自然な言葉でアプリケーションにそのまま伝えられたら便利ですよね。Salesforce Agentforce モバイル SDK は、iOS や Android のネイティブアプリケーションでこのような機能を実現します。
Agentforce モバイル SDK は橋のような存在です。モバイルアプリケーションを、強力で信頼性の高い Salesforce の AI プラットフォームである Agentforce へとつなぐ橋です。Agentforce モバイル SDK は単なる静的なインターフェースではなく、アプリケーションを、ユーザーの要求を理解し、Salesforce 上でアクションを実行して、インテリジェントな応答を返すことができる、動的で会話型のパートナーへと進化させます。Salesforce の力を最大限に活用した AI の頭脳を、アプリケーションに持たせるのです。
もう一つの例を見てみましょう。Sarah はオンラインショッピングのアプリケーションで靴を買おうとしています。彼女は最近の注文状況を知りたいのですが、 SDK がなければ複数の画面を行き来する必要があります。SDK を使った統合さえあれば、「注文した靴はどうなっていますか?」と入力したり、言葉で問い掛けたりするだけで済みます。アプリケーションは Agentforce を通して要求を理解し、Salesforce からデータを取得して、「ランニングシューズは配達中で、本日到着予定です」といった最新情報を言葉で返します。
単なるチャットボット以上の存在
Agentforce モバイル SDK は、単純な一問一答のボットを作るためのものではありません。AI が実際にアクションを実行できる「エージェント型」のエクスペリエンスを作るためのものです。それを可能にする主な機能をいくつか見てみましょう。
- 会話インテリジェンス: SDK には高度な自然言語理解 (NLU) が組み込まれています。これにより、ユーザーが入力した場合でも音声で話した場合でも、その発言内容を処理し、意図を理解できます。
- Salesforce アクション: ここで本当の魔法が起こります。アプリケーションは Salesforce 上で直接アクションを実行できます。新しいリードの作成、ケースの更新、さらには複雑な Apex コードの実行まで、すべてをシンプルな会話コマンドからトリガーできます。
- 柔軟なインテグレーション: SDK では、AI エクスペリエンスを構築するための 2 つの主な方法が用意されています。
- 完全な UI エクスペリエンス: 最短ルートとなる方法です。事前構築済みでカスタマイズ可能なチャットインターフェースが提供されます。最小限のコーディングで利用できる、多機能ですぐに使えるソリューションです。
- ヘッドレスインテグレーション: 完全な制御を求める場合に適しています。ヘッドレスオプションでは、独自のカスタムユーザーインターフェースを構築できます。SDK はバックグラウンドで複雑な AI ロジックを処理し、フロントエンドのエクスペリエンスは自由に設計できます。
強力な AI アシスタントをすばやくアプリケーションに追加したい場合でも、AI 駆動の高度にカスタマイズされたインターフェースを構築したい場合でも、Agentforce モバイル SDK にはそれを実現するためのツールが揃っています。単純なモバイルフォームの枠を超え、本当にインテリジェントで、対話的で、役に立つアプリケーションを作ることが目的です。