活動を調べる
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- 標準活動について説明する。
- イベント駆動型活動について説明する。
- ジョブリストを生成するプロセスを説明する。
- ジョブ定義リストの一括処理の制限について説明する。
- 活動がどのように計画されるかを説明する。
活動には、店舗訪問時に回答を求める質問や調査のリストが含まれます。活動は、活動テンプレートに基づいて作成され、標準またはイベント駆動型のいずれかになります。Gustavo はそれぞれの活動種別について学ぼうとしています。
標準活動
標準活動はすべての訪問に適用されます。標準活動が訪問に自動的に関連付けられるようにするには、標準活動を作成して、訪問テンプレートを活動に追加します。訪問テンプレートを使用して店舗の訪問を作成すると、訪問テンプレートに関連付けられているすべての標準活動が訪問に追加されます。また、これらの活動の管理種別が店舗の顧客マネージャーと同じである場合は、活動テンプレートを使用して作成された標準活動も訪問に関連付けられます。
Fatima は、標準活動テンプレートを使用して、[New Activity (新規活動)] ページで標準活動を作成できます。
活動スコアリング
活動スコアリングは、顧客の採用を促進するのに役立ちます。活動レコードページでの [Score Settings (スコア設定)] セクションには、活動のスコアの詳細が表示されます。活動を作成する際に [Consider Score (スコアを考慮)] チェックボックスをオンにすると、その活動はスコアリングの対象となります。
活動スコアリングの機能をいくつか紹介します。
- [Threshold Fulfilled > (%) (しきい値を達成 > (%))] は、活動スコアのしきい値の上限を定義します。
- [Threshold Partially Fulfilled > (%) (しきい値を部分的に達成 > (%))] は、活動スコアのしきい値の下限を定義します。
- [Activity Score (100%) (活動スコア (100%))] は、パフォーマンス評価で考慮される活動スコアを示します。
- [Activity Question Score (活動質問スコア)] は、質問のスコアを示します。
- スコアの設定は、ジョブ定義テンプレートを活動に割り当てる際に有効にできます。
- スコア設定は切り替え型の質問でのみ使用できます。
- [Score Relevant Answers (スコア関連回答)] には、スコアに関連する回答のリストが表示されます。
条件付き質問
条件付き質問は、前の質問に対する回答によって次の質問の内容が変わります。関連する質問だけをするように誘導されるため、営業担当にとってより良い体験が実現します。さらに、条件が満たされた場合にのみ回答を記録するため、監査の質も向上します。
さらに、条件が満たされた場合にのみ回答を記録するため、監査の質も向上します。条件付き質問の機能をいくつか紹介します。
- 条件は、ジョブ定義テンプレートを活動に割り当てる際に指定できます。
- 条件には、以前の質問とそれらの質問で選択された回答を指定できます。
- 以降の質問は、条件に基づいて表示されます。
- 条件を選択するには、並べ替え値を定義する必要があります。
- 条件では、より小さい並べ替え値、同じ基準種別、ジョブテンプレートを持つ、切り替え型のジョブ定義テンプレートのみを指定できます。
- 回答は、条件で指定されたジョブ定義テンプレートのデータ型の選択肢から入力されます。
イベント駆動型活動
非標準活動であるイベント駆動型活動は、イベント駆動型活動テンプレートまたは分類が非標準の活動テンプレートから作成されます。イベント駆動型活動を作成する場合には、ジョブリストを一括処理で生成します。活動に顧客または顧客セットを追加し、関連付けられている顧客への訪問が予定されている場合、ジョブリストはこれらの訪問に追加されます。また、ジョブリストを使用して、これらの顧客への今後の訪問を計画して作成することもできます。
営業マネージャーは、イベント駆動型活動にジョブ定義テンプレートを割り当てる際に、訪問完了後のジョブの処理を指定する必要があります。次の 2 つのオプションがあります。
- Detach (添付解除): このオプションが選択された場合、ジョブが完了していないことを意味します。このジョブは、同じ顧客、訪問テンプレート、またはユーザーに対して計画されている別の訪問に添付できます。
- Validation (検証): このオプションを選択すると、営業担当が訪問を完了としてマークする前に、ジョブが完了したかどうかが確認されます。このオプションは、必須の質問に対してのみ使用できます。
