公開ポータルを設定する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- サイトユーザーのプロファイルを作成する。
- ライセンスおよび許可テンプレートを使用して Experience Cloud サイトを作成する。
- ユーザーを追加し、サイトアクセス権を付与する。
- サイトをプレビューして有効にする。
ポータルユーザーのプロファイルを設定する
すべての公共セクターソリューション組織には Customer Community または Customer Community Plus ライセンスとそれに対応するプロファイルが付属しています。いずれかのソリューションを使用して、内部ユーザーと外部の住民ユーザーに Experience Cloud サイトへのアクセス権を付与します。サイトは住民とエンゲージするためのプラットフォームです。住民はライセンス、許可、プログラム、サービスに申し込むためにサイトを使用します。
Tishon はサイトを準備するために、まず公共セクターソリューションの Customer Community プロファイルをカスタマイズします。
- [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスで [Profiles (プロファイル)] を検索して選択します。
- [Customer Community User (カスタマーコミュニティユーザー)] または [Customer Community Plus User (カスタマーコミュニティプラスユーザー)] プロファイルを探して [Clone (コピー)] をクリックします。
- 新しい名前 (
License and Permit Community User
(ライセンスおよび許可コミュニティユーザー) など) を入力し、変更内容を保存します。
-
[System Permissions (システム権限)] を選択し、[Edit (編集)] を選択します。
- 次の権限を有効化します。
-
活動にアクセス
-
ディスカバリーフレームワークプラットフォームユーザー
-
ToDo の編集
-
コンシューマーやパートナーがコミュニティを通じて、またはプラットフォーム外から OmniScript、DR、Card などを実行できるようにします
-
Industries のインタラクション計算機能へのアクセス権をユーザーに付与します
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Decision Explainer 機能と API へのアクセス権をサイトユーザーに付与します
-
決定表を実行
-
活動にアクセス
- 変更内容を保存します。
-
[Profile Overview (プロファイルの概要)] を選択して、[License and Community User (ライセンスとコミュニティユーザー)] プロファイル画面に戻ります。
-
[App Permissions (アプリケーション権限)] を選択して、[Edit (編集)] を選択します。
-
[Run Flows (フローを実行)] を有効にして、作業内容を保存します。
- [Profile Overview (プロファイルの概要)] を選択して、[Object Settings (オブジェクト設定)] を設定します。
- プロファイルの変更内容を保存します。
デジタルエクスペリエンスを有効にする
ユーザーの設定が完了し、Tishon はポータルの準備を開始できます。まず彼女は Experience Cloud サイトを作成するための最初のステップとして、デジタルエクスペリエンスを有効にします。
- [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに
Digital Experiences
(デジタルエクスペリエンス) と入力し、[Digital Experiences (デジタルエクスペリエンス)] | [Settings (設定)] を選択します。
-
[デジタルエクスペリエンスを有効化] を選択します。Tishon は以前に [My Domain (私のドメイン)] を設定したため、デジタルエクスペリエンスドメインが MyDomainName.my.site.com の形式で表示されます。
- 作業内容を保存します。
Experience Cloud サイトを作成する
次に、Tishon は公共セクターソリューションに付属する [Licenses and Permits (ライセンスおよび許可)] テンプレートから Experience Cloud サイトを作成します。このテンプレートには、Cosville の住民がライセンスや許可を申し込んだり、申込状況を確認したり、苦情を申し立てたりできるページが含まれています。Tishon はゆくゆくは住民に他の機能も提供したいと考えていますが、今のところはライセンスと許可から始めます。
- [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスで [All Sites (すべてのサイト)] を検索して選択します。
-
[New (新規)] をクリックします。
-
[Licenses and Permits (ライセンスおよび許可)] を選択し、[Get Started (使用を開始する)] をクリックします。
- サイト名を入力します。
- [URL] にサイトドメインに追加するページ名を入力します (省略可能)。たとえばサイトドメイン名が
CosvilleGov.my.site.com
