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公開ポータルを作成する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 公共セクターソリューションにおける Experience Cloud サイトの目的について説明する。
  • 公開ポータルを作成する手順を説明する。
  • 公共セクター向けのアプリケーションと機能の追加設定手順を確認する。

公共セクターソリューション Experience Cloud サイトについて知る

公共セクターソリューションでは、公開ポータルがあなたの機関と住民をつなぐ架け橋となります。機関の Web サイトを通して、住民は提供されているサービスに関する重要な最新情報をすばやく確認できます。また、質問をしたり、苦情を申し立てたり、申請を提出したり、リクエストの状況を確認したり、他にも多くのことが行えます。

住民がポータルを通して情報を送信すると、そのデータが組織のレコードに対応付けられます。この合理化されたコミュニケーションと一元化された情報源により、住民とのやり取りが簡素化され、機関によるフォローアップアクション (苦情の確認や対応など) がスピードアップします。

たとえば、以下は給付サポートポータルのスクリーンショットです。住民はこのポータルを利用して、プログラムや給付を検索して申請できます。

給付サポートポータル。

公共セクターソリューションには、機関のポータルをすばやく設定できるように、Experience Cloud サイトテンプレートが用意されています。テンプレートは複数の機能をサポートし、機関の要件に応じてカスタマイズできます。

公共セクターソリューションでの各 Experience Cloud サイトテンプレートの目的を確認してください。

これらのテンプレートと設定作業の詳細については、ヘルプ記事の「公共セクターソリューション向け Experience Cloud サイト」を参照してください。

公開ポータルを設定する

Experience Cloud サイトテンプレートを使用して公開ポータルを設定するための手順の詳細を説明します。

次の図は、サイトの設定ワークフローを示しています。

Experience Cloud サイトの設定ワークフロー図

このプロセスでは、ユーザープロファイルの設定、サイトメンバーの追加、登録およびサイト関連の権限の設定を行います。

Cosville では、Tishon がライセンスおよび許可申請のオンラインポータルの構築に着手します。では、テンプレートを基にサイトを設定する作業を追いましょう。

デジタルエクスペリエンスを有効にして、カスタムドメインを作成する

Experience Cloud サイトを作成するための最初のステップは、デジタルエクスペリエンスを有効にして、関連する設定を行うことです。機関のサイト用にカスタムドメインを設定することもできます。デジタルエクスペリエンスと Experience Cloud についての詳細は、「リソース」セクションのリンクを参照してください。

サイトユーザーのプロファイルを設定する

すべての公共セクターソリューション組織には Customer Community または Customer Community Plus ライセンスとそれに対応するプロファイルが含まれています。プロファイルを複製してカスタマイズし、内部ユーザーと、住民やパートナーなどの外部ユーザーにサイトへのアクセス権を付与します。たとえば、Tishon は「Customer Community User (カスタマーコミュニティユーザー)」というプロファイルを複製し、その名前を「License and Permit Community User (ライセンスおよび許可コミュニティユーザー)」に変更します。そして、システム権限を設定し、住民がサイトにアクセスして、申請フォームの記入などを行えるようにします。

Experience Cloud サイトを作成する

次に、該当する Experience Cloud テンプレートを使用してサイトを作成します。Tishon は [Licenses and Permits (ライセンスおよび許可)] テンプレートを使用して、Cosville のライセンスおよび許可申請ポータルを作成します。このテンプレートには、Cosville の住民が各種認可を申請したり、申請の状況を確認したり、苦情を申し立てたりするためのページが含まれています。

公開ポータルにメンバーを追加する

作成したカスタムプロファイルに基づいてサイトメンバーを追加し、サイトを有効化します。メンバーには、ユーザー名とパスワード変更用リンクが記載されたウェルカムメールが届きます。

セルフ登録とゲストユーザー権限を設定する

住民がサイトからセルフ登録できるようにするための設定を有効にします。また、ゲストユーザーが閲覧および操作できる内容を制限するための権限を設定します。Tishon の場合は、ゲストユーザーにライセンス、許可申請、検査の各機能へのアクセス権を付与します。

サイトをプレビューしてテストする

機関の要件に合わせてサイトを設定したら、Experience Builder を使用してプレビューとテストを行い、サイトを有効化します。たとえば、Tishon は新しいポータルの外観と機能をパソコンとモバイルでテストします。いくつかの微調整を行ってから、サイトを有効化します。これで住民は、ポータルを利用して、必要なライセンスや許可申請について簡単に学んで申請できるようになります。

メモ

一部の Experience Cloud サイトテンプレートでは、ここに記載されている手順に加えて、追加の設定が必要です。たとえば、給付サポートサイトでは、給付オブジェクトの共有を設定する必要があります。各サイトの設定方法については、「公共セクターソリューション向け Experience Cloud サイト」のヘルプ記事にリンクされている具体的な設定手順を参照してください。

公共セクターソリューションのアプリケーションと機能の設定

このモジュールで学習した初期の組織設定を完了すれば、完全に機能する公共セクターソリューションの組織を作成する準備が整ったことになります。あとは、ライセンスおよび許可申請、給付管理、プロバイダー管理、捜査ケース管理など、日常の業務を合理化するための特定のアプリケーションや機能を設定するだけです。

これらのツールの設定を開始するには、ガイド付き設定の各アシスタントを確認して、公共セクターソリューションドキュメントのヘルプ記事を参照してください。ヘルプ記事には、アプリケーションと機能の設定を有効にする方法や、レコードタイプ、関連リスト、自動化を設定する方法など、日々の業務をスピードアップするための設定手順が記載されています。

最後に、CRM Analytics を設定し、機関の意思決定を支援する重要な運用データを表示できるようにします。さらに詳しく知りたい場合は、Trailhead モジュールの「公共セクターソリューション向け CRM Analytics 」を完了してください。

お疲れさまでした。これで、公共セクターソリューションを利用するための最初のステップが完了しました。このソリューションをユーザーに公開するときが来れば、画期的なツールによって機関が成功に向かって推し進められる様子を実感し、その効果に驚くことでしょう。

リソース

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