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商品調査の商品を決定する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 商品調査の計画商品を決定する。
  • 商品品揃えからリスト商品を特定する。
  • 過去の訪問から履歴商品を見つける。

商品を決める

単元 2 では、Gustavo は Consumer Goods (CG) Cloud で活動を作成しました。フィールドセールス担当は、オフラインモバイルアプリケーションでこれらの活動を利用して、店舗訪問時に商品調査を完了できます。

標準活動とイベント駆動型のどちらであっても、それぞれの活動に対して、CG Cloud は活動設定に基づいて店舗調査の関連商品を決定します。

たとえば、Alpine Group は NTO の店舗で Dash Cranberry (ダッシュクランベリー) や Pure Choc White Raspberry Bar (ピュアチョコホワイトラズベリーバー) などさまざまな商品を販売しています。前の単元では、Gustavo が Shelf Focus (棚フォーカス) 活動にこれらの商品を追加しました。そのため営業担当は、NTO の店舗を訪問した際に、オフラインモバイルアプリケーションでこれらの商品を使用して商品調査を実施できます。

次のセクションでは、Gustavo と Fatima が CG Cloud で調査を実施する際に使用する商品を決定する様子を追います。

計画商品を探る

計画商品とは、Salesforce のシステム管理者が手動で活動に追加する商品です。例を使用してわかりやすく説明します。

Fatima は、前の単元で Standard audit for compliance checks (コンプライアンスチェックのための標準監査) 活動テンプレートを作成する際に [Consider Products (商品を考慮)] を選択しました。そして Gustavo は、このテンプレートを使用して Shelf Focus (棚フォーカス) の活動を作成しました。そのため、Shelf Focus (棚フォーカス) の活動レコードページでは [Consider Products (商品を考慮)] が選択されています。

[Consider Products (商品を考慮)] チェックボックスがオンになっている Shelf Focus (棚フォーカス) の活動レコードページ。

[Consider Products (商品を考慮)] が選択されているため、CG Cloud では、商品調査の Shelf Focus (棚フォーカス) 活動で指定されている計画商品のリストが自動的に考慮されます。Dash Cranberry (ダッシュクランベリー) や Pure Choc White Raspberry Bar (ピュアチョコホワイトラズベリーバー) のような商品は、Shelf Focus (棚フォーカス) 活動の商品関連リストに表示されます。これらの商品は、オフラインモバイルアプリケーショの商品調査で使用できるようになりました。

Shelf Focus (棚フォーカス) 活動に追加されている商品のリストを表示する [Products (商品)] 関連リスト。

リスト商品を見つける

リスト商品は、Salesforce のシステム管理者が商品品揃えに含めた商品です。品揃えとは、特定の顧客組織とその下位店舗に対する商品のグループ分けを意味します。Fatima のようなシステム管理者は、顧客階層のどのレベルでも商品品揃えを定義できます。商品品揃えの詳細については、「品揃えを使用した商品提供のカスタマイズ」を参照してください。

Gustavo は Shelf Focus (棚フォーカス) を作成する際に [Consider Listing (リストを考慮)] を選択しています。その結果、CG Cloud は有効な商品品揃えまたは認証リストからリスト商品を決定します。

[Consider Listing (リストを考慮)] チェックボックスがオンになっている Shelf Focus (棚フォーカス) の活動レコードページ。

CG Cloud は、最初の一致検索アルゴリズムに従って、商品調査のリスト商品を決定します。CG Cloud は、アルゴリズムに従って店舗レベルで品揃えを検索し、有効な品揃えを見つけるまで顧客階層を移動します。最初の一致は、顧客階層を下から上へと検索し、調査に適切な品揃えまたはリストを見つけます。最初の有効な結果が見つかると、検索は終了します。

Fatima のようなシステム管理者は、品揃えにおける商品の目標値を定義できます。たとえば、NTO の品揃えに掲載されている商品の価格やフェイシング数の目標値を定義します。そして、これらの目標値に基づいて、調査の回答やコンプライアンスチェックが事前に入力されます。