で、ライセンス用のサイトを作成している場合、licenses
と入力すると、URL はCosvilleGov.my.site.com/licenses
になります。
-
[作成] をクリックします。
サイトは、[Preview (プレビュー)] 状況で作成されます。Tishon には有効化する前にまだ作業が残っています。それは、住民がサイトにアクセスして申込を送信することを許可することです。
公開ポータルにメンバーを追加する
Tishon は先ほど作成したカスタムカスタマーコミュニティプロファイルに基づいてサイトメンバーを追加します。
- サイトの [Administration (管理)] ワークスペースで [Members (メンバー)] をクリックします。
- [Select Profiles (プロファイルの選択)] セクションで、[Customer Community Plus User (カスタマーコミュニティプラスユーザー)]、[Customer Community Plus Login User (カスタマーコミュニティプラスログインユーザー)]、または独自のカスタム住民プロファイルを追加するには、[Search (検索)] の選択を [Customer (顧客)] に変更し、適切なプロファイルを [Selected Profiles (選択済みプロファイル)] リストに追加します。[System Administrator (システム管理者)] または内部ユーザー用のプロファイルを追加するには、[Search (検索)] の選択を [Internal (社内)] に変更し、適切なプロファイルを追加します。
- 変更内容を保存します。
サイトが有効でありお知らせメールが有効化されていると、ユーザーはお知らせメールを受信します。このメールにはユーザー名とパスワード変更リンクが含まれています。
セルフ登録の設定
住民はライセンス、許可、プログラム、サービスなどの申込を行うために公共セクターソリューションポータルにアクセスします。住民が申込を作成すると、その住民の個人取引先が作成されます。こうすることで、住民はポータルを使用してセルフ登録できます。Tishon はすでに個人取引先を有効にしているため、ここでは Cosville の Experience Cloud サイトでセルフ登録を有効にする必要があります。
Tishon がポータルのセルフ登録を設定する手順は次のとおりです。
- [Administration (管理)] ワークスペースで [Login & Registration (ログイン & 登録)] ページを選択します。
- [登録ページ設定] で [顧客とパートナーにセルフ登録を許可] を選択します。
- ユーザーをコミュニティプロファイルに割り当てます。たとえば、[Profile (プロファイル)] で [License and Permit Community User (ライセンスおよび許可コミュニティユーザー)] を選択します。
- 変更内容を保存します。
サイトのプレビュー、テスト、有効化を行う
運用を開始する前に Tishon はサイトのプレビューを行って、デスクトップブラウザーウィンドウやモバイルデバイスでサイトがどのように表示されるかを確認します。
手順を確認しましょう。
- エクスペリエンスビルダーで、[Preview (プレビュー)] をクリックします。
- プレビューモードで、次のユーザーとしてブラウザータブにサイトを表示します。
- ログイン済みのお客様: をクリックし、[Authenticated User (認証済みユーザー)] を選択します。
- 未認証の訪問者: をクリックし、[Guest User (ゲストユーザー)] を選択します。サイトに 1 つの公開ページ (ホームページなど) が含まれていれば、[ゲストユーザー] オプションを使用できます。
- さまざまなデバイスでサイトをプレビューするには、 をクリックし、[Mobile (携帯)]、[Tablet (タブレット)]、または [Desktop (デスクトップ)] を選択します。
- サイト内を見て回り、期待どおりに動作することを確認します。
- サイトのプレビューとテストが完了したら、[Back to Builder (ビルダーに戻る)] をクリックします。
Tishon はサイトを公開する準備ができました。有効化すると、すべてのメンバーにお知らせメールが送信され、サイトは検索エンジンによるインデックス付けに対応します。Tishon はサイトを有効化した後に公開します。これによって、URL が有効になり、メンバーがログインアクセスできるようになります。
Tishon がサイトを有効化して公開する手順を見ていきましょう。
- サイトの [Administration (管理)] ワークスペースの [Settings (設定)] ページで、[Activate (有効化)] をクリックし、[OK] をクリックします。
- サイトのエクスペリエンスビルダーで [Publish (公開)] をクリックします。
Tishon は Cosville の公開ポータルの作成に成功しました。公共セクターソリューションのその他の管理設定作業についてのサポートが必要な場合、ガイド付き設定を使用することで、手順に従って検査、ビジネスルールエンジン、CRM Analytics などを設定できます。
リソース
- Salesforce ヘルプ: Experience Cloud Sites for Public Sector Solutions (公共セクターソリューション向けの Experience Cloud サイト)
- Salesforce ヘルプ: 権限セットでのアプリケーションおよびシステムの設定