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Marketing Cloud Advertising を設定する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Marketing Cloud Advertising を操作し、その機能について説明する。
  • Marketing Cloud Advertising を構成する手順を完了する。
  • 実装を成功させるためのベストプラクティスに従う。

Marketing Cloud Advertising について知る 

Marketing Cloud Advertising を使用すると、企業はソーシャル、モバイル、営業、カスタマーサービス間でキャンペーンを容易に連携させることができます。Cloud Kicks が Marketing Cloud Advertising の使用を開始する手順を一緒に見ていきましょう。

メモ

Advertising Studio は Marketing Cloud Advertising という名称に変更されました。この移行期間中は、Advertising Studio の名称が使用されていることがあります。 

Marketing Cloud Engagement のアカウント構成

 Linda Rosenberg を紹介します。靴の小売企業 Cloud Kicks の Marketing Cloud Engagement 管理者です。 

Linda がテーブルの前に座り、ラップトップには Advertising Studio のプレゼンテーションが表示されています。

Cloud Kicks がいよいよ Marketing Cloud Advertising を使用することになり、Linda は実装プロジェクトのリーダーを任されています。Linda はまず、Marketing Cloud Advertising へのアクセス権が必要な社内ユーザーとベンダーを確認する必要があります。次のリストのように人選しました。

  • Linda Rosenberg、Marketing Cloud Engagement 管理者
  • Elliott Jones、広告マネージャー
  • Joe Schmitt、エージェンシーパートナー
  • Todd Moore、グラフィックデザイナー

次に、それぞれに必要なアクセスレベルを確認します。 

Marketing Cloud Engagement (MC) アカウントユーザー: ロール & 権限チャート

アクション MC 管理者/
システム管理者
MC チャネルマネージャー/
チャネルマネージャー
MC ビューアー MC コンテンツエディター/
パブリッシャー
ユーザーの追加 X ⦿ ⦿
ソーシャルアカウントを追加 X ⦿ ⦿
広告アカウントの追加 X ⦿ ⦿
オーディエンスの作成、編集、およびパブリッシュ ⦿ ⦿
類似オーディエンスの作成 ⦿ ⦿
既存のオーディエンスの更新 ⦿ ⦿
更新スケジュールの変更 ⦿ ⦿
既存のオーディエンスの削除 X ⦿ ⦿
ダッシュボードおよびオーディエンスの詳細の参照 ⦿ ⦿
メール通知の追加または変更 ⦿ ⦿

✓ 権限が付与されている  X 権限が拒否されている  ⦿ 権限が付与も拒否もされていない

メモ

明示的に拒否された権限は、他のすべての権限をオーバーライドします。指定されていない場合、デフォルトでその権限は拒否されます。

チームの職務に関する知識に基づいて、Linda は Marketing Cloud Engagement で行う変更をドキュメント化します。

名前 役職 MC アカウントは必要? 必要なロール 必要な変更
Linda Rosenberg Salesforce システム管理者 はい Marketing Cloud Engagement 管理者 変更なし。
Elliott Jones 広告マネージャー はい Marketing Cloud Engagement 管理者
ビューアーから MC 管理者にロールを変更する。
Joe Schmitt 広告担当役員 いいえ Marketing Cloud Engagement チャネルマネージャー 新規ユーザーを作成して必要なロールを選択する。
Todd Moore グラフィックデザイナー はい Marketing Cloud Engagement コンテンツエディター/
パブリッシャー
ロールは適切。Marketing Cloud Advertising の権限を付与する。

[セットアップ][管理: ユーザー] に移動します。次に、[ロールの管理] をクリックして同僚のアクセス権を確認するか、新規ユーザーを作成します。Linda は、必要な変更に基づいて [ロールの編集] または [権限の編集] を行うことができます。Elliott のロールを Marketing Cloud Engagement ビューアーから MC 管理者に更新します。

[設定] でクリックされている [ロールの編集]。

Elliott の責任範囲に Marketing Cloud Engagement 内の広告アカウントが含まれるため、Linda は彼が [API ユーザー] として有効化されていることも確認しました。 

ロールと権限を確認できたので、Linda は次の Marketing Cloud Advertising 機能が有効化されていることを確認します。

  • Advertising Audiences
  • Lead Capture

Advertising Studio のオプション: Audiences と Lead Capture

メモ

[Lead Capture] が表示されない場合は、AppExchange にアクセスして Marketing Cloud Engagement 用にダウンロードしてください。Sales Cloud または Account Engagement を使用している場合、Lead Capture は、組織の Salesforce システム管理者が AppExchange からインストールする必要があります。設定手順についての詳細は、こちらのナレッジ記事のガイドを参照してください。 

Cloud Kicks には Journey Builder があるため、Linda は、ジャーニーダッシュボード内で [広告] オプション (Ad Audience と Ad Campaign) にアクセスできることも確認します。 

Journey Builder の [広告] オプション: Audience と Campaign

広告アカウントの設定

Cloud Kicks には、既存の広告アカウントが設定されていますが、設定されていない場合、各ソーシャルメディアアカウント種別を作成するための詳細は、次のチャートを参照してください。

プラットフォーム ヒント
Facebook

  • Facebook デスクトップおよびモバイルニュースフィード、Instagram、Facebook Audience Network を含む。
  • Marketing Cloud Engagement と Facebook 間でアカウントを認証し、オーディエンスを送信するには、ユーザーに Facebook 管理アカウントアクセス権が必要です。
  • デフォルトでは、Facebook 広告アカウントが作成されるときにアカウント ID が使用されます。必要に応じて、ビジネス名とアカウント名をよりわかりやすいものに変更します。
Twitter

  • Twitter フィードと Twitter パブリッシャーネットワーク (TPN) を含む。
  • アカウントを認証し、オーディエンスを送信するには、ユーザーに Twitter アカウント管理アクセス権が必要です。
Google

  • GDN、Google 検索、YouTube、Google ショッピング、Gmail を含む。
  • 広告アカウントを認証し、オーディエンスを送信するには、ユーザーに Google の標準または管理者アクセス権が必要です。
  • 読み取り専用アクセス権を持つアカウントは認証されますが、作成したオーディエンスはエラーになります。
  • DV360 は含みません。
LinkedIn


  • LinkedIn フィードを含む。
  • アカウントを認証し、オーディエンスを送信するには、ユーザーに LinkedIn のアカウントマネージャーアクセス権が必要です。
  • 認証は 60 日ごとに更新する必要があります。
Pinterest

  • プロモーションピンを含む。
  • アカウントを認証し、オーディエンスを送信するには、ユーザーに Pinterest のアカウントマネージャーアクセス権が必要です。

広告アカウントの追加

Linda は広告マネージャーの Elliott Jones に、Marketing Cloud Engagement 内のアカウントを接続するように依頼しました。この作業のために、Elliott は広告エージェンシーの Joe Schmitt に連絡し、Facebook、Twitter、Google AdWords への管理者アクセス権を要求します。こうした調整作業で少し消耗しましたが、Elliott は必要なログイン詳細をすべて収集しました。 

Marketing Cloud Advertising を操作する

この情報を入手した Elliott は、Advertising Audiences の [概要] タブに移動します。 

Advertising Audiences の [概要] ページ

[概要] ページでは、新規オーディエンスの作成や、既存オーディエンスのパフォーマンスの管理を行います。ただし、オーディエンスを作成する前に、アカウントを構成する必要があります。Elliott は [管理] タブに移動してアカウントの追加を開始します。

[管理] の [広告アカウント]

Elliott は個人の Twitter アカウントからログアウトし、[管理] 内の Twitter アイコンをクリックしてログインし、画面上の指示に従います。ユーザー名とパスワードを入力し、Marketing Cloud Advertising アプリケーションを認証します。  Twitter アカウント構成

完了したら、接続するアカウントごとにこのプロセスを繰り返します。 

メモ

対象外のアカウントを誤って認証しないように、開始する前にすべての個人または仕事用アカウントからログアウトすることをお勧めします。  

データから始まる

マーケティング担当者が真に従うべき対象はデータです。そのため、Elliott がアカウントを追加している間、Linda は Cloud Kicks のデータを部門横断型チームと一緒に確認します。優れたマーケティングと広告の秘訣は、まずデータを見ることです。Cloud Kicks の MC には、上位顧客のデータエクステンションなど、有益なオーディエンスデータがすでにありますが、Linda はデータの他の利用方法も検討しています。Linda は既存のデータエクステンションに加え、Salesforce CRM データ、既存のジャーニーを確認して、対象設定した広告に対する反応が最も良いのはどのようなオーディエンスかを判断します。チームは、最初のリストを 5 つの主要なオーディエンス (上位顧客、最近購入した顧客、ソーシャルメディアのインフルエンサー、未エンゲージメール購読者、ホリデースペンダー (休暇やクリスマスに多額の支出をする人)) に絞り込みます。  

成功のためのチェックリスト

両方の作業が完了したので、Linda と Elliott はミーティングをして次のチェックリストを見直し、見落としたステップがないことを確認します。 

チェックリストを見直す Linda と Elliott のグラフィック

  • Marketing Cloud Engagement 機能が有効化されていることを確認する
  • 広告ユーザーのロールと権限を確認する
  • 広告アカウントを作成する (未設定の場合)
  • ログイン情報を収集する: 内部ユーザーまたはエージェンシーに、オーディエンスの作成に使用する広告アカウントのログイン詳細があることを確認する。
  • オンボードパートナーを有効にする (使用する場合)
  • 広告アカウントを接続する
  • データを確認する: Marketing Cloud Engagement 内にすでに存在するデータと作成が必要なデータを識別する。
  • オーディエンスを識別する: 誰を広告の対象に設定するかを判断する。

すべてのステップが完了し、Linda は大変な作業がすべて終わって晴れ晴れした気分、と言いたいところですが、まだ少し残っています。次は、コストを抑えて収益を上げるために、最初のオーディエンスを作成します。

リソース

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