NTO の商品品揃えのリスト商品が表示されている商品品揃えページ。

取引先 *NTO Store #201 (NTO 201 号店) の [Customer Extension (顧客拡張)] 関連リストで、Fatima は [Consider Modules (モジュールを考慮)] を選択します。その結果、CG Cloud は、リストモジュールの評価に従って、店舗のリスト商品を決定します。

[Consider Modules (モジュールを考慮)] チェックボックスがオンになっている *NTO 201 号店の [Customer Extension (顧客拡張)] 関連リスト。

[Listing Classification (リスト分類)] 関連リストでは、リストモジュールが商品カテゴリごとに管理されます。CG Cloud は、この情報を使用して商品品揃えから関連商品を決定します。

商品カテゴリのリストモジュールが表示されている [Listing Classification (リスト分類)] 関連リスト。

リストモジュールとリスト分類の詳細については、以下を参照してください。

履歴商品を探る

履歴商品とは、営業担当が前回の訪問時に調査の対象とした商品です。営業担当は、品揃えリストを管理していない顧客のために過去の商品を追加して、商品調査を実施します。初めて調査を行う営業担当は、手動で商品を追加する必要があります。2 回目以降の訪問では、商品はあらかじめ入力されています。

以下の場合には、CG Cloud が関連顧客の過去の商品を決定します。

  • 活動で [Consider History (履歴を考慮)] が選択されている。
  • [Grocery/Sales (食料品/セールス)] 訪問テンプレートで、[Historical Products (履歴商品)] リストが [No (いいえ)] 以外の値に設定されている。

[Consider History (履歴を考慮)] チェックボックスがオンになっている Shelf Focus (棚フォーカス) の活動レコードページ。

[Historical Products (履歴商品)] リストのオプションが表示されている [Grocery/Sales (食料品/セールス)] 訪問テンプレートのレコードページ。

Fatima は、[Grocery/Sales (食料品/セールス)] 訪問テンプレートのさ、作成時に [Historical Products (履歴商品)] リストを [All (すべて)] に設定してあります。そのため CG Cloud は、取引先 *NTO 201 号店の [Historical Products (履歴商品)] 関連リストのすべての商品を含めます。

取引先 *NTO 201 号店の履歴商品が表示された [Historical Products (履歴商品)] 関連リスト。

[Historical Products (履歴商品)] 関連リストが [Same Template (同じテンプレート)] に設定されている場合、CG Cloud は、訪問と同じテンプレートを持つ [Historical Products (履歴商品)] 関連リストの商品のみを含めます。

メモ

[Historical Products (履歴商品)] 関連リストには、営業担当が手動で追加した商品のみが表示されます。

CG Cloud は、システム管理者がさまざまなソースから決定した商品のうち、有効な項目状況を持つ商品のみを考慮します。つまり、開始日が [Field Valid From (項目 有効期間開始日)] と [Field Valid Thru (項目 有効期間終了日)] の間にある訪問の商品のみが考慮されるということです。

[Field Valid From (項目 有効期間開始日)] と [Field Valid Thru (項目 有効期間終了日)] が表示された Dash Cranberry (ダッシュクランベリー) の商品レコードページ。

次に、Dash Cranberry (ダッシュクランベリー) 用の画像ファイルを追加する際に、Fatima は [Usage (利用状況)] リストを [Icon (アイコン)] に設定します。このステップにより、オフラインモバイルアプリケーションの商品調査に商品アイコンが表示されるようになります。

利用状況の種別がアイコンに設定されている Dash Cranberry (ダッシュクランベリー) 商品のファイル詳細画面。

あと一歩

この単元で、Fatima と Gustavo は、営業担当が店舗の訪問時に調査の対象とする商品について調べました。設定の最後のステップは、CG Cloud で営業担当の権限とアクセス権を設定することです。次の単元では、Fatima がこの設定を行う様子を追います。

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