Fatima は、[New Activity (新規活動)] ページでイベント駆動型活動を作成できます。
ジョブリスト
ジョブリストは、システムが生成するイベント駆動型活動の ToDo リストです。Gustavo のような営業マネージャーは、ジョブリストを使用して今後の訪問計画を立てます。ジョブリストは CG Cloud によって生成されますが、手動でも作成できます。これは次の方法のいずれかによってできます。
- システム管理者の助けを借りて一括処理をスケジュールする
- CG Cloud で [Update Job Lists (ジョブリストの更新)] をクリックする
ジョブリストを生成するための一括処理をスケジュールする
Fatima のようなシステム管理者は、ジョブリストを一括生成するための一括処理をスケジュールできます。スケジュール済みジョブの詳細は、[Setup (設定)] > [Scheduled Jobs (スケジュール済みジョブ)] に移動して見ることができます。スケジュール済みジョブが完了すると、イベント駆動型活動の新しいジョブリストを表示できるようになります。活動は、管理種別に基づいてユーザーに割り当てられます。
CG Cloud ユーザーインターフェースからジョブリスト生成を開始する
Gustavo のような営業マネージャーは、イベント駆動型 (イベントベース) 活動レコードページ [Update Job Lists (ジョブリストの更新)] の更新をクリックして、ジョブリストの作成を開始できます。
新しく作成されたジョブリストが [Job Lists (ジョブリスト)] リストに表示されます。[Job Lists (ジョブリスト)] レコードページでは、ジョブリストの詳細を見ることができます。
ジョブ定義リストの一括処理の制限事項
ジョブ定義を生成するための一括処理には、いくつかの制限があります。
- 一括処理では、1 つのチャンクで 1 つの活動に対して最大 9500 件のジョブリストを作成できます。
- チャンクサイズは一括処理の入力パラメーターで、処理される活動の数を指定します。
- ジョブリストの数は、ユーザー種別の数と取引先 (直接割り当てられた取引先と顧客セットからの取引先) の数によって決定されます。
- 活動レコードからのジョブリスト生成は 1 つの活動にのみ関連し、チャンクサイズは常に 1 です。この制限は、次の方法で回避できます。
- 1 つの活動に多数の取引先を割り当てるのではなく、複数の活動に取引先を分散させる。
- チャンクパラメーターの値を小さくする。たとえば、一括処理の設定で、デフォルト値を 200 から 10 に変更します。チャンクパラメーターを小さくすると、パフォーマンスに影響が出ることを覚えておいてください。
- 読み取りトランザクションの最大レコード数は 50000 件です。
- CPU の消費:
- 一括モード: 最大 10 秒
- ボタンによる実行: 最大 10 秒
活動計画
活動は、訪問テンプレートと管理種別を使用して計画します。訪問テンプレートは、販売、マーチャンダイジング、電話などの実行ビジネスプロセスに応じて定義されます。管理種別は、営業、サービス、コールセンターチームなど、組織の責任を定義します。顧客マネージャーには、特定の管理種別が割り当てられます。活動は、単一の顧客マネージャーまたは顧客セットに関連します。詳細は、「訪問テンプレートの作成」を参照してください。
ジョブやジョブリストは、訪問テンプレートに基づいて訪問に表示されます。ジョブリスト生成プロセスでは、管理種別に基づいて関連する顧客マネージャーが考慮されます。
これらの考慮事項に基づいて、関連する活動が関連する営業担当の店舗訪問に割り当てられます。活動を営業担当に割り当てることで、プロモーション中の販売を追跡したり、コンプライアンスをチェックしたり、注文を受けたりできます。
実践
このモジュールで Fatima は、活動管理の基本といくつかの重要な概念を学びました。また、活動管理の前提条件と実装手順についても調べました。さらに、ジョブ定義テンプレートや活動テンプレートについても学びました。
さて、Gustavo も学んでいたことを思い出してください。彼は、標準活動とイベント駆動型活動、その他の関連するビジネスプロセスについて調べました。そして今、営業担当向けの活動を作成する準備ができています。
Chantelle や他の営業担当は、CG Cloud オフラインモバイルアプリケーションの活動を使用して監査や調査を行うのを楽しみにしているようです。高度な活動管理によって、営業担当の仕事が格段に簡素化されたのは驚くべきことです。