Spring '23 で認定アドミニストレーター資格を更新する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

新規レポートに最も適したレポートタイプを見つける。
ガイド付きエクスペリエンスを使用して取引先責任者やリードをインポートする。
無効な選択リスト値をクリーンアップする。
[フローに移行] ツールを使用してプロセスをフローに変換する。

認定資格を更新する

Salesforce 認定アドミニストレーター資格を保有している場合、その認定資格を維持するためには期日までにこのモジュールを修了する必要があります。資格を維持するためのもう 1 つ重要な点は、Trailhead アカウントと Webassessor アカウントをリンクさせておくことです。

この資格の取得を検討している方は、Salesforce 認定アドミニストレーター資格を参照してください。(このバッジは誰でも取得できますが、このモジュールは Salesforce 認定アドミニストレーターの有資格者を対象としています。)

認定資格の機密を守る

質の高い認定試験を実施し、価値ある資格を認定することは Salesforce の最優先事項です。業界随一と広く認められている認定資格制度を維持するためには、試験のセキュリティを確保し、その機密を保持することが不可欠です。

Salesforce 認定資格プログラムに参加する場合は、「Salesforce 認定資格プログラム同意書」に同意いただく必要があります。詳細は、Trailhead ヘルプ記事「Salesforce 認定資格プログラム同意書および行動規範」に記載の Salesforce 認定資格試験の受験ポリシーを確認してください。

この 1 年間に多数の機能が強化されています。ここでは、特に重要なものについて説明します。

新規レポートに最適なレポートタイプを見つける

レポートの作成時、どのレポートタイプを選択すべきか推測することがなくなります。強化されたレポートタイプセレクターを使用して、最近使用したレポートタイプにすばやくアクセスし、設定されている項目やオブジェクトを表示します。どのレポートタイプが標準またはカスタムであるかを一目で確認し、不要なレポートタイプを非表示にして、使用可能なレポートタイプを管理可能な数に制限します。

対象: この変更は、Group Edition、Essentials Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Performance Edition、Unlimited Edition、Developer Edition の Lightning Experience に適用されます。

方法: [レポート] タブで新規レポートを開始します。[レポートを作成] ウィンドウでは、引き続き左側でレポートタイプカテゴリを選択し、検索バーに名前を入力してレポートタイプを検索できます。さらに、次のことが可能になりました。

最近使用したレポートと同様のレポートを作成するには、最近使用したレポートタイプのリストをスクロールして、使用したタイプを見つけます。

推奨のレポートタイプが表示されている [新規レポートを作成] ウィンドウ

レポートタイプに関連する詳細を表示するには、検索結果または [最近使用] リストでそのレポートタイプをクリックします。

レポートタイプの詳細パネル

詳細パネルには、自分または組織の他のユーザーが作成したレポートがレポートタイプごとにリストされます。そのレポートタイプで使用されているオブジェクトもリストされます。レポートリンクをクリックしてレポートを開くか、オブジェクトリンクをクリックして [設定] でオブジェクトレコードを開きます。

各自のレポートに必要な項目がレポートタイプに含まれているかどうかを確認するには、[項目] タブをスクロールするか、クイックルックアップを実行します。

Salesforce Classic の場合と同様に、詳細パネルまたはレポートタイプリストでレポートタイプを非表示にすることもできます。

レポートタイプの表示/非表示機能がある [レポートを作成] ウィンドウ

ガイド付きエクスペリエンスを使用して取引先責任者やリードをインポートする

サンプルの CSV ファイルとシンプルなデータマッピングインターフェースを使用して、取引先責任者やリードをインポートするガイド付きプロセスを営業担当が利用できるようにします。この新しいインポートオプションでは、データのインポート権限を有するユーザーが、使用権限のある機能に基づいてデータのインポート方法を選択できます。より堅牢なデータインポートエクスペリエンスを要するユーザーは、以前に使用していたインポートツールも引き続き利用できます。

対象: この変更は、Professional Edition および Enterprise Edition (Sales Cloud 付属) の Lightning Experience に適用されます。

対象ユーザー: このオプションが有効な場合は、取引責任者またはリードのインポート権限を有するユーザーがこの新しいインポートエクスペリエンスを利用できます。

方法: 使用を開始するには、Salesforce の [設定] で [基本データのインポート] をオンにします。

ユーザーが取引先責任者やリードのインポートを選択すると、各自に割り当てられている権限に応じて、データをインポートする複数のオプションが表示されます。

3 つのインポートオプションが表示されている [取引先責任者をインポート] 画面

ユーザーがデータインポートウィザードにアクセスできる場合や取引先責任者を同期できる Einstein 活動キャプチャ設定の一部である場合は、そのオプションも示されます。

無効な選択リスト値をクリーンアップする

無効な選択リスト値を管理し、カスタム選択リストの無効な値に制限を適用して、システムのパフォーマンスや全体的な健全性を改善します。使用されない値が選択リストに多数含まれている場合には、ここで一括削除することができます。これまでは、無効な値を 1 つずつ削除する必要があったため、無効な値が多数存在するカスタム選択リストは管理が困難でした。この機能は、値が定義されているカスタム選択リストでのみ使用できます。

対象: この変更は、すべてのエディションの Lightning Experience と Salesforce Classic に適用されます。

方法: [設定] で [オブジェクトマネージャー] タブをクリックし、その選択リスト項目に関連付けられたオブジェクトを選択します。[項目とリレーション] をクリックして、選択リスト項目をクリックします。[使用される選択リスト値] セクションに、その項目で使われている値と使われていない値が表示されます。

使われていない値を一括削除するには、[無効な値] セクションまで下にスクロールして、[未使用の値を削除] をクリックします。

使われていない値の削除ジョブはバックグラウンドで実行され、ボタンが選択不可になります。設定変更履歴に変更の記録が追加されます。

[フローに移行] ツールを使用してプロセスをフローに変換する

[フローに移行] ツールが更新され、Flow Builder に移行しやすくなりました。ワークフロールールに加えて [フローに移行] ツールを使用して、プロセスビルダーのプロセスをフローに変換できます。フローでは、プロセスでできるすべての作業とプロセスではできない作業を実行できます。

対象: この変更は、Essentials Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Performance Edition、Unlimited Edition、Developer Edition の Lightning Experience と Salesforce Classic に適用されます。

理由: [フローに移行] ツールでは、レコードトリガープロセスのみがサポートされています。カスタムイベント種別やカスタム呼び出し可能種別のプロセスはサポートされていません。スケジュール済みアクション、カスタムメタデータ型、項目のトラバースが含まれるプロセスはサポートされていません。サポートされているプロセスでは、次のアクション種別を移行できます。

レコードの更新
レコード作成
フローの呼び出し
Apex の呼び出し
メールアラート

方法: [設定] の [クイック検索] ボックスに「フローに移行」と入力し、[フローに移行] を選択します。[フローに移行] ページで、フローに変換するプロセスを選択し、[フローに移行] をクリックします。次に、フローに移行する条件を選択します。プロセスが移行された後、Flow Builder でフローをテストできます。新しいフローをテストして、すべて予想どおり機能した場合はフローを有効にし、変換したプロセスを無効にします。