Journey Builder と Advertising を組み合わる
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Advertising Audience をジャーニーに追加する。
- Journey Builder 内で Advertising Campaigns を使用して広告を作成する。
Journey Builder 内の広告エージェンシー
マーケティングにおいて Journey Builder と広告は最適な組み合わせです。マーケティングまたはデジタルチームの誰でも、Journey Builder 内で直接 Facebook の広告オーディエンスやキャンペーンを作成できるようになりました。これにより、マーケティングチームはメールキャンペーンのリーチを超えるクロスチャネルジャーニーを簡単に作成できます。Cloud Kicks が Journey Builder 内でこれらの機能をどう使用するかを確認しましょう。
Ad Audience
Marketing Cloud Engagement 管理者の Linda Rosenberg は、メールを 2 回送信した後もエンゲージしない新規顧客を対象とする Welcome ジャーニーをマーケティングチームが更新するので支援するように依頼されました。Linda は Welcome ジャーニーを見つけ、まず新しいバージョンを作成します。次に、AD Audience アクティビティを Journey Builder キャンバスのエンゲージメントのない 2 回目のメール送信の後にドラッグし、アイコンをダブルクリックしてオーディエンスを構成します。
[オーディエンス名] に「Welcome Campaign Audience」(Welcome キャンペーンオーディエンス) と入力し、チームがソースを識別しやすいように説明を入力します。次に、適切な [デスティネーション]、[広告アカウント] を選択し、[完了] をクリックします。
テストの後、Linda が新しい Welcome ジャーニーをアクティブ化すると、オーディエンスが選択されたチャネルに追加されます。後日、オーディエンスの更新が必要になったら (設定の更新など)、Advertising Audiences 内で更新できます。
Journey Builder でのキャンペーンの作成
チームは、広告キャンペーンを Journey Builder 内で直接作成することもできます。Elliott は、Cloud Kicks の既存のアニバーサリージャーニーに対して新しい広告キャンペーンを作成するように依頼されています。そこで実行中のアニバーサリージャーニーを見つけ、新しいバージョンを作成します。エンゲージメント分岐を最初のアニバーサリーメール送信の後に追加し、[Ad Campaign] アイコンを非エンゲージメント分岐の下にドラッグします。Elliott は、[Ad Campaign] をクリックした後、次の手順に従って構成を続行します。
オーディエンスを作成する
- [オーディエンス名] を入力し、構成済みの広告アカウントを選択します。
- [データの取得元] にオプション [User provided only (ユーザーによる提供のみ)]、[Partner provided only (パートナーによる提供のみ)]、[Both user and partner provided (ユーザーとパートナーの両方による提供)] のいずれかを入力します。
3.[説明] と目的の [保持期間] を追加し、[Next (次へ)] をクリックします。
クリエイティブを構成する
- 正しい Facebook ページを選択してクリエイティブ名を入力します。
- 目的のテキスト、リンク URL、ヘッドラインを入力します。
- 表示リンクとリンクの説明を入力します。
- 次に [画像の選択] で広告の画像またはクリエイティブをアップロードします。
- 必要に応じて、行動喚起ボタンを追加します。
6.完了したら、[Next (次へ)] をクリックします。
キャンペーンを構成する
- [Advertising Campaign 名] を入力します。
- キャンペーンの [総費用] と [1 日の予算] の金額を設定します。(総費用は $100 以上、オーディエンスサイズは 1,000 以上にすることをお勧めします)。
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[Next (次へ)] をクリックします。
Elliott はキャンペーンサマリーが正確であることを確認し、[完了] をクリックします。設定に問題がなかったので、Journey Builder キャンバスに戻り、重要なステップをジャーニーに追加します。Ad Audience アクティビティを待機期間の後に追加して、終了オーディエンスが連絡禁止用に作成されるようにします。
ジャーニーを終了した顧客は、Advertising Audience から自動的に削除されないため、この連絡禁止ステップを追加して、同じ顧客を再度対象設定しないようにすることが重要です。
Elliott は作業結果を見直し、テストできる状態であることを確認します。テストしてアクティブ化すると、Advertising Audiences にデータエクステンションが作成され、Facebook で使用されます。これらすべては自動的に行われます。ただし、ジャーニーが最初に開始された後、顧客が追加され、オーディエンスが形成されるため、遅延があります。
Elliott のキャンペーンは、一致する連絡先が 20 (ただし 1,000 を推奨) 以上になると開始し、予算が残っている限り実行されます。ジャーニーが実行されると、主要なメトリクスを参照することで、ジャーニーを離れずにキャンペーンの進行状況を監視できます。
以下は、Journey Builder 内で Advertising Campaigns を使用するときの追加のヒントと考慮事項です。
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広告クリエイティブ: 画像の上にテキストをオーバーレイしすぎないでください。経験則として、画像上のテキストは 20% 未満にします。
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ジャーニーベースのオーディエンスに対する入札は高めにする: 入札が高いほど、オークションで落札できる確率が高くなります。ジャーニー全体を通して顧客をガイドする場合、できるだけ多くの顧客に表示されるようにすることが重要です。
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広告アカウントの履歴に注意する: メールクライアントで配信到達性が判断される方法と同様に、一部のプラットフォームでは、入札は企業の評判、関連性、量に基づきます。
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予算の更新: 新しいバージョンのジャーニーを作成し、Ad Campaign ステップを更新することで、予算の増減を調整できます。
Cloud Kicks チームは、最初のキャンペーンが配信を開始したことを祝うとともに、Journey Builder 内で他にキャンペーンを使用できる方法はないか、議論を開始します。
リソース
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Salesforce ヘルプ: Journey Builder Advertising
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Salesforce ヘルプ: Journey Builder の使用開始
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Trailhead: Journey Builder を使用したキャンペーンの